次回から暫くは、11年間の活動で感じてきたことや
僕目線で感じる素朴な疑問を書いてみたいと思います。

素人時代から思ってきた疑問・・・
葬儀の現場で思い感じてきたこと・・・
お節介過ぎるアドバイスへの苦言・・・などなど

書き始めると、どんな話題が出て来るか今は自分でも
分りませんけど、僕目線を肯定してくださいと言って
いるのではありません。

『あぁ、そんな見方もあるのか』とか
『言われてみれば確かにね』とか、或いは
『そんなこたぁねえよ』ってのもあるかもしれません。

葬儀の世界は不思議で、みんな心の中では思っている
のに口に出せない事や、単純に思い込んでる事だとか
業者や宗教者に言い包められてる事もあります。

今から11年前の日本では、焼くだけのお葬式も存在
しましたが非常に少なかったです。
火葬だけして、後から葬儀やお別れ会などを行うなら
異論は出ませんでしたが、火葬だけの葬儀は否定する
人達も多く、業者や宗教者も否定的でした。

また核家族ゆえに散骨の需要が増えるのは必然と考え
9年前に散骨場を取得、初年度はわずか2件でしたが
今では皆さんが知る通りに増えています。

あんしんサポートの歴史は『素朴な疑問』を形にして
きたものであり、その疑問は『素人目線・家族目線』
だから見えたものばかりでした。

正直なところ嫌々でしたが、葬儀の仕事をする覚悟を
した時、千明に伝えた僕の言葉です。

「僕は葬儀屋がしたい訳でも、儲けたい訳でもない」
「今の葬儀は変だと思うし弱者無視の現実だと思う」
「葬儀が起きたら余裕の無い家族は生活できない」
「だから家族の生活が守れる葬儀を創り出せばいい」
「中学3年の時、稼業の倒産でお金の無い経験をして」
「いるからさ、いつ自分が弱者の立場になるかなんて」
「誰にも分らないし、明日は我が身だからね」

その後、まだ葬儀支援開始の前、NPO法人設立以前、
弱者支援をするなら考えるべきと、千明に言った事が
いくつかあり下記に記載します。

『葬儀場より低料金の安置施設が必要』

・失礼ですが公営住宅は収入制限があり低所得です
・4階、5階の自宅に階段では遺体搬送できません
・当時は安置施設を持つ葬儀社は極少数でした

『墓閉じは絶対に増えるから散骨は急増する』

・墓守をする子供のいない家族が増えている
・寺は墓守がいなければ納骨に難色を示す
・後々の年会費や管理費等が不要な遺骨処理が必要
・なら法的に拘束の少ない散骨は絶対に増える
・9年前の散骨場取得と同時に墓閉じも始める

『過去の結婚式同様、葬儀は間違いなく小さくなる』

・当時から老人施設は増え需要が高いのは分ってた
・施設入居費用 > 年金、年金だけで足らない人が多い
・病院の待合室は僕が若い頃の数倍はいる
・多額の医療費が掛るのに年金は絶対に減る
・死後費用の葬儀が小さくなるのは必然でした

簡単にいくつか書きましたが、あんしんサポート葬儀
支援センターが設立される前の話しです。

あんしんサポートの11年後である今を見て欲しい。

》誰を対象者としているか
》どんな葬儀のパックがあるか
》墓閉じ、自社散骨場、自社永代供養墓(完全無料)
》安置室、小式場完備、駐車場のある あんしん館

素朴な疑問を持たない限り何も始まらない。
素朴な疑問を持ち、変だと思い、その解決策を考えて
ひとつ、ひとつを形にしてきた、それが大きな失敗を
せず一定の支持を得てこられた理由だと思う。

僕の中にある目線が、素人さん、家族目線からずれて
ないかの確認でもあり、これから進むべき道への指針
ともなるものでしょう。



以前も書きましたが、後出しジャンケンは嫌いです。
できるできないは結果論に過ぎません。
大切なのは2030年代に向け、可能な限り明確な目標
をたて、その目標に向って走り続けることです。

NPO法人設立前からそうであったように、NPOは
清算決了しましたが、新たな『あんしんサポート合同
会社』も11年前と同じ流れで出陣しようと思います。

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