会員さんの中には、一度も葬儀してない方もいますし、
すでに家族の誰かを看取った方もいらっしゃいます。
同じ会員ですが両者には大きな違いがあります。
うちで一度も葬儀経験の無い人達は、逝去後に連絡は
しますが事前に相談に来ることはありません。
一方、一度でもうちで葬儀を経験した家族は、事前に
相談に来る確率が一気に上昇します。
一番多いのは費用問題ですが、危ないと医師から伝え
られた家族は予約して来館されると、本当の本音での
相談になります。
「お金が無いけどどうしたら良い?」とストレートに
相談してくれるし、我々もぶっちゃけで話しますから
大抵の場合、対策や対処法が見つかります。
中には家族に言うと「まだ生きてるのに」って言われ
そうだから内緒だけど、相談すれば色々考えてくれる
と思ったから来たという人もいます。
葬儀はしてないが、本音で事前相談と入会に来館する
家族もいますが、この場合の多くは家族の誰かが余命
宣告を受けての来館が多いです。
本音で不安や、今の状況や思いを伝えてくれる家族に
対して我々も持てる全力で最善と思える提案や相談を
数時間かけてもしています。
葬儀経験の有無はありますが、経験者でも、未経験者
でも事前に本音で相談した家族が、葬儀の後で我々に
言う言葉は異口同音です。
『相談に来てから今日まで安心して過ごせました』
『本当に助かりました』
『相談に来て良かったです』などなど・・・
人は心の中の不安や心配を他人に話し、相手が親身に
なって相談に乗ってくれると、安心感が湧いてくるの
ではないでしょうか。
まぁ『親身になって』『相談者の立場で』というのが
絶対条件ではありますが、うちばかりでなく、例えば
民生委員、包括支援センター、生活相談課とか人にも
よるでしょうが、自分の中だけで解決しようとせずに、
本音で相談できる人を探したり、誰かに教わったりし
一度決心して足を運んでみる価値はあると思う。
溜まってたものを吐き出せれば良い人もいるでしょう。
対策を考えて欲しい人もいるでしょう。
或いは葬儀のような場合は、葬儀施行ができる立場の
人で無ければ何を言っても空論でしかありません。
信頼に足る誰かに胸の内を明かし、誰に相談するのが
最善と思えるか客観的な意見を聞いても良いでしょう。
本当は生活の中で起こる様々な分野の相談が1カ所で
できて、そこから相談者に最適と思われる行政、民間
問わず紹介できる機関があれば良いと、設立当初から
言ってますができません。
んと、職安のような感じって言えば分りますかね。
クリアケースやパソコンで検索し、人が生れてから、
終幕までのあらゆる分野が網羅されており、自分が相
談したい場所を紹介して貰えるシステムです。
各市に支援センター的な組織はありますから、そこで
実現させれば、市民は助かるし、改めて予算を組まず
とも、今の予算で可能に成ると思うけど・・・
にほんブログ村
誰もが終幕後の費用を心配する事なく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えてたか嘘のつけない自分日誌でもあります