NPO法人解散について調べ始めたが、事業継続中の
解散でもあり、許認可事項もあるから結構大変になる
かもしれないが、面倒であればあるほど早い段階での
解散処理を済ませたいのが、後継者である千明の本音
でもあるようです。

僕がいなくなり、自分ひとりで法人解散の手続き全て
行うと考えれば、それも理解できます。

NPO法人で事業するメリットがあれば、ずっと続け
れば良いだけの事ですが、メリットが無いのは10年
続けて明らかですから、いつか解散する時が来るのは
間違いないからの感覚なのでしょう。

3年ほど事業報告せずいれば、NPO法人認証抹消と
いう措置をとられるから、一番簡単な認証抹消ですが
後々事業継続が前提ですから正攻法で考えます。

NPO法人で財産を所有している場合は大変です。
法人精算前に処分できなければ、最終的には国に提供
するしかない決まりです。 

良く考えれば当然ですが、負債があれば閉鎖できずに
裁判所の管轄下での処理となります。

あんしんサポートは無借金経営、簿価(原価償却され
てない固定資産)があるのは永代供養墓だけ、あとは
簿価の無い車両がありますが、我々が法人に貸してる
費用での相殺で、残りの店主貸額は放棄すれば済むで
しょうから問題ないはずです。

そうそう、財産と言えば葬儀の仕事を続けてきて思う
のは、大きな金額でなくても相続があると、家族毎に
大きな違いがあるということです。

例えば、故人が100万円を残したとします。

面倒看てきた家族が受け取れば良いと、当然のように
あっさり答える家族もいれば「もっとあるはずだ」と
存命中は顔も出さなかった子供が、自分の相続分だけ
主張する人もいるのが現実です。



個人的には相続の問題が起こるのは、莫大な財産だけ
かと思っていましたが、数十万でもあるようです。

また普段は綺麗事を言ってても本性が現れます。
同じように育った兄弟姉妹でも、全く違うものです。
結婚して相手がいて、生きてる環境が違ってるから?

どんな結論になろうと、どんな関係になろうと我々の
関知する問題ではありませんが、ゴタゴタ話しを聞か
せられたり、見て思うのは『財産は残すべからず』が
最善の方法に思えてなりません。

なまじあるから揉めるわけで、無ければ揉めることも
ないわけです。 親は子供負担を掛けたくないと思い
葬儀代と遺骨供養に300万円残しても揉める。

NPO法人閉鎖で最善は無借金、無財産が最も簡単な
条件ですが、もしかしたら家族も同じかもしれません。
夫婦から一人になったら、残りは全て使い火葬費用と
遺骨処理の費用だけを残して逝けば、揉め事の火種は
残さず済むって事かもしれません。

老人と定義される年代の夫婦間で、一度じっくり話し
合ってみるべき事かもしれません。

》これから先の人生設計と収入と支出の予算案
》どちらか一方が逝去した場合の葬儀関連費用と内容
》残る配偶者の生活計画と葬儀計画
》死後費用以外は何も残さない為の工夫
以上を踏まえた上で『エンジョイ・シニア・ライフ』
とでも言うか、老後を楽しんで生きる生活設計をする
のも良いと思います。

長いこと夫婦生活をしていると、自分達のこれからを
話し合う事も少ないでしょうから、お互いの終幕までを
より良い人生にするにはいい機会だと思います。

それと上で述べたように、親心が子供の喧嘩に繋がる
現実もあると知っておきましょう。


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