昔なら、いよいよ夏本番に入りますって言ってた8月に
入りましたが、今年は猛暑真っ只中の8月です。
昨日の家族葬で、いつものように納棺師をした訳ですが、
夏場は話す内容がひとつ増えます。
それは『お年寄りへの熱中症対策』です
昨日、前橋斎場で聞いた話しでは、熱中症で亡くなった
老夫婦の葬儀が執り行われたそうです。
僕が子供の頃の夏は27℃・28℃が普通、今日は暑い
日だねぇでも30℃程度でした。
32℃もあれば酷暑と呼んでた時代です。
夜は蚊帳を吊り、蚊が入らないようウチワで扇ぎながら
急いで入り、寝付くまで扇風機を回して済んだ時代です。
今年の夏は蚊が少ないと思いませんか?
蚊は35℃以上になると活動できず、更に温度が上がる
ようだと死滅するからです。
話しを戻すと、そんな良き時代感覚をいまだに持ち続け
ているのが老人達です。
「夏は暑いに決まってる」
「夏の暑さは我慢すりゃいい」
こんな感覚が命を落とす事に繋がるわけです。
納棺師を行う時も言います。
「昔より10℃も高い気温と、湿度の高い日本の場合は
汗が蒸発できず、体内に熱が籠って熱中症になる・・・
お爺ちゃん、お婆ちゃんに教えてあげて欲しい。
『命が大事なら、家にいる時は寝る時もエアコン入れて』
電気代がもったいないって老人もいるでしょうから・・
『寝るまではショッピングモールで涼む』
『パチンコ屋で涼む』
『静かに過ごすなら図書館も良いでしょう』
『官公庁等の役所も涼めるかな』
『とにかく涼める場所で過ごすこと』・・・しかし
『夜は命のほうが大事とエアコンはつけて寝るべし』
水分や塩分をとっても熱中症になります。
今の日本は昔と違うこと、昔の常識は通用しないこと。
まずは命を守ることが最優先だと伝えてほしい。
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