かつて美容室の経営指導をし、その後、美容室を経営し
ご存知のように現在は葬儀支援を行っていますが、多分、
圧倒的多数の方は、普通の葬儀屋と思っているでしょう。

直接来館され我々と話しをした方々は、普通の葬儀屋と
違うと分るでしょうが、名前を知ってる程度の人が極々
普通の小さな葬儀屋だと思うのは当然です。

また葬儀の話題など普通はしませんし、関東圏では高額
自慢はしても低額自慢はしませんから、多くの消費者が
認知をしてくれるまでは、普通の商売の何倍もの時間が
掛かって当然ですから、市内の葬儀屋でも余り知らない
のが極々普通の人でしょう。

でも1年、3年、10年と事業を続けていると、どんな
事業でも同じですが、年々企業イメージが明確になるし、
良くも悪くも利用者の言葉が世間に浸透してきます。
『あんしんサポートのイメージ』が出来ていくわけです。

葬儀屋で不親切と言われたら終わりです。
どこの葬儀屋も親切が当たり前だし、腰も低いのが普通、
無駄口は叩かず、淡々と作業を進めるのが葬儀屋です。

葬儀屋、葬儀社に最も近いのはホテル業です。
親切で身だしなみはビシッとして、言葉遣いは敬語だし
腰は低いし、口ごたえもしない。
正にお客様は神様です・・・か、お客様はお金ですって
のが徹底されているのでしょう。

(書いてると僕とは全く違うのだけは分かる・・^-^;)

ただ、その全てが請求書に記載されてくるようなもので、
典型的なサービス業です。 葬儀社はサービス業の区分
だし、利用者もサービス業と思っているでしょうからね。

あんしんサポートは、このサービス業の土俵に上がらず
10年間事業を続けてきました。

当初は仮に「うちは葬儀屋じゃない」と言ってみた所で
誰も理解できないし、前例もありませんから無駄なのは
分かっていましたから、必要な知識やスキルを吸収しな
がら、反面教師も含め葬儀屋さんの手を借りての数年を
過ごした後、あんしん館の設立と同時に世間に対しての
自己主張を強く打ち出したのです。

》利用者は会員であってお客様だと思ったこともない
》頭も下げない、対等に話しはするし、腰も低くない
》時には利用者が叱咤されることすらある
》嫌な人なら入会を許可しない
》基本逝去後の依頼は受けない
》世間の悪習慣は悪習だと主張する
》お金を取る以上、宗教者もいち業者と考える

あはは、こうして書き出してみると「何て奴だ!」って
思われて当然だろうなって感じます。

では最後に上記の箇条書きに詳細を書き足してみます。

》利用者は会員であってお客様だと思ったこともない

・料金、内容を冷静に判断すれば支援なのは分かるはず
・だから会員ではあるが、お客ではない
・この点は利用者にも自覚して貰う必要があるからです
・お客様に成りたいなら、一般葬儀社に行けばいい
・料金は数倍になるでしょうが、お客様扱いしてくれる

》頭も下げない、対等に話しはするし、腰も低くない

・大事なのは我々に対し家族が本音を語れる事です
・卑屈にならずに対等に自分の言葉で語れること
・お友達感覚で話しができる空気は大事です

》時には利用者が叱咤されることすらある

・家族の逝去で舞い上がってしまう人もいます
・自分の許容範囲以上のことをしたいと思う人もいる
・時に財布以上の事をさせたがる親戚も少なくない
・そんな家族を冷静に客観視して問題があれば指摘する

》嫌な人なら入会を許可しない

・葬儀支援は労働量に対する収益は非常に低くなります
・お金の為にしているのでなく、それほどの利益もない
・『この家族の為に頑張ろう』と思えなければ無理です

》基本逝去後の依頼は受けない

・突然の逝去以外は、事前に想定できることです
・人がいつ死ぬか分らないのは誰でも分かっていること
・なのに手をうたない家族の手助けは要らない

・会員依頼は絶対に受けるための措置でもあります

・一般葬儀社なら、いつでも快く受けてくれます

》世間の悪習慣は悪習だと主張する

・葬儀に限らず昔からの悪習はいくらでもあります
・人の死は特別な事ではありません自然の摂理です
・後に残る家族の生活より大事な葬儀はあってはならん
・信仰心のさして無い日本人には霊感商法が多すぎる

》高額を取る以上、宗教者もいち業者と考える

・子供が生まれると多くは神社にお参りします
・七五三も子供の手を引き神社にいきます
・最近の人達は教会で結婚式をします
・死して初めて寺の出番、寺の多くは葬儀屋です
・数十万の布施は布施の範囲を超えています
・低謝礼でも施行数が増えれば結果として潤います

こうして10年間続けてきた本音を書くと、拒絶される
方もいれば、同調される方もいるでしょう。

過去の慣習を良しとし、拒絶される方を対象にしていま
せんし、うちには来ないでしょう。

また同調される方は、自分と同じ感覚の葬儀屋に初めて
出会ったと来館し入会されるでしょう。

拒絶でも、同調でも、これだけハッキリしていることが
差別化と言えます。




嫌な人は足を運ばずに済みますし、同調する方は探って
話しをする必要はなく最初から本音で語れます。

我々が経営理念や自己主張を明確にすることで、無駄な
事前相談などが省けます。

時々勘違いされる方がいますが、我々のしている葬儀の
支援事業が良いと言っているのではありません。
家族の価値観合せた葬儀をすれば良いのです。

ただ現行葬儀の流れでは、費用的に無理な人達が増えて
いる現実の中、低料金、高品質の葬儀支援を行う場所が
あれば、死後の不安なく今の人生を生きられる手助けに
なるし、明日は我が身であると考えるからです。

誰でも、いつでも引き受けますよ・・・の葬儀屋が多い
のには驚きますが、全ての人が利用者にはなりません。

『事前相談重視』
心に余裕のある時に本音で考え、我々の考え方も理解が
できるか否かを確認する大切な時間です。
だから『会員優先制』をとっているのです。

初めて会った人が何を考えているなど分かりません。
価値観も分かりませんし、性格も分かりません。
その人が満足できる葬儀などできるはずがありません。
入会を認める以上は、依頼を受ける以上は、葬儀発生の
時点で、家族が抱える実情の中で、最善と思える葬儀の
企画をし施行できるのが葬儀支援センターだと思う。


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