法人から個人事業への変更から始まった面倒過ぎる一連の
流れに、移転騒ぎも重なり精神的にはタフな6月です。

前回「僕は流れに沿ってみるタイプ」と書きました。
結果は夏過ぎまで分かりませんが、時間と共に冷静になり
いくつもの選択肢があると感じ始めています。

来月には法人清算が完了します。
前職の株式会社清算は全て税理士に任せましたが、今回は
全て自分達で行うと決めてました。

いくつかの理由があり、そのひとつが今後を見据えて一度
経験しておくべきと考えたからです。
個人事業の経験はありませんが、個人と法人どちらを選択
することが良いか確認するのもひとつの目的、一般論では
法人のほうが経費計上できると言われていますが、僕個人
としては???というのが本音です。

うちの場合、自宅とは別の場所で事業をしますから、個人
使用分はありません。 あるとすれば携帯と自動車だけが
個人使用と事業使用の比率って事になるんじゃないかな。

これが法人なら全て経費だから法人のほうが得・・・って
事なんだろうけど、法人は社会保険と厚生年金が強制加入
ですから、その点を加味すると法人のほうが負担が大きい
ように思えるのです。

今回、法人閉鎖の第一は『社保年金負担』が経営を圧迫し
現行料金設定を値上げする必要が生じることを避けるのが
第一目的でした。 同じ費用を使うなら千明の給与を上げ
所得税を払って個人年金を増やすほうが有利と考えました。

第二はNPO法人は資産が持てない事、資産を持った場合
解散したらNPO等へ譲るか、国に渡す決まりがあります。
なら資産の無い今のうちに法人閉鎖すべきと判断しました。
法人化するなら、別法人への選択が利口に思える。


葬儀事業をしている我々にとって、NPOとして存在する

メリットは10年間やって何も無いと分ったからです。

以前も書きましたがもNPOだから安くできる何て根拠は

何一つないし嘘でしかない。

200円の収入印紙は貼らなくて良いけど・・・


また予想外の面倒も起きています。
一般貨物自動車運送事業の認可は法人が持っていますから
個人に変更すると法人格が無くなり、全て取り直しになる
というのが、つい最近になって分りました。
当然・・・試験も受け直し、多分、登録免許税12万円も
必要になるだろうと思います。 
同じ人間がしているのに・・・って思うけど駄目なんです。

今回個人事業に変更しますが、事業を行いながら10年後の
未来予測の中で最善と思われる組織形態を考えます。
まずは最もシンプルな個人事業にし、法人との比較をする
ことから始まります。

経営者歴28年かな・・・の中で学んだ事があります。
当時は全て専門家に任せるのが最善と考えていました。
顧問料や都度依頼料を支払えば、確かに事は過ぎてくれは
しますが、真髄は理解できません。

その中で最も強く感じたのが、経営数値が分るのが1ヶ月
先になることでした。 4月決算ですから5月の末になる
まで正確な数値が分りません。

5月の終わりになって「利益が300万円ありますよ」って
言われても、今更どうすんねん・・・です。
NPO法人は利益分配はできません。
事業年度が終わってから、領収書集めをしている経営者の
話しを聞きますが、それ・・・無理があるでしょ!?

これを社内経理で行えば3月末時点に、ほぼ正確な数値が
分りますから、利益があれば年度内に必要な経費を掛けて
設備を良くしたり、会員さんへの連絡用パンフレット作成
送付など、誤魔化さなくても有効に使えるわけです。

この経験から、自分で出来れば経営がリアルタイムで分る
のを知り、経験を積めば積むほど理解するし、更に経費も
抑えられると分りました。
勿論、売上が大きくなると色々が厳しいだろうと思えます
けど、数千万レベルの事業なら全く問題ないでしょう。

そうそう、今月の初めだったかな・・・
ホームページが表示されなくなる現象が起きた時、調べる
ほうが大変と判断し全て作り直しました。
実際は今も、サイトで無くても、INDEXページを転送した
時は表示されますが、数日経つと真っ白画面になります。

これと同じで、僕は全てを破棄する事で作らざるを得ない
状況を作り出してから作業を始めるタイプです。

初めはトンチンカンで時間が掛っても少しづつ進歩します。
いつか目的達成する日が必ず来る・・・止まない雨はない。
そんな考え方をする人間です。

慌てることはない、一歩づつ進めばいい、いつか終わるよ。
僕からのこの言葉、千明は何度聞いたことでしょう。



でも・・・全てが一歩進める訳ではありません。
進もうにも、進む方向さえ分らない事があります。
事故から突然退去を考えた今が正にそうです。
こんな時は流れが見えるまで、流れに乗って流されます。
流されてはいますが、冷静さは増します。
次回は流されながら冷静に考える経営と理念を書きます。


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