あんしんサポート施行の葬儀は、宗教者不在が多くて
ぱっく60を筆頭に直葬系、次いで当方紹介の宗教者が
入る家族葬、最期が菩提寺の葬儀です。

直葬以外の葬儀で家族が用意するのは、遺影用の写真
くらいで、あとは全てパックに含まれています。
(棺の中に入れてあげたい物は別です)

あんしん館での忌明けや各年忌法要は、故人の遺影と
遺骨と位牌だけ持参すれば他は要りません。
依頼された本位牌は法要時に祭壇に置きます。

費用は『僧侶謝礼35.000円』と『式場5.400円』は
掛りますが、他は生花も含め何も持参せず済みます。

ところが、寺での49日法要を例にすると・・・
『祭壇用生花』『果物』『菓子』などを持参するよう
言われ、提示さけた『布施』5万円も包んで行きます。

本音で言えば『祭壇用生花』『果物』『菓子』などは
家族の考え方次第で良いと思うし、祭壇ではなく墓に
供えれば納骨する故人だけでなく、墓に入ってる人達
みんなに供えられると思うんだけどなぁ・・・



それは、それとして・・・
えっ!? なんで? と思う物まで準備するよう言わ
れた寺があったので書いてみます。

》六角塔婆

六角塔婆は土葬した場所に墓標(故人の名前等を書い
た木の柱のような物)が立つ前に置いた目印塔婆です
から、今から9年ほど前に使用したのが最後でした。
今は七本塔婆も使わない寺が増えてる時代です。
なら野位牌置けば良いんじゃないの?って思う。

》50号ろうそく2本

これは10年間で初めてです。
住職が本堂で読経する際に使用する蝋燭でしょうけど、
なぜ家族に持参させるのか・・・・意味不明

》線香1箱

本堂で法要して貰う際に線香は使いません。
普通は焼香ですから抹香を使うはずです。 
もし墓で使用する線香なら、そのように伝えるべきで
自宅にある線香を持っていけば良いのです。
1箱と書いてあれば買って持っていく事になります。

以下は多くの寺が指示する持参品です
》祭壇生花一対

祭壇に生花が絶対必要な訳ではありません。
祭壇用となれば結構な量が必要ですから1万円くらい
することになる・・・何故祭壇用に生花が必要なのか
分りませんが、宗教的に必要なら寺が用意すべきだし
法要後は墓に供えさせるべきです。
別途墓用の生花を用意させるのは理解できません。

》果物 》菓子

墓に供えた物はカラス等が食い散らかす為、供え物は
しないか、供えたら下げて持ち帰るよう寺は言います。
なら祭壇の果物や菓子は不要か、もしくは法要後には
家族が持って墓に行き供えて持ち帰れば良いはずです。
祭壇の物は自分達で食うか、来客用に使うのだろう。

》枕団子

枕団子の言われは諸説ありますが、うちの施行葬儀は、
一膳飯と枕団子は和紙で包んで棺の中に入れます。

過去に一度だけ葬儀の時に使用した団子を持ってくる
よう言った僧侶がいましたが、持ってくるよう言うの
なら、その理由を家族に説明すべきです。

寺とは不思議な所で、葬儀で使用する仏具や位牌類は
葬儀社に用意させ費用は家族払いです。

法要では上に書いたように家族に用意させます。
謝礼を受け取りながら、自分で使う物まで檀家の財布
から出して当然・・・この考え方に問題があります。

檀家は寺の財布ではありません。
まずは寺が檀家の為になる事をすべきで、その結果と
して檀家は寺に布施を行うのです。 違いますか?

もし墓を守ってると言うなら、費用は支払っています。
それなら公営墓地のほうがずっと低費用です。


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