僕のブログに時々出て来る『示唆』という言葉や考え方
には違和感を覚える方もいらっしゃるでしょうし、意味
分らん・・・って思う方もいるかもしれません。

そこで武井という人間が、何故そう考えるのか、それは
いつからなのか等々を少し書いてみたいと思います。

初めに『示唆』の意味です。
・ほのめかすとか、暗示するとかの意味がありますから、
直球ではありませんが、間接的に、遠回しに何かを伝え
ようとしている言葉や出来事って事で使っています。

仕事でも、人生でも一緒ですが、人が立ち止まる多くの
場合、良くない出来事が起きた時です。
順風満帆の時は中々立ち止まらないものです。

事が起こる前なら、もう一度全て洗い直してみられます
けど、事が起きたあとではどうにもなりません。

サラリーマン時代は会議も多く、問題発生後の会議では、
責任逃れの論法のオンパレードです。
その人数が多ければ、最後は自分達が悪いのではなくて、
商品だったり、顧客だったり、時期だったり、責任回避
へと話しを進めたがる人達が圧倒的多数でした。

しかし責任がどうであれ、結果は駄目なのです。
この部分はタイムマシンで戻らない限り、一切変更する
ことはあり得ません。 結局は時間の無駄です。

勿論、なぜそうなったのかの原因究明等は、今後の対策
として必要ではありますが、そんなの今回の結果が出て
から行えば良いことで、修正のほうが先決です。

そんな会議をしている会社は今も多いはずです。
当時役員だった僕が司会進行をしていた事もあって会議
進行は僕に委ねられている事が幸いしました。

結果に対して責めるから部下達は守りに入る・・・
すると自己防衛が最大の目的となり、前向きな会議展開
など到底無理・・・なら前に進められる流れにしよう。
これが『示唆』と考えるようになった最初だと思います。

・結果や問題を『何に対する示唆』だろうと置き換える
・すると人は、今のまま進んだ場合の問題点を考える
・その問題をクリアする為にはどうすべきかと問う
・明るい未来にする為の意見はいくらでも出てくる
・その上で先に活かす為、今回の反省点を発言させる
・この段階になると素直に反省する人達が大半を占める
・会議の主体は『前向きな未来志向』と成り易いです

また合ってるか、間違ってるか分りませんが、意識には
顕在と潜在があると思っています。

自信、恐怖など言い方を変えれば『無意識』とも言える
意識が潜在意識だと思っており、潜在意識に刷込まれる
一番の方法は『繰り返し話す』って事だと思う。
但し意識に善悪の区別があるとは思えません。

会議で自己防衛論を繰返し発言させるって事は、それが
潜在意識として強くなるって事になるはずです。
だから、失敗の言及でなく、前向きになれる論法に変化
させたほうが場も明るくなるし、活性化するよな・・・
こんな程度の感覚でしかありません。

あんしんサポートでは事が起きそうな時、起きた時には
『示唆』と考える事で可能な限り前向きな発想ができる
よう対応しているつもりです。

今回の件も考えれば頭に来るのが本音です。
考えれば、考えるほど腹が立つでしょう。
なら考えないほうが無駄で余計な疲れもせずに済みます。

読んで分るように、ある意味『自己防衛』でもあります。
でも消極的というか、後ろ向きと言うか、できない自分、
弱い自分を前面に出し、その弱さを鎧としてまとってる
人達が沢山いますが、僕は好きではありません。

昔は大風呂敷と言われたり、消極的なだけなのに謙虚と
褒められた時代もありましたが、結果はあらゆる条件と
運によってもたらされるものです。



だから成功とは『人』『先見』『運』だと思っています。
成功は運が良かったと考え、失敗は運が無かったと思う。
これは合ってる間違ってるの問題でなく、常に前向きで
居られる一番簡単な方法でもあります。


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