数年前までは『2030年に向けての葬儀』的な講演会を
毎年行っていましたが、2年ほど前から予定が組めなく
なった事で講演会や勉強会は避けてきました。



ただ葬儀や事前相談をする中で、家族の生活水準を無視
した『葬儀は金が掛かるもの』的な悪習がいまだにある
現実や『表向き料金は安く請求は高くの嘘つき商法』が
当り前のようにある業界の問題は感じてきました。

最近は2030年代の最大葬儀施行数到来に向け、新規で
聞いたことの無い葬儀社も増えています。

葬儀社過剰時代に入れば、どんな業界でも値引き合戦や
過剰サービス合戦、更には二極分化が進むことは歴史が
教えてくれています。

その結果増長されるのが、霊感商法、詐欺商法、嘘つき
商法の類ですが、対処方法を知らない家族は、相変わら
ず言いなりだったり、安く済むと思い込んでいた葬儀が、
請求書を見てあまりの高額に驚くような現実が、全国で
日々繰り返されるはずです。

ならどうしたら良いかですが、例えばキューピーマヨネ
ーズのようなナショナルブランドなら、何処で買おうと
品質は同じですから、単純に価格競争だけの話しです。

しかし葬儀は『直葬』『家族葬』と文字は全く同じでも
内容に於いてはピンキリで全ての葬儀社で違います。

使用する葬儀用品、安置、祭壇、建物、流れ、さらには
保冷剤から人間性やスキルに至るまで全てが違います。

例えば良く比較に使われる『棺』ひとつをとってみても
ほぼ同じ物で19.000円~150.000円もの差があります。

『湯かん』と書いても10分ほどで終わる葬儀社もあれば
1時間以上かける葬儀社もあるし、内容の濃淡もある。

また料金体系の全てを明らかにしている所はありません。
と言っても過言じゃないと思うけどな・・・
特に追加や加算部分に於いては、殆ど触れていません。

この現実の中で葬儀社選択をするのは、確かに難しいと
思うし、だから葬儀後に後悔する人が後を絶たないって
ことに繋がるんだろうと思う。

とはいえ、全て自分で準備をして自分で行うというのは、
特殊な専用品の使用が多い葬儀では、現実的ではないし
結果的に高くつくとしか思えない。

じゃなかったら、自分達家族で行う葬儀が行われている
はずですが、10年間で水子や死産など以外は見たこと
さえないし、多分斎場でも極々稀な事でしょう。

結局のところ、個々の家族事情の中で考えるしかないし、
家族がどんな事を考え依頼をしても、施行する葬儀社が
そのまま受けてくれるとは思えない。

極端な話しをすれば、あんしんサポートでは依頼を受け
られない地域の人が、うちの内容を見て近隣の葬儀社に
同じ料金で同じ内容で・・・と言っても無意味です。
ただし葬儀社選びの参考には非常に役立つはずです。

そう思うとブログを始めとしたネットの中だけではなく、
ネット無縁の人達の為にも、リアルの講演会、勉強会や
相談会はできる限り行うべきと思えます。

良く「友引なら良いですか」と言われますが、友引でも
人は亡くなりますし搬送はあるのです。

時間が空いた時に散骨に行ったり、パンフレットの作成
床磨き、経理等々・・・全てを2人だけで行っています
から、なんやかんやと時間が空きません。

なら増員すれば良いわけですが、増員をしたら現行料金
では続けられませんから値上げすることになります。

2人だけで行う中での値上げは仕方ない事ですが、増員
しての値上げに対して抵抗しているわけです。
いつか体力的な限界が来るのは分っていますが、それを
承知の上で続けるのは・・・ 多分、家族と膝を交えて
話しをし、家族の本音を聞き続けているからでしょう。

家族は我々の身体を心配してくれますし、本音を言えば
いつまで続けられるのか、僕にもしもの事があった時の
将来のほうが心配でしょうが、僕らが居なくても問題の
無い体制にすると、直葬69.000円は169.000円程度まで
値上げしないと合わない試算です。

ハッキリ言って、そんな料金の葬儀社なら全国何処でも
いくらでもあり、あんしんサポートである必要もない。

会員さん達は、そこまで値上げしない程度に・・・って
思ってるのでしょうけど、我々のような経営者側の人間
以外が24時間体制で働くのは法的に許されません。
また1名増える程度では、楽になる部分もあるでしょう
けど、増員分の増収にはなりません。

ちと横道に外れ始めていますから軌道修正します。
ようは個々の家族毎に本音相談をしなければ無理です。
それも『家族』対『施工業者』での本音相談です。

そう考えると講演会等で、僕から話しをする時間よりも
質疑応答中心の講演会が望ましいかもしれません。

聞いている人にも参考になるし、その場で話せない事は
講演会後や後日、個別相談をすれば良いわけです。

あ、そうかぁ・・・・なるほどぉ・・・
ここまで書いて初めて気がつきました。
うちの事前相談は最期の個別相談そのままなんです。

設立当初は経営してた美容室の2階にある事務所からの
スタートで、店舗の裏の鉄の扉を開け、うす暗い階段を
上がった狭い事務所の片隅にある応接椅子での事前相談
でしたから、うさん臭いし、僕はど素人ですから専門家
みたいな綺麗事も言えず、ならと最初から本音で話しを
したのが、今に至っている原点なのです。

今では家族目線と言っていますが、最初はうさん臭さの
解消と、素人だったからの家族目線が出発点のようです。

久しぶりに2時間ほどの講演依頼を引き受けましたから、
質疑応答を基軸にし、質問の関連事項等の話しをさせて
貰おうかと考えています。

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