今日の前橋は午前10時で車外温度は28度と夏日です。
梅雨前の暑さでしょうが、昨日ホームページの作成もアップも済み
ましたから、気分的には楽になってます。

昨夜は自宅に戻ると久しぶりでテレビをつけました。
普段あまりテレビは見ない・・・って言うか、見てる時間がないと
表現したほうが正確かもしれません。

夜中に帰ると、たまに再放送のドキュメントを見られることもある。
そんな中で、見ると心に残るのが『名医のドキュメント』です。
医者は一人でなく、分野で何人も見たし、きっと番組も違うのだと
思うけど、名医と呼ばれる人達には共通している点がいくつかある。

『絶対に治すという確固たる意志』
『それを裏付ける技術の習得と貪欲な知識欲』

かと思えば、もの凄い技術レベルではないし、もの凄い知識を持つ
わけではないのに名医と感じさせる人もいる。

『最期の瞬間まで患者と向き合う医師』
『医療技術より人として温もりを持った医師』

両者は全く違う医師の姿ですが、僕にはどちらも名医に思える。
名医とは医療技術に長けた人だけが、成れる訳ではないらしい。

でも両者には共通点があります。

『患者を始めとした家族の立場に立って医療のできる人達』です。

患者家族から絶対信頼が得られている事・・・
患者が疑うことなく、100%の信頼をおいていることが、結果的に
名医と呼ばれる事に繋がっているように思えてならない。



それと、もうひとつ共通点があるように思える。
体制に縛られることなく、業界の常識や、長い物に巻かれる事さえ
なく、患者は見ても、地位は見ず、屈することもない。

初めの名医は才能が無ければ、努力だけではどうにも成らない事も
あるでしょうが、後者の名医は医師であれば、誰でも可能な名医と
言えるのではないでしょうか。

ただ難しいのは、その姿勢はいつ、いかなる時も変わらない事だし
変えないことなんだと思う。

時には偉い人に逆らうこともあるし、左遷だってあるかもしれない。
極端な事を言えば、日本国内では生きていけないかもしれない。
でも名医達は媚を売らず、折れずその場を海外に求めても、患者が
守れる医師道を歩み続けているのだと思う。

『自分が担当する以上、絶対に助けるという信念』
『その為に必要な事は、徹夜になろうが確信が持てるまで行う』
『それは日々の積み重ねの上にしか得られない事だと思う』

こんな番組を見ると感動も、ワクワクもする自分を感じる。

経営者や、仕事をしている人達は話す機会はいくらでもありますが、
その度に感じることがあります。

大多数はその時の、自分の立場でものを言う。

経営者としての立場で言ってる事もあれば・・・
時代や世間にせいにして話しをしていることもあるし、
スタッフや社員の質が悪いと言ってることもある。

これは経営者だけでなく、サラリーマンも一緒です。
社長や上司が悪いと飲んで愚痴を言い、
売れなければ、客が分かってないと言い、
休みの日に買い物に行けば、悪い店だと言う・・・

その時の、その場の、自分の立ち位置だけでものを言う。
こんな人は多いけど、何処でも完全信頼されることは無い人です。
1時間話しをするだけで、色々な立場でものを言う人も多いです。
僕にはどっちでも良い事だから、指摘はしませんが、そんな人だと
分かったら誰が信頼するでしょう。

僕には前者の名医になる才能はありませんが、後者の名医にならば
成り得る可能性はあるかもしれないと思っています。

だから、いつも、いかなる時でも『家族目線に徹する』ことだけは、
10年間成し遂げてきたと思っている。
それが、少しつづ我々の評価として、世間に広がってきたからの今
なんだと思っています。

突発的に、刹那的に繁盛するのは、さして難しい事ではありません。
ちょっと消費者の気をてらった事をすれば可能だからです。
でも数年、10年と続けられるものではありません。
近所の店を見れば一目瞭然でしょう。

僕のような凡人でも、それを長期間可能にできるとすれば、それは
いつ、いかなる時も、利用者目線に徹すること、それ以外は凡人に
できることは無いだろうとさえ思うのです。

以前はこんな風考えもしませんでしたが、以前経営してた美容室は
28年経った今でも、個人事業レベルのままではありますが、地域の
中では繁盛店の部類で営業していますから、零細事業の在り方とし
ては間違ってはいないと思う。

そんな考え方を肯定させてくれるのが、名医のドキュメントを見た
ときだったりするわけです。

きっと医者に限らず、どんな事でも、我々のような葬儀事業でさえ
個が評価される仕事や活動は『人』『人柄』『人間性』が全てなの
かもしれません。


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