あんしんサポートは『特定非営利活動法人』という
分ったような、分らんような冠が付く、通称NPO
法人で、県の認証さえ受ければ良いだけの法人です。
決められた手続さえ行えば良い、それが認証です。

昨年後半、来年あんしんサポートの岐路になる。
と書いたのを覚えているでしょうか?

『低料金、薄利でも運営可能な施行数の確保』

これが最大の壁になるのが今年だと考えています。
その理由は当時のブログに書いたので、詳細は割愛
しますが、直葬系葬儀を主流にすると施行数として
単純に月に最低20施行が必要になる試算です。

月に20施行を通年確保できるか否かが経営存続の
分岐点と成るとの予測です。

勿論、それ以上の施行数が年間で確保し続けられる
なら問題はないと思いますが、たった2人で年間の
施行が240という葬儀屋を僕は知りません。

そこで費用面で抑えられる部分を考えてみました。

× 》葬儀用品の質を落とすつもりはありません
× 》特別支援パックの値上げも考えていません
× 》追加させる内容への変更も考えていません

○ 》車両の削減(5台~3台に減らす)
すでに軽トラック1台廃車済み、更に軽自動車1台
廃車までは可能です。
『寝台車』『霊柩車』『乗用車』の3台にする

○ 》法人から個人事業への変更
・NPO法人の恩恵はなく、収入印紙不要くらい
・法人は厚生年金加入義務、これが問題です
・僕はすでに国民年金支払い不要年令です
・千明の厚生年金増額の為と法律の為に加入した

実はNPOからの組織変更は設立前からあり得ると
考えており、あんしんサポートの正式登録名称自体
『あんしんサポート』だけなのです。

調べれば分りますが多分、うち以外のNPOは全て
特定非営利活動法人・またはNPOの文字が入って
いるはずです。

NPOにした最大理由は、僕にもしもの事があった
場合、千明一人だとちょっと賢い奴なら乗っ取りも
可能だと考え、利害関係の無い理事を複数置く事で
避けやすいと考えたからで、あとは設立時に費用が
掛らない恩恵が少しあり、他の理由はありません。

10年間NPOで活動しての感覚は以下の通りです

》法人役員の任期が変更になった為
NPOは面倒
》助成金、募金分配などは一切無く恩恵はない
》NPOだから助成があり安くて当然と思われる
》NPOは趣味の会感覚も多く法人にする意味ない
》NPOはうさん臭い所も多いと感じてきた
》県が杓子定規な審査で面倒(今はネットで楽)
》法人ゆえ、厚生年金加入義務があり無理矢理加入
あとは・・・
NPOだからNHKや新聞各社が取材したとも考え
られますが、そうでないとも言えるので分らない。



10年間NPO法人ですがメリットありません。
これから葬儀社をしようと思う人にとってNPOで
行なうメリットは皆無です。
まぁ、うさん臭い客引き手段としてなら、効果的に
使う方法もあるかもしれませんけど・・・
もしNPOだから安いと書いてあったら『嘘』です。

NPOなら仕入れが安いですか? NO
NPOは葬儀助成金がありますか? NO
NPOは利益を得ない法人ですか? NO

勿論、地域の人達の支援を行っているNPOらしい
NPOもあります。 その違いは地域の人達ならば
分っているんじゃないかな・・・

個人事業に変更すれば、厚生年金加入義務は無いし
車両保険も個人で加入できるから安くなります。

例えば、会員さん達に対しては法人では経費が掛り
過ぎるから最終的には料金に跳ね返る可能性がある。
極力値上げしたく無い為の措置なのは事実ですから、
そのまま伝えれば問題ないでしょう。

ってゆーかNPOだから加入してる人が無いとは言い
ませんが90%以上が紹介ですから問題ありません。

家主さんは、あんしんサポート設立以前から10年
賃借してきた相手なので、これも問題ありません。

法人の借金もなく、資産は車両の償却残が少しある
だけで給与相殺できる程度、財産の問題もない。
あとは覚えてないけど、定款に官報に解散公告する
旨の記載をしてあれば官報への掲載料だけで、それ
以外は自分で出来る程度のものです。

この点について最終判断は、先々の経営を考慮して、
どちらがメリットがあるかと千明次第でしょうね。
設立から10年経った今、当初の心配も要らないし、
経営の視点でNPOを続けるメリットはない。

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