結婚してから40年以上、ずっと自宅で新聞はとっていま
すが、20代後半から僕自身は基本的に読みません。
先日、来客と話しをしている最中「新聞は読まない」って
言ったら、来客者より先に千明が「何でですか?」と言い
来客者も頷いていました。
20代後半までは、四紙を毎日読んでいました。
読んでいれば分りますが同じ出来事も、各社捉え方が違い
ますし或いは記事によっての違いもあります。
保守的な新聞社もあれば、革新的な新聞社もあるからこそ
読む新聞数が増えたってことです。
30才のある日、フッと思ったことがあります。
・新聞から得た情報では人の先には行けない
・記者の主観が入っており洗脳される部分がある
ならどうしたら良いか・・・
それが近未来予測をするきっかけとなりました。
当時は美容室の材料を卸す会社の営業マンでした。
美容室パーマが主流、加えてカットの技術というのが定番、
ヘアカラーはフェミニン、パオン、など自宅で染めるのが
普通で、美容室でのカラーは月に数名が普通でした。
美容室に行けば、お客様がいます。
50代、60代の女性の多くは白髪が見えます。
でも殆どは自分で染め、パーマとカットは美容室でする。
僕より5才~8才ほど年上に団塊世代がいます。
当時の団塊世代は35才~43才ですから、中には白髪の
ある人達もいました。 だとすれば、この人達が50代に
なったら白髪の人が急増するし60代になれば尚更だろう。
今は月に数人しかいないのだから、駄目もとでやってみる
価値は充分にある。
当時のカラー剤は800円ほどで販売されていました。
これに対し美容室でのカラーは5.000円です。
当時のシャンプーブローが2.000円ほどでした。そこで
『カラー800円』+『シャンプーブロー2.000円』=
2.800円というキャンペーン料金を設定したのです。
元々カラー客は無いのですから、シャンプーブローの客が
増えるだけでメリットはあるし、髪は平均で月に1cmほど
伸びますから、我慢しても2ヶ月で再来店してくれる・・・
当然、カットをする月もあります。
また利用者は800円で購入しても、自宅の風呂場で染め
ますから、どうしても汚れるし掃除も大変で、時には指が
黒くなる事だってある。
プロのシャンプーでスッキリして、ブローで髪型も綺麗に
仕上げて貰って、カラー剤は店で買うのと同額で染めても
貰えたら、美容室でのカラーを選択する人は多いはず・・
僕の計算では今まで3ヶ月~4ヶ月に1度の来店だった人
なら、最低でも年間1回来店回数が増える。
中には倍近く来店回数が増える人もいるはずと読みました。
この考え方は見事なほど的を得る結果となりました。
一方、新聞、雑誌、テレビではトレンドの主流は女子高生
だから、その人達を第一のターゲットにすべしと、当然の
ことのように書き、言いましたから大多数はそうしました。
美容室も例外でなく、女子高生を主体とした店づくりとか
メニューを打ち出し、写真週刊誌やイメージ動画が流れる
美容室が増えました。
しかし僕は団塊世代が第一ターゲットですから、女性自身
とか週間女性のようなゴシップ雑誌が主体で、動画は邪魔
だから流さず、音楽は60年代70年代を中心に流す。
この現実は新聞、雑誌、テレビ等、与えらた情報では発想
することさえできないでしょう。
僕のようなレベルでは情報が入ってくれば感化されます。
なら初めから情報は入れず、今ある現実の5年後や、10
年後の未来予測から、何をすべきかを考えるようになった
ような気がするし、それが新聞を読まないきっかけです。
元々あまりテレビは見ませんが、新聞やテレビを見るとか
見ないが問題なのではなく、自分なりの未来予測をする事、
その未来予測に向かって、今は何をすべきかを考える事が
人生では大事な要素のひとつだと思うのです。
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