今回のテーマも63才の人間であり、自身の経験則でも
あるから書ける内容です。

以前にも似たような事を書いた記憶はありますが、単に
葬儀屋と言ってる訳でなく、定年後の遣り甲斐を求める
なら、一般的な葬儀屋とは一線を隔した事業内容である
『葬儀支援センター』と書いたほうが理解して貰い易い
かもしれせん。

同級生も含め60才定年後、ある程度の収入を得ながら
生き甲斐や遣り甲斐を持って過ごせる人は、極々少数の
限られた人のように感じます。

生き甲斐、遣り甲斐は個々に違うものですが、共通点と
言える部分もあるように思う。 その代表的なのが、、

・日々の生活に不安の少ない収入が得られること
・自分以外の人に自分を必要とされること
・自分や家族が心身健康であること

人は目的を持って、誰かに必要とされて生きられる事は
幸せな事なのだと、この仕事を始めて気付かされました。

まずは自身の経験則です。
親父が亡くなった事をきっかけに、僕の意思と関係なく
流れで嫌々始めた葬儀仕事でしたが、中に入ってみると
予想とは違う部分のほうが多かったです。

また一般葬儀社とは違う土俵に立った事で、若干違いは
しますが医師や看護師などが持つ、使命感のような感覚
にもなれるのが葬儀支援だと分りました。

とは言え「よーし!葬儀支援をするぞー」と意気込んで
みても、まぁ実現は難しいでしょう。
設立から10年経っても、誰も同じ土俵で立ち上がった
人はいない・・・それが難しさを物語っています。

葬儀支援で大事なのは、超低料金で可能にする事です。
それを最も望む人達は誰かを考えてみました。

僕は結婚してから25年間、公営住宅に住んでいました。
2階の部屋だった事もあるでしょうが、真冬でも寒さは
内場だし、1階より安全だし、雨が降っても音はしない
など、個人的に団地住まいが好きでした。

公営住宅の入居条件として収入の上限があります。
失礼な言い方ですが、富裕層は住んでいませんし、同じ
ような生活水準の人が多いはずです。
また最近の傾向として独居老人、老人世帯が増え続けて
いるはずです。

何が言いたいか分かってきましたか!?
団地の住人達が立ち上がれば、葬儀支援センターはすぐ
にでも始まるはずです。

例えば都内の板橋区に『高島平』という団地があります。
確か5万人近い人口があるはずです。
ちよっとした地方都市より人口は多いかもしれません。



当然、高齢化の波で独居老人、老人世帯も多いです。
自治体でも構わないし、自治体でなくても構いません。
利用者となる地域住民に喜ばれ、支持される葬儀支援が
実現できれば、始める形なんて何でも良いんです。

地域住民に好評なら、行政も放っておけません。
予算を組んでくれる方向も考えられるでしょう。
その組織の実働部隊として、定年前の50代の前半から
知識や現場を学び適している人達が、次から次へと担い
続ければ高島平で生活する人達の不安は激減します。

勿論、全国何処の団地でも可能です。
ど素人から始めて10年で培った知識や経験、スキルは
ありますから、必要ならいくらでもお手伝いします。

地域の人達に必要とされ、遣り甲斐や生き甲斐となって、
その事業から得た収入で我が家の生活もできる・・・
そんな人生があっても良いんじゃない?


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