今日は何もすべき事が無いと言われ、あんしん館設立以来
床磨きを2時間かけ初めて自分達でしました。
慣れないせいか、日頃の運動不足か身体中が痛い・・・
少し前にNPO法人閉鎖するかなって記事を書きました。
割と気楽に書きましたが、事業の組織形態を改めて考えて
みるには、良いきっかけになりました。
NPO法人であるメリットが殆ど無い事が分りました。
一方デメリットについてはいくつもあります。
『NPO法人のメリット』
・収入印紙不要、他のメリットが思いつきません
・助成金の類は一切ありません
・非課税もなく株式会社と同じ税金です
・寄付も所得税は課税されます
『法人のデメリット』(うちの場合NPOに限りません)
・法人のため社保厚生年金の強制加入(罰則あり)
・助成金があると思われている
・NPOは利益を出してはいけないから安いと思われてる
・非課税だと思われている
1施行毎に200円の収入印紙代不要のみがメリットです。
デメリットに関して、現時点でのあんしんサポート限定で、
『法人のため社保厚生年金の強制加入(罰則あり)』この
義務が我々にも、会員さんにも最大のデメリットなのです。
この縛りさえなければ、NPOだろうが、社会福祉法人で
あろうが、株式会社であろうが全く問題ありません。
》社会保険も国保も3割負担でメリットなし
》厚生年金を支払っても武井は年金額にさして変化なし
》千明は年金額を毎月貯金したほうが多くなる
》武井は国民年金支払い不要の年齢
結果、会社負担金だけが増え続けることになる。
NPOでいるメリットさえ無いのに、法人格を持つことで
社保年金は強制加入でデメリットのみ増える・・・
従業員5人以上なら、個人事業でも加入義務はありますが、
うちは2人ですから、任意となり未加入で問題ありません。
元々加入していませんでしたが、罰則が厳しくなった事で
最大2年分の追徴金を課せられたり、6ヶ月以下の懲役か
50万円以下の罰金対象となった場合、会員さん達に不安
とか迷惑が掛かる可能性を考慮しての加入でした。
その後、改めて検討してみると法人である必要が無いとの
結論に至りそうな雰囲気です。
法人を続けると近い将来、料金の値上げをせざるを得ない
のが現実でしょう。
値上げで事業に携わる我々にメリットがあるとか、この先
運営が楽になるとか、何かあれば法人存続ですが、なんの
メリットも無い現実が分った事で、なら可能な限り料金の
値上げをせずに運営するべきと考えると、個人事業で問題
ないだろうと思います。
今はこんな風に考えるに至った経緯・・・
『事業形態について』
・NHK全国放送を始め低料金葬儀は全国で知られた
・僕と同じ感覚の人は全国なら沢山いると思っていた
・しかし誰一人として立ち上がる人は無かった
・ビジネスとしての魅力には欠けるという事なのだろう
『千明の感覚について』
・自分で借金を抱えての運営はしたくない
・事業規模を大きくしたいとは思わない
『会員さんの本音について』
・料金の安さは何よりの魅力だろうと思う
・あんしんサポート存続希望の根底は低料金だろう
・多少の値上げは仕方ないが、大幅な値上げは勘弁が本音
『武井の感覚について』
・造りたい施設はあるが億に近い借金が必要
・次世代の千明からNOが出ている限り無理はできない
・本当に大変な人達を見てるから直葬料金は上げたくない
・葬儀屋がしたい訳でなく、残る家族を守る為の葬儀支援
この先消費税が10%になれば、8%に引き上げ時と同じで
便乗値上げは必至、料金値上げをするしかないだろう。
ここで錯覚され易い部分について少し書いておきます。
あんしんサポート直葬料金 69.000円
火葬に必要な最低限の項目のみ全て含みます。
これに対し、
会える布団安置+20.000円
枕生花+6.000円
白木膳一式+3.000円
2L遺影+4.000円 追加した合計102.000円じゃん。
なら、うちの料金と変らないと言う葬儀屋さんも、当然の
ようにいるでしょうが、両者は全く違うのです。
あんしんサポートは69.000円から可能なのに対し、もし
同じ102.000円なら102.000円が最低料金なのです。
その葬儀屋さんにこう言えば分ります。
「なら安置後は会えなくて良いから納棺安置で、枕生花と
白木膳と遺影は要りませんから69.000円でお願いします」
100%できないと言うはずです。
一般葬儀社のように、最低限でなく、ある程度の品揃えを
した下限の料金設定なら、最低料金が高くなるから利益も
出せますが、最低限必要な項目だけを全て含め超低料金で
メニュー化するのは至難の業なのです。
以上を踏まえ可能な限り料金を抑えるには、無駄を省いて
取れる措置はとって、会員さんが納得できる状態で事業を
続け、値上げに際しても納得できる状況での値上げという
流れが最善だと思います。
設立当初から葬儀屋がしたい訳ではない。
葬儀屋で儲けたい訳でもないし、見栄を張りたい事もない。
人の役に立ち、他人が心から喜んでくれる姿に、自分自身
喜びが湧き上がり、自己満足に繋がり、それが生き甲斐と
なり、毎日を元気に遣り甲斐を持って暮らす道へと繋がる。
昨日俳優の大杉漣さん(66才)が急逝とマスコミで知った
昨日まで元気で過ごしてた人の突然死・・・
家族や周囲は、あり得ないとくちにするでしょう。
その通り、、、あり得ないけど、それが現実であることを
仕事柄もあって何度となく見せられてきた・・・
僕より3才年上のお兄さんでしかない。
明日は我が身なのも間違いない・・・だからこそ思う。
今できる事を無理せず、今やるべき事を早急に、周囲にも
無理をさせず続けること、、 多分、それが毎日を精一杯
生きるって事なんだと思う。
にほんブログ村
誰もが終幕後の費用を心配することなく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えていたか嘘のつけない自分日誌でもあります