日本ほど資格の好きな国民も珍しく、前職の美容業経営
時代にも感じてた事があります。
日本の美容師は国家資格ですが、無資格で問題ない国は
沢山ありますし、個人的には国家資格の意味が分らない。
美容学校では衛生法規、皮膚科学、物理、科学など一応
授業はありますが、あくまで一応のレベルです。
またパーマに必要なロッド巻き、セット、カットなども
ありますが全く現場で使えるレベルではありません。
何の為に高額な費用を掛けて学校に行くのか、実際には
全くと言っていいほど役に立たない授業は何の為か・・・
学校より現場経験を積ませるほうが絶対に価値がある。
個人的には「ぐたらねぇ」・・・が本音でした。
金儲けのひとつだろうくらいにしか思えません。
葬儀の業界にも『葬祭ディレクター』なる意味不明な資格
などいくつもありますが、そんなものより葬儀パック等の
表記方法を明確に規制すべきと思える。
消費者センターの葬儀クレームは増えるばかりだし、最高
裁判所で負けた互助会の解約問題は相変わらず減らないし
前回書いた葬儀屋の苦情で圧倒的多数は葬儀費用問題です。
全ての問題が解決できる訳ではありませんが、葬儀内容と
単価を明確に表記させるだけで相当改善されるはずです。
苦情の多くは『追加』された部分です。
予想外の追加ゆえに苦情が出るわけで、根底に流れるのは
人が嫌がる事をしてやるのだから多少の事は許される、、、
的な昔の感覚を引きずっているんだと思う。
① 絶対に必要な項目が含まれないパック
・葬儀パックに安置を含まないなどあり得ない
・自宅であれ、施設であれ、場所はどっちでも良いのです
・逝去記載時間から24時間火葬できないのです
・霊柩搬送や保冷剤が無い等も全て一緒であり得ない
② 追加項目と詳細の不明確さ
・夜間早朝の時間帯と明確な料金
・距離で加算するなら事前にメーター距離確認させるべき
直葬で最低限必要な必須項目を考えてみましょう。
》逝去場所へ寝台車でのお迎え、安置場所への搬送
・夜間料金の明示 ・距離料金の明示
》搬送用シート
》安置
・安置所の有無とパック内安置時間と必要料金
》ご遺体腐敗対策(保冷剤等)
・通常で安置可能な時間と保冷方法と量の明記
》死亡届提出(コピー1枚)・火葬予約等全ての手続き
》棺一式
・棺の種類、サイズ、内容の明記
》火葬場への棺搬送
・使用車種と距離等料金の明示
》骨壺一式
・骨壺の種類、サイズ、外箱等の明記
どんな物を使用し、火葬、家族葬、一般葬など葬儀内容に
絶対必要な葬儀用品だけは、写真や現物で明示する。
料理、返礼品、生花、などは別途にすれば良いし、料金に
含むなら写真等で分るようにしておけば良い。
また深夜早朝の追加料金、搬送距離による追加料金なども
事前に料金提示させるべきと思う。
(マップで距離を測れば概算くらいはすぐに分るはず)
ようは事前に全て分るようにしてあれば、苦情にならずに
済むわけで、業界全体が今よりクリアになります。
利用者は全て安ければ良いと思っているわけではない。
料金を見れば少し高くても、納得できる内容や、ときには
予想以上の内容なら安いとさえ思う事もあるはずです。
》利用者と業者双方が明確な見積書を所持する
・後々料金問題は減るはずです
》最終打合せ前の緊急搬送等の明確な料金表の事前提示
・依頼葬儀社が決まってなく突然の逝去などです
・電話で料金確認してから依頼すればいい
》各項目別単価明示、追加内容と料金の明示
・全使用項目毎に単価はあって当然です
・追加に関しても事前に明示すべき
》最終打合せで葬家が納得できなければキャンセルあり
・搬送して貰っても価値観の違う葬儀社なら断れる
・依頼した事のみ支払いできる料金設定があるべき
》但しそれまでの料金は支払うものとする
・行った業務の対価は貰って当然です
・その為に、事前料金確認してあるのです
簡単に言えば『全項目単価を明確にする』当たり前の事に
しか思えませんが、その当たり前が出来てないのが、あり
得ないけど葬儀業界なのです。
急な逝去で緊急であろうとも、病院から自宅まで搬送して
安置するまでの費用が明確に出て当然です。
搬送と安置だけの料金と、葬儀パックの料金双方を提示し
とりあえず搬送と安置だけの料金で納得できれば依頼する
でしょうから、その後の打合せで葬儀依頼すれば安くなる
状況なら家族も納得するでしょう。
距離追加がある葬儀屋なら、暫定の料金を提示すれば良い
だけで、実際は2km遠くても料金が納得できるものなら、
家族が苦情を言うこともないでしょう。
まずは葬儀屋毎に全ての料金を明確にさせることです。
全ての料金苦情の元凶はそこにあります。
また『会員は半額』なんて嘘臭いもいいとこです。
非会員にはどんな商売してるんだ!?
自分で悪徳葬儀屋ですって言ってるとしか思えない。
なんらかの形で利用者が理解できる『表記基準』ができな
い限り、葬儀業界は黒に近いグレーのままだろう。
葬儀のできない葬儀パックが、当然のように存在しており、
これだけ苦情が出ているにも関わらず、僕が知る限り何の
改善もされず10年間経った今も、なにひとつ改善されず
野放しでいられる葬儀業界・・・
他の業界でそんな事あるだろうか・・・
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