最近は減ってきましたが、いまだに傲慢な寺もあります。
墓が寺の墓所にある檀家は、人質でもとっているつもり
なのか、檀家の減ってる寺だろうなと思う。

今回、故人となった対象者の息子は、昨年あんしん館に
訪れ、うちが施行し両親を送った近所の家と同じように、
最期は隣保の人達に見送って貰いたいと思ったそうです。

近所の家の葬儀とは・・・
自宅で納棺安置をして、火葬当日の出棺は隣保の人達に
お手伝いして貰い、家族が挨拶をして火葬場に向かうと
いった流れの直葬でした。

来館入会から数か月後の夜中、対象者逝去の一報が入り
指定先病院までお迎え、自宅の部屋は物が溢れるほどで
何とか場所を確保し納棺安置を済ませました。

前橋市民の親族がおり、数名での火葬で待合室を使わず
済むため、火葬は前橋と入会の時から言っていました。

遺骨はどうするのか聞くと、火葬後は菩提寺に行き拝ん
で貰う予定との事でしたから、徹夜の午前6時あんしん
館に戻ると自宅に帰る時間の余裕はなく、事務所で少し
ウトウトし始めた午前7時30分頃電話が鳴った。

電話に出た千明が「少しお待ちください」と電話を僕に
渡すと相手は菩提寺の住職でした。

なぜ火葬が前橋なのか聞かれ、前橋なら無料で待機でき
るからだと伝えると、訳の分からんことを少し言ってた
ようですが、どうも火葬より葬儀が先だという事らしい。

まぁ一般的にはそのほうが多いのは確かですが、火葬後
葬儀をする地域はいくらでもあるし、前橋を始めとした
都市部でもいくらでもある事で、特別珍しい事ではない
のは、いくら暇な寺の住職だって分かっているはず・・

結局、何が言いたいのか分らないまま、さして反論する
こともなく電話を切りました。

その後、仮眠をとり午前9時過ぎ、少し心配でしたから
喪主である息子に電話をすると、寺から葬儀屋を自分が
紹介するから変更するよう言われたという。

『やっぱなぁ』思ったとおりだ。
この息子は優柔不断で、強く言われたら言いなりになる
タイプの人だったからです。
息子と言っても40代にはなっている人ですが・・・

そこで僕が強く言ったら困るのは喪主の息子さんです。
ただパックの中途で解約すれば全て単価合計で支払って
貰う事になることだけは伝えておきました。

結局はパックより、ほんの少し安いだけの金額を支払う
ことになり紹介した葬儀社はその地域で一番高い所です。

うちの料金の数倍は掛るはずです。
プラス、うちの掛った料金の単価合計が余分に掛かる。

故人は腹水が溜まり、病院でも看護師さんから「かなり
綿を詰めましたが、横になったりすれば出てきます」と
言われてましたから、納棺した時すでに口の中に見える
綿は真っ赤だったのを思い出しました。

僕らは最初から聞かされていますが、交代した葬儀屋の
人は当然分りませんから、溢れ出したら口元を拭きふき
火葬まで過ごすことになります。

そこで枕飾りの線香具一式等の引き上げと、使用品等の
料金支払いもあり、どうせ家に行くならと安置使用した
ドライアイスの他、更に15kgのドライアイスを持って
自宅に向いました。

自宅に到着すると喪主と数人の親族から何度も「申し訳
ありません」と頭を下げられましたが「世の中には変な
奴はいくらでもいるもんですよ」と笑って答え、持って
行ったドライアイスを要所に当て言いました。

「喉元と食道が凍結するようドライアイスを当てました。
これで凍結してくれたら、口から血水を流さず済みます。
今回のドライアイスの料金は要りませんから、安心して
ください」と言って自宅をあとにしました。

もしかしたら、事前に寺と相談をしていなかったのかも
しれませんが、だからといって何をしても良いわけでは
ありませんし、費用を払わせ変更させるなどあり得ない。

喪主は優柔不断ではありますが、人が悪いわけではなく、
決断力が無いだけで、どちらかと言えば人は良いのです。
これで僕が彼を責めたら可哀相です。

檀家の財布を心配する事も出来ず、決して珍しくも無い
遺骨での葬儀を、檀家に費用を払わせて変更など傲慢と
呼ぶにもほどがあるほど怒りを覚えます。

更に葬儀費用はうちの7倍近いはずです。
寺は何をやっても良いわけではありません。
こんな寺があるから檀家制度が崩壊したのです。



人の気持ち、それも檀家の気持ちさえ理解することなく、
何倍もの費用を支払わせて自我を押し通すのは宗教者の
歩むべき道でなく、邪道でしかありません。


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