『葬儀社』と『葬儀支援センター』との大枠での違いを
前回書きましたが、葬儀支援センターと消費者に訴える
には絶対条件があります。
僕の言う葬儀支援センターは、葬儀社からマージン搾取
する葬儀社紹介ブローカーの事ではありません。
以前書いたように紹介業者を仲介するより、直接依頼を
したほうが安い葬儀社もある・・・というより現実には
そのほうが多いだろうと思います。
紹介業者の仕事をせずとも問題ない葬儀社は、わざわざ
将来自分の首を絞めるブローカー登録する必要は無いし、
十数万円から数万円ものバックマージンをブローカーに
支払っても問題ないとしたら、通常の料金設定がもっと
安いからか、マージンを支払い、ブローカーの言いなり
でも葬儀が欲しい暇な葬儀社ってことになる。
数年、数十年と仕事を続けて尚、紹介も無い葬儀社なら
ブローカーのほうが家族目線の葬儀をさせるだろう。
業者に対しては上から目線というか、家族が喜んでくれ
そうな内容にして、業者は一定の紹介料金さえ貰えれば
それで良いし、葬儀屋などいくらでもあると考えている
のがブローカーの本音でしょう。
紹介料を利用した家族に還元するなり、広告宣伝に使用
するなり、値引きか品質向上に使えば、将来の種蒔きに
はなると思うのですが・・・
ブローカーの葬儀はいくらやっても、将来の種蒔きには
絶対にならず、真綿で自分の首を絞めているとしか思え
ないけどな・・・
と、このまま話しを続けると本題に入れず終了って事に
なりそうですから、本日のテーマに戻ります。
自社で葬儀施行もでき、葬儀関連事項まで面倒看られる
葬儀支援センターとしての絶対条件についての話です。
実は昨日、返礼品の業者さんが納品に来てくれたときに
暫し立ち話しをして気づいたことです。
民間葬儀支援センターの絶対条件とは・・・
『経営が安泰であり、日々の活動に不安が無いこと』
サラッと書きましたが、経営者の誰もが望むことであり
非常に難しいことのひとつでもあります。
しかし現実として、この部分が達成されないと民間での
葬儀支援は非常に難しいものとなります。
本気の家族目線で葬儀支援をすれば分りますが、葬儀支
援とは自身の経営を圧迫することばかりなのです。
・葬儀料金はブローカーでは真似のできない超低料金
・直葬パックは追加不要の超低料金パックは必須です
・されど使用品や内容の品質は数倍料金の葬儀社より上
・返礼品、生花、料理等の全てに於いて低料金で高品質
・葬儀だけでなく、遺骨、墓、法要の全て低料金で対応
まず第一に葬儀支援が必要な家族とは、葬儀発生時点で
余裕の無い家族限定で必要な支援だということです。
葬儀後の生活に問題無い余裕のある家族なら、葬儀支援
など必要ではありませんから、対象者は限定されます。
残る家族の生活に、余裕が無いからの葬儀支援ですから、
「故人の為・・・」という発想自体がナンセンスです。
あくまで残る家族の生活が守れる葬儀・・・となります。
但し安かろう、悪かろうでは家族に後悔が残りますから
それだけは避けねばなりません。
使用品、内容どれをとっても家族が違和感を感じる事は
なく、予想以上に良い品質や内容である事も大事です。
内容に関しては人間性も大きく影響しますから、実際の
僕を知らない人達に説明しても理解し難いでしょう。
でも使用品については、説明だけでも分かると思います。
『お迎えは基本2名で向かいます』
『安定枕付の搬送シート使用』
『お迎えはワンボックで患者さんが見ても気付かない』
『早朝、夜間、深夜でも一切加算なし』
『同地域内であれば走行距離不問』
『納棺安置は供物で飾ってある祭壇前で末期の水をとる』
『ドライアイス安置、又は遺体用冷蔵庫安置』
『棺は山型フタ付6尺布棺使用』
『手続きは全て当方で行う』
『火葬場へは黒のフォード霊柩車使用』
『銀貼箱入り白7寸骨壺』
各単価はホームページに全て記載してあります。
違いが明確なのは棺でしょうか・・・
『山型フタ付6尺布棺・・・19.000円+税』です。
いかがでしょうか?
葬儀支援とは経営を圧迫することばかりだと言ったのが
ご理解頂けたでしょうか?
言葉だけの葬儀支援なら、誰でもできますが現実の葬儀
支援とは、商売の王道の考え方と良く似ています。
商売の王道とは『より良い物をより安く』です。
問題はこの感覚をいつでも実行し続けられるかです。
経営が大変なら、少しでも利益を増やしたいと思うのが
人の心ですが、それでは葬儀支援でなく、葬儀社支援と
言われても不思議ではありません。
簡単ではないかもしれませんが・・・
『経営が安泰であり、日々の活動に不安が無いこと』
この現実が無いと出来ないし、続かないのが民間が行う
葬儀支援です。 行政がやれば話しは別ですが・・・
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