今年に入って何となく肌で感じているのが、入会者が
さらに増えている気がしてた事です。
その傾向は年末から始まり、7月に入っても続いてる
気がしてたため千明に確認したところ、現実も増えて
いるのだそうです。

また施設や病院からの問い合わせも増えています。
以前は病院へのお迎えが多くて、施設への迎えは少な
かったですが、最近は施設へのお迎えが病院を上回る
傾向があります。
多分、過当競争に入り、看取りまで行う施設が増えて
いるのと、入所者の財布事情を考慮する施設も増えて
きたのだろうと思います。

入会希望で来館される家族が希望する葬儀も、以前の
ようなバラつきが無くなりつつあって、葬儀も本格的
二極分化時代へと突入したようです。

旧態依然の葬儀形態を良しとする家族は、うちに来館
しなくなったし、来館しても入会を受けません。

あんしんサポート会員登録は基本二種の方々です。

1. 葬儀費用まで余裕の無い家族
2. 現行の葬儀や宗教者に否定的な家族

また最近多いなぁって思うのが、数年前に配布をした
パンフレットを保管されてる家族です。

中には10年前のパフレットを保管し、いつか会員に
登録しようと思ってたという人もいます。

そう考えると現状会員数の数倍は、我々を当てにして
おられる家族がいるのかもしれません。

過去のパンフレットから現行内容のものまで見比べて
みると、あんしんサポートの考え方や方向性は、年々
明確になっているのが分ります。

設立当初は100名~200名ほどの一般葬が主体でした。
2年目に入り初めて直葬を手掛けました。
その後、余裕の無い家族の葬儀だけは、会員登録して
なくても何とか受けたいと踏ん張った時期もあってか
『困ったり、迷ったり、悩んだら、あんしんサポート』
という流れが強くなった気がします。

今は大きな葬儀を受ける事も極端に減り、余裕のある
家族で、過去の葬儀慣習を当然と考える家族の入会は
受けず、施設や病院から余裕の無い家族、天蓋孤独の
対象者等は会員扱いで引き受け、葬儀支援センターと
しての色がより濃くなってきました。



今回の転居で相当額の費用は掛るでしょうが、将来を
見据えた内部事情、利用者家族の将来像を考慮すると
今でなければ出来ない事と分ってきます。

『転居、法人変更で掛かる費用』
》法人設立登記費用(合同会社でも8万くらいかな)
》新あんしん館、賃貸費用(家賃の数か月分)
》内外装費用(最低でも数百万円)
》現事務所退去費用(ゴミ・不用品廃棄・移設費)
》引っ越し費用
》転居報告チラシ(10万枚以上と配布費用)
》一般貨物自動車運送事業許可費用(15万円くらい)

一体いくら掛かるのでしょうか・・・
移転先も決まってないのですから、上記費用など概算
ですら算出できませんが、移動は決定しています。

この辺りが僕らしいと言うか・・・
予算も分らず決定・・見切り発車も甚だしいですね。
そう考える人のほうが多くて当然だと思います。

しかし武井は、常にこんな感じで動いてきました。
お金の有る無しで事業を考えた事はありません。

やるべき事業なら、お金があろうが無かろうが、走り
出すのが武井です。 
費用問題が解決しなければ、僕がどう考えようと設立
などできませんから、進むべきか、留まるべきかは、
自分で決める必要はないのです。

これは資金だけの問題でなく、人の問題、時期の問題、
物件の問題など全てに於いて言えることです。

多分、圧倒的多数の人は事を興す際、いつくもの問題
課題を持って走り始めるはずです。

その課題が上手くクリアできず、無理があり過ぎると
思えるなら、今はその時では無いと考えるでしょう。
或いは自身の能力では無理があるとも考えられます。

また予想の段階では非常に厳しいと思えても、実際に
走り始めたら思いのほか流れが良い時は、今がその時
だと思うのが僕です。

最終的な判断は、その数年後が多いですが、いずれに
しても机上では何も始まりません。 動いて、走って
初めて分ることばかりです。

頭の中で考えるだけで、走り出さない人のほうが多い
ですが、その人達に聞いてみたいです。
その方法で成功した経験はあるのですか?

多分『NO』でしょう。
但し動かなければ失敗もしませんが・・・

僕の事業を始める基準は、自分の好き嫌いや儲けたい
でなく『その事業と内容が消費者の求める事か否か』
という一点に尽きると言っても過言ではありません。
美容業も葬儀業も、自分がしたくて始めていません。

何をやっても経営者の好きだし勝手ですが、利用する
のは経営者でなく、対象とする人達です。
その対象者を無視して成功するはずがありません。
ってゆーか、僕にはそんな能力はありません。

今回の移動先で欲しいのは以下の条件です。

(1)個室も含め低料金で安置できる施設である事
・自宅に帰れない家族にとって最重要問題です
・直葬の方は飾った式場祭壇前で納棺してあげたい
・5~6名は入れる個室が二部屋は欲しい
・安置室は土足で入れ、線香は立って供えられる形式
・安置室外で談話スペースがあれば尚良し
(2)式場は最大15人程度あれば充分
(3)男女別で各々複数のトイレが欲しい
(4)霊柩運送事業で必須の仮眠休憩室が可能な事
(5)当社車両以外に10台以上の駐車場が欲しい
(6)複数道路への出入り可能な立地が望ましい
(7)現行家賃より10万円以上下げたい
・立地は市内であれば現在地から離れても問題なし
(8)現行施設の荷物、事務所を考慮し50坪は欲しい

2018年・7月23日現在、武井の考えている事です。


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