ブログを読んでくれてる方々の中には、何でそこまで
「支援」に拘るの!?と感じる方も多いことでしょう。

葬儀支援に拘り表現する理由は3つあります。

1. 死後に家族の生活を脅かす葬儀は間違ってる
2. 僕の性格からくる自己満足
3. 一般葬儀社との違いを明確に伝えるため
この3つは関連づいており、切り離せません。

稼業倒産で蒸発した父親の死の一報が、八王子裁判所
から届いたのをきっかけに、葬儀の世界へ入ったわけ
ですが、数か月に渡り葬儀を調べて強く疑問に感じた
のが、お金の無い人には選択肢すらない事です。

例えば、うちの直葬パック69.000円は、全国で見ても
安いと評価されますが、69.000円でも高く感じる人は
沢山いるはずです。

金銭感覚とは不思議なもので、今の収入や所持金でも
大きく違ってきます。

僕自身の経験では、都内にいたときポケットの中には
50円玉ひとつしかなく電車に乗れず、友人のアパート
まで数時間かけて歩いたり、高崎駅まで帰ったものの
所持金はなく、夜中に伊勢崎まで数十キロ歩いて家に
帰った事もあります。

かと思えば、年収1千万円を超えた時は3万円のポロ
シャツを着て、600万円のセルシオに乗り、ポケット
には紙幣クリップに挟んだ数十万円が入っている。

僕の感覚でしかありませんが、お金が無い時は自分が
惨めにも、情けなくも思えて、世間から逃げたい感覚
にさえなるし、同じ僕なのに引っ込み思案になる。

人の死は誰にも1度だけ平等に訪れるものです。
死の迎え方は平等ではありせんが・・・

それとお金の有る無しは、どちらも経験してきた訳で、
人生の浮き沈みは誰もが経験する事だろうと思います。 

最悪な時期に家族の死を迎えることもあるでしょう。
遺体をそのままにできませんし、葬儀の知識も無いの
ですから葬儀屋に連絡し、最低限の費用でできる事を
して貰っても10万円、20万円と掛かります。
その倍かかる葬儀社だってあります。

業者感覚や余裕のある人なら、20万円が30万円で
あってもどうって事はありませんが、50円玉ひとつ
しか持ってなかった僕なら10万円は大金です。

出せるはずがありません・・・
高額な葬儀を否定している訳ではありません。
3万円のポロシャツ、600万円のセルシオに乗ってた
のも僕自身であり、その時はそれが普通だったのです。

ただ多くの葬儀社が、直葬パックを設定していますが
その料金が高過ぎるのです。
直葬を選択する人達の中には、当然お金の無い人達が
含まれるはずです。その人達の許容範囲を超えてます。

だから国保から支給される葬祭費5万円だけで可能な
葬儀を最初に創りあげたのです。

とはいえ人件費を始めとして、棺や骨壺など直葬だけ
でも様々な原価が掛りますから、低料金の限界はある
わけで、一定額以上の値下げは無理強いです

実際、消費税の引き上げで葬儀用品が上がり、5万円
では存続できなくなりました。
来年10月に消費税が10%に上がります。
今の69.000円が維持できるか不安です。

だから設立当初から「我々がしてる事は、本来行政が
福祉の一環ですべき事」と言ってきたのです。

こう書くと、本当に金が無ければ行政に言えば最後は
何とかしてくれると言う人がいるでしょう。
これは実際の現場を知らないから言えるのです。
上から目線で好き勝手言われ、悪人扱い、泥棒扱いを
される現実さえあるのです。
それを耐え忍べば可能かもしれませんが、その状況が
怖くて足を運べない人がいても不思議ではありません。

お金が無いのは罪でしょうか?
みなさんはお金が無い経験は無いのでしょうか?
一生懸命頑張れば商売は繁盛しますか?

2. 僕の性格からくる自己満足
これについては何度も書いていますから割愛します。

3. 一般葬儀社との違いを明確に伝えるため
葬儀は見積もりと請求額が違うと思っている人も多く、
信用されない業界のひとつです。

うちの料金は他社より安い為か、絶対に追加されると
思い込んでいる人が多いのも特徴です。

10年間の実績でさすがに、以前ほど疑う人はいないと
思いますが、人は金銭的な余裕が無くなると、世間が
狭くなる傾向があり、うちの情報も入り難いはずです。



ゆえに、事ある毎に『理念』や『対象者』や、更には
『あえて非対象者』も提示する事で、余裕の無い状況

であっても、余裕が無いからこそ相談できる場所だと

理解して貰えるよう書いてます。


病気で多額の医療費が掛ってる方、施設費用で貯金を

削りながら生活している方が、せめて死後費用だけは

心配することが無ければ、少しでも不安を減らせるし

出来れば笑顔で生きて欲しいと考えて、パンフレット
からブログに至るまで、あえて記載している次第です。


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誰もが終幕後の費用を心配する事なく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えてたか嘘のつけない自分日誌でもあります