前回、葬儀、法要の持参品で、10年前の設立時から
ずっと感じてる疑問を書きましたが、これは寺ばかり
でなく葬儀屋も同様だという話しです。
葬儀屋勤務の経験はゼロですが、葬儀を依頼するのは
素人の家族ですから、葬儀屋で過去の悪習慣を学ぶ事
より、家族の本音を知ることが、僕の目指す葬儀への
近道と我が道を歩いて10年経ちました。
時々パイオニアと呼ばれますが、業界の異端児という
意味なら確かにその通りだろうと思います。
設立当初は葬儀施行も出来ませんから、信頼に足ると
思える葬儀屋さんに施行だけ代行して貰いました。
搬送・湯かん納棺・葬儀・後飾り壇など葬儀の全てを
家族目線で見聞きしてきた事で芽生えた数々の疑問を、
家族目線へと修整し各葬儀パックになっています。
だから既存葬儀屋さんのパックとは、根本的に違って
当然とも言えます。
あんしんサポートは、料金の安さが目立つようですが、
葬儀品、葬儀内容の違いのほうが大きいのです。
料金が安いと依頼する家族が多いのは確かでしょうが
葬儀後、別の家族に紹介するのは、葬儀内容を自身で
経験したからの結果だろうと思います。
低料金だから、内容は当然それなりだと思って葬儀に
なると、数倍の料金を支払った葬儀より豪華だったり、
葬儀の期間の中で聞かされる話しが納得や、目から鱗
だったりと、いい意味での驚きと、自分達家族が相談
して良かったから相談してみろという事のようです。
故人を供養(偲ぶ)するとは、花や供物を供える事で
なく、忘れない事であり、時々で良いから思い出す。
時には話題にする事が供養の基本と考えています。
本音を言うと簡素な祭壇で統一するのがベストです。
最終的には貧富の差が出ない祭壇が最善です。
しかし我々だけが、質素な祭壇で良いと豪語してみた
所で世間は受入れてはくれません。
そこが葬儀屋の付け所『最後ですから』「一般的に』
の押し付け営業トーク炸裂には最高の標的です。
責められたら内心は渋々でも依頼する人は多いです。
匠な押し売り商法とも言えます。
この家族感覚を反映し、あんしん館祭壇が誕生です。
祭壇のコンセプトは・・・
『誰でも追加一切不要で豪華な祭壇が利用できる事』
だから写真のように追加不要で全て揃っています。
祭壇一番下の中央は『白木膳』両側は『果物盛』です。
灯篭類は六対、菓子盛、四華花、釈迦像も揃えてあり、
三対の花は造花、上段の十三仏電飾位置は四切遺影に
変更される場合もあります。
湯かん葬・家族葬・親族葬は勿論ですが、69.000円の
直葬パックも祭壇前でご安置、末期の水を取って線香を
供える事で、ほんの少し豊かな気分になって貰えます。
『葬儀の祭壇』
高額なパックは生花で飾ったりしますが、最下料金の
パックは何も無い寂しい祭壇・・・
家族は無理して追加し豪華にするか、寂しい祭壇での
葬儀を我慢するかになります。
お金が無いから寂しい祭壇でも仕方ない・・・
その通りだとは思いますが、家族にとって一度だけの
葬儀ですから出来れば寂しい思いはさせたくない。
こんな思いのこもった追加一切不要祭壇です。
これを商売としている葬儀屋さんに言っても「はぁ?」
と思うのが本音でしょう。
だから火葬までは行政が行うべきだと言うのです。
火葬だけなら豪華な祭壇は要りません。
でも焼骨にはなります。
財布事情に無理があれば、そのまま納骨しても良いし
散骨や手元供養でも問題ありません。
余裕のある方は大々的に葬儀されると良いでしょう。
焼骨での葬儀が当然になれば良いだけ、今も火葬後の
葬儀が珍しくない地域はいくらでもあります。
焼骨ならホテルでも葬儀可能だし、会費制のお別れ会
という方法もあります。
食事も温かく旨い物が提供できるんじゃないかな。
葬儀だけが過去の流れのまま行われ続ける・・・
なんて事はありません。 間違いなく変化します。
その流れが全ての家族に対応できるものであってくれ
たなら・・・ 出来ればそうであって欲しいと思う。
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