一昨日2日は一人だけですが散骨に行ってきました。
依頼者の女性を一日も早く安心させたいからです。

今回の依頼は、公営墓地のある女性の女友達の旦那が
逝去した時、何気なく、友人の旦那だからと親切心で
「うちの墓に入れておけば」と入れたそうです。

その後は誰も入ることなく、子供は娘で嫁いでいる為、
墓閉じを考え、その友人に何度も電話連絡しましたが
連絡が取れず、友人の娘さんに連絡をとりました。
一度は連絡が取れ墓閉じするから、遺骨をどうするか
確認したそうですが、その後は連絡が取れないらしい。

仕方なく友人の息子さんを探し出し連絡をとり、墓を
閉じる事と遺骨の処理を相談したそうです。

その場には個人の兄弟も顔を出したそうで、言い分は
「故人の希望通りにしてくれたらいい」
「今後、何か言ってきたら、こちらも対応を考える」

ようは、自分で納骨したのだから自分で何とかしろと
いう事らしく、墓閉じの費用は所有者だから当然掛り
ますが、友人の旦那の遺骨処理費用まで、全て持たさ
れることになったようです。

どう聞いても気の毒だし、、相手には腹が立つ・・・
そこで石屋さんと、宗教者にも協力して貰い少しでも
費用を抑える相談をしました。



石屋さん『墓の石の撤去と処分と整地』
宗教者『魂抜き(開眼の反対、閉眼って事です)』
あんしんサポート『完全乾燥、粉骨、散骨』
今回は特別ですが、総額138.800円税込で行います。

費用もそうですが、旦那の納骨をお願いした友人だと
言う人が連絡を拒否する事が信じられません。
こんなの友人でも何でもないでしょう。
人として問題があります。

更に子供と故人の兄弟も人として問題があります。
偉そうに主張する前に、お礼や感謝の言葉が先です。

「今までありがとうございました」
「おかげで助かりました」
「ところで遺骨はどうしたら良いでしょうか」
「良かったら相談に乗って頂けると助かります」

こんな会話が極々当たり前なはずです。
感謝の言葉も言わず、相手が人が好いのを逆手にとり
威圧的に出て金は出さない解決を目論む・・・

こんな馬鹿な奴らが存在する事が、情けないし腹立た
しいです。 僕なら間違いなく唸り飛ばしてます。

墓閉じに来られた70才前の女性は、話しをしていても
人の好さが分るような人です。

よく「人に親切にしておけば、いつか良い事があるよ」
と言いますが、世の中には、そんなモラルや道徳など
通用しない馬鹿な奴がいるんですね。

公営住宅に住み年金生活ですから、費用の問題もあり、
墓閉じの手順も何も分らず、相談に来てくれたのです。

我々ができるのは、墓閉じまでの手続きや流れを全て
代行し、本人でないと問題ある部分だけはして貰って、
できる限り費用を抑えてあげる事しかありません。

勿論、いつもとはいきませんが、今回だけという事で
我々も含め三者がリスクを背負う事にしました。
本人としたら安い料金を提示してくれたけど、全てが
終わった後で追加の請求は無いだろうか、と心配する
こともあるでしょうから、できる事からサッサと進め、
その都度終了連絡を入れ9日(金)に全て完了します。

せっかくの好意があだになり、これでは人を信用でき
なくなるし、対人感覚も変化しそうです。
せめて我々だけでも期待を裏切らず対応しなきゃです。

あ、そうそう・・・
以前も書いていますが、墓閉じして出した遺骨ですが、
『散骨』と『手元供養』なら改葬ではありませんから、
行政の許可は必要ありません。

『改葬とは』
墓から、別の墓に遺骨を移転させることで、この場合
『納骨してあった墓の管理者から』《埋葬証明書》
『移転先の墓の管理者から』《受入証明書》
『上2通を現在の市役所に出し』《改葬許可証》貰う
『出す墓、入れる墓、双方に改葬許可証を提示する』
以上の流れを改葬と言います。 面倒ですね・・・

墓閉じした遺骨は『大半は散骨』して『少し手元供養』
するのが改葬の手続きもなく最善かもしれませんね。
これなら年をとって墓参りに行けなくなっても自宅の
仏壇等で手を合わせればいいし、盆や彼岸も問題ない。

ついでに言うと『樹木葬』は墓ですから改葬手続きは
必要です。 散骨と混同しないでください。


にほんブログ村 その他生活ブログ 葬儀・法事(個人)へ
にほんブログ村
誰もが終幕後の費用を心配する事なく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えてたか嘘のつけない自分日誌でもあります