中学生頃からの性格でもあるし、その後の人生経験から
今はポリシーと呼べる僕なりの感覚があります。
》あれも、これもでなく特化する
最初に気づいたのは中学の時、同級生の中には多機能の
定規を持つ人も多かったですが、長さを測る、線を引く
どれも寸足らずという気がして、線引きに特化した物は
ちゃんと線が引けると・・・定規は使い分けていました。
今も同じ、対象者を限定することで、その人達にとって
ベストの葬儀の在り方を探求できます。
年収2.000万円の人と、年収200万円の人に同じ葬儀を
勧めることがあり得ないと考えてます。
そう、だから高額な葬儀でも否定はしないのです。
》下手の考え休むに似たり「とにかくやってみる」
言い方は悪いですが口先だけの人は沢山います。
話しだけ聞いてると立派ですが、自分では何もやらない。
それが解ると僕は人として信用しなくなります。
だから思った事は、とにかくやってみる。
完成する事もあれば、途中挫折する事もあるし、成功も
失敗もありますが、時にはその失敗が成功への道しるべ
だったなんて事もあります。
特に僕の場合、元々が凡人ですから失敗は当然と思って
いるせいか殆ど苦になりません。
》無理はしない
35才で経営者になった時、先輩経営者の中にはとても
僕には考えられない大きな話しをしたり、豪快な人達が
沢山いました。 凄いなぁと思いましたが羨ましいとは
思った事もなく、身の丈で経営しようと決めました。
だから改装から数か月の美容室でも閉めたり、まだ黒字
だったホテルの婚礼美粧の仕事も、先を見越しての撤退
など、無理をしない経営が基本です。
葬儀の仕事も完全無借金で10年間やってきました。
お金の為の仕事になったら、葬儀支援はできません。
まだ10年間ですが、何とかやってきました。
》根が我がままだから「相手の立場で考える」
三人姉弟の真ん中、唯一の男で後継ぎでしたから、基本
我がままに育ったのは間違いありません。
相手の立場でものを考えたのは中学の部活帰りでした。
帰りは安いコロッケを買って、食べながら帰るのが日課
でしたが、ある日友人は「俺は腹減ってないから」って
買わず、その翌日も、翌日も同じことを言いました。
考えてみれば最低でも1日100円の小遣いが無ければ
やっていけません。 そこでようやく気付いたのです。
その翌日「買いすぎちゃったから食ってよ」と差し出し
毎日の買い食いを止め、買い食いする時は余分に買って
食べる日々になりました。
その時は単純に同じ食べるなら、みんなで食ったほうが
旨いじゃん程度の感覚だったと思いますが、高校生の時
その彼から「あの頃はありがとな」と言われ驚きもあり
照れもありましたが、人の心は伝わると知りました。
これが、相手の立場に立って考えるきっかけです。
これらが合わさり、人間形成されているのでしょうが、
どんな社会でも全てが良いという事はありません。
葬儀に対する考え方も、行政の人間でも個人的には我々
同様の思いを持ってる人だっているでしょう。
でも組織の中で孤軍奮闘した所で、現実的にはどうにも
ならないでしょう。 それを批判するのは簡単です。
制御という意味では批判も必要ですが、批判以上に必要
なのが、よりよいものを創り出すことです。
・対象を限定する事で、ベストに近い支援に絞れる。
・能力、力量を超える無理はしない
・思いついたらすぐに行動する事が大事
これは過去の経験から得た僕なりの指針です。
多分完成する事はないのでしょうが、葬儀支援を続ける
限り、常により良い新たなものを創り続けたいと思う。
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