ゴールデンウィークの最中って人も多いですが、我々は
いつもと同じような日々の時間で、午前6時に起きての
搬送後、朝一までの空いた時間にブログ書きです。

客観的に見ると休日もなく、24時間仕事のような毎日で
死人を相手にする仕事だから大変さもあるだろう・・・
嫌だなって思う人は多いでしょうね。

10年前の僕も全く同じように考えてたし、葬儀の仕事
そのものにも偏見を持っていた人間でした。
それが葬儀屋でなく葬儀支援を始めるきっかけになった
ことも少し前に書きました。

全くのど素人が異世界に飛び込んだからこそ、葬儀屋の
感覚でなく利用する素人感覚のほうが大事と、暗中模索
しながら素人には分かり難い、闇の部分に光を当てたり
変だと思うことは変だと言い、高いものは高いと言って
10年の時が過ぎると正確な知識と経験も増えていた。

今の僕が傍からどう見えるか分かりませんが、葬儀支援
という先人の無い道に入って良かったと感じています。

元々が夜鷹みたいな生活のほうが楽な人だし、決まった
時間に食事、仕事、睡眠・・・なんてのは苦手な奴だし、
ゴールデンウィークや盆休みのような、混雑の中を外出
するのは嫌いで、仕事が趣味のような奴ですから365日
仕事でも苦にはならないのです。

僕らの年代は一度退社して嘱託で勤務してたり、仕事を
替えてパートやアルバイトをしている人達も多いです。

その意味では、人に頼られ、人に感謝されながら毎日を
過ごせる道に進んだ事は、偶然とはいえラッキーでした。

世の中には上手に遊んで暮らせる人もいますが、どうも
僕には出来ない芸当のようだし、寝る時間も含めて日々
追われながらの生活のほうが、性に合っていると思う。

生い立ちから少年期を考えると、結構な坊ちゃん育ちの
ように思うのですが、残念ながらブルジョワの感覚など
全く分からず、庶民の感覚しか分かりません。

ってゆーか懐が寂しい人の気持ちは普通に分かるのです。
だから高額で見栄の葬儀より、残る家族の生活が大事と
考える葬儀支援は素の自分でできる事でした。

世の中には数えきれないほどの職種があるのに、その中
から自然の流れで始まった葬儀の仕事・・・
『自分が誰かに何かをする。 
『それを喜んでくれる人を見ると自分も嬉しくなる』
そんな性格の僕にとって、最適な仕事の1つだと思う。



最初の本にも書きましたが、中学3年生の稼業倒産時に
蒸発した父親の逝去から始まった葬儀支援の仕事・・・

『お前が一生を掛けてすべき天職だよ』

父親が親として、僕を導いてくれた仕事としか思えない
流れの始まりでしたが、僕もそんな気がします。

そう考えると、老いてなお、少しでも人の役に立ち乍ら
飯が食えるのは、幸せな人間の部類だろうと思えます。
さらに心身が健康でさえあれば定年もないのです。

60代の生き方のひとつとしてサンプルになるでしょう。
60代だから葬儀支援の必要性が本当に分かるし、将来
とか、病気とか、死後費用の心配も現実として分かる。

僕が会員さん達から信頼されるのは、特別な人間だから
ではなく、会員さん達と全く同じ目線だからです。

そんな人達が全国で立ち上がってくれたら・・・
そして葬儀支援をしたいと思う人が次世代、、次世代と
続いてくれたら、全国の年老いた人達、これから老人に
なる人達にとって、死後費用の心配をせず生きられる。

これからの人生は、葬儀支援は勿論ですが、葬儀支援が
できる人達を生み出す種蒔きもできたら良いですね。

人生の終幕がいつ訪れるか分かりませんが、その時まで
ずっと目標を持って活動し続けられる事が願いです。
生涯現役で過ごしたいですね。


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