前回最後に生涯現役で過ごしたいと書きました。
そう思う理由の1つが年令であり老化が現実のものに
なってきた実感があるからです。
単刀直入に言えば、心身の若さの維持です。
同年代の人は見た目で20年の差があります。
同級生と話すとその差は更に広がるように感じます。
前向きで向上心のある発言をする人もいれば、悟った
ような事を言いますが、後ろ向きな出来ない自慢!?
ばかりをする人も結構いる現実、若干驚きを覚えます
が、冷静に両者を比較するとその違いが分ります。
向上心のある前向きな発言をする人達から感じる若さ
とは『挑戦する意欲』だと思います。
きっと70代でも80代でも挑戦し続けられる人達は
一生が青春なのかも・・・見習いたいものです。
挑戦と言えば、あんしんサポート葬儀支援事業は正に
『挑戦』からのスタートでした。
》国保の葬祭費5万円だけで可能な葬儀を目指した
挑戦に妥協はありません。
国保葬祭費が5万円(設立当時7万円)に減額される
なら、5万円で可能な葬儀を創り出せば良い。
凄いですね・・素晴らしいですね・・素人ですね・・
怖いですね・・無鉄砲ですね・・でも家族目線ですね
間違いなく、ど素人だからできた発想でしょう。
周囲からは100%無理だと言われましたが、僕の中
では初めて空を飛んだライト兄弟を始め、いつの世も
できない、無理だと言われたことを可能にした人達が
沢山いるわけで、できる前は変人や馬鹿呼ばわりされ
たとしても、出来上がれば称賛されるのが世の常です。
称賛される必要はありませんが、20代の時ある社長
から言われた言葉を思い出します。
『武井君は若い頃の僕と良く似てて、能力はあるけど』
『壁に突き当たると、面倒だからと逃げてしまう』
『壁に突き当たったら逃げずに、穴を掘り続けてみろ』
『もう駄目だと思ってから、もうひとかきしてみろ』
『割と簡単に壁は抜けられるぞ』
『もし壁の中で力尽きても、前に進んだじゃないか』
『次の壁は簡単に抜けられるようになってるよ』
この言葉を聞かされてから、諸問題から逃げることが
減ったのは確か、赤の他人なのに有難いことです。
10年前の僕は2030年代、過去最高数の葬儀時代
日本になるのは明白だし、年金が減り続けるのも明白、
医療費負担は増え、家族は施設費用が増えるのも明白、
だからこそ葬祭費5万円葬儀は必要になると思った。
当時は考えもしませんでしたが、直葬は20万円位が
相場だったように記憶しています。
その時代に5万円ですから、異常なほどに安いわけで
無理だと言われても当然でしょう。
当時最大の不安は、時代の流れに間に合うかであって
儲かるとか、儲からないとか、可能、不可能など考え
なかったことが良かったのでしょう。
時代の流れに間に合うかとは・・・
葬儀の性質上、とくに関東で安かった自慢は考え難い
ですし、当初世話になった葬儀屋さんが10年経営を
しているにも関わらず、さしたる知名度も無かった。
ある程度の知名度ができ、世の中への影響力が出ない
限り、井の中の蛙になるのは分っていました。
世間への影響力が出るのと、時代が進み、その時代の
葬儀概念が定着するのと、どちらが早いかです。
しかし一歩が無ければ、ゴールに辿り着く事は絶対に
無いと、無謀と言われながらも走り始めました。
設立から2年経った頃、10万円を切ることができま
せんでしたが、89.000円の料金を打ち出しました。
設立から2年・・・そろそろ諦めたくなる時期だった
からの措置でしたが、その結果が5万円を可能にする
引き金になったと思います。
陰で小馬鹿にしていた人も影を潜め、世間も少しづつ
認めてくれたり、会員数が増え始めると、一気に変化
し始めた感があります。
大河も一滴の雫から始まっている訳で、僅かな湧水が
源流であることも珍しくありません。
葬儀支援という言葉や実態・・・
まだ路地の域を脱してはいませんが、いつか大通りに
なる時、成らざるを得ない時が来ると思っています。
結果はどっちでも良いのですが、自分が創めた小さな
小さな動きが、いつか大動脈のようになると思えたら
『よし!』って頑張れるでしょ・・・
その恩恵として心身の若さが付いて来れば最高でしょ。
表面的な若さでなく、内面の若さであり、前例の無い
未知の発想であり、ある意味パイオニアでもある訳で
創造という楽しさもあります。
『小さな流れも大河となる』これが今の僕ですね。
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