本日の葬儀が済んで、明日は久しぶりに葬儀もなく
安置もない日になりそうです。
明日になってみないと分りませんけど・・・
1月の後半はいつもの流れに戻っている感じですが、
依頼された中には、以前うちで葬儀をされた家族も
数件あり、その意味ではお互いに気は楽です。
ただ少し変化が見え始めています。
以前葬儀したのは5件ですが、そのうち4軒は以前
より費用を抑えた葬儀になっています。
僕の事も分かっている家族ですから、搬送した直後
から本音をぶつけてくれるので助かります。
「以前お願いした葬儀は家族葬だったでしょ」
「母親は施設で長かったからずっと補填してたし」
「武井さんだから言うけど、ちょっと大変でさぁ」
「かみさんと、相談してみようって話してたのよ」
一例ですが、5軒のうち、4軒はこんな雰囲気です。
もうちょっと言うと、墓が自分の土地にある人達は
直葬を選択するし、寺に墓のある人なのに、選択を
するのは『ぱっく60』という家族が出始めました。
勿論、寺や墓については我々の関知する所ではなく、
家族が自分達の責任で決めれば良いことです。
僕らは家族の本音を聞き、残る家族の生活が守れる
葬儀を提案施行するだけです。
当たり前ですが寺の生活を守る義理はありません。
うちでは菩提寺の場合、全く関知しません。
葬儀屋さんのように位牌類を寺に持っていかないし、
車の荷物を運ぶこともありません。
式場と葬具と控室を提供するだけです。
本音を言えば、位牌、自分で使う仏具は持参すべき
物だと思ってます。 使うのは僧侶自身だし相応の
対価は貰っていますからね。
このまま書くとテーマから外れるので控えます。
5分の4=80%が前回の葬儀より抑えたいと言う
現実って凄くないですか?
僕だから言い易いのもあるでしょうけど、それにし
ても『出来れば葬儀費用を抑えたい相談』の後ろに
ある家族の本心をどう捉えるかです。
それと、うちの会員さんだけが、抑えたいと思って
いる・・・なんて事はありません。
くちに出して言えるか言えないかの違いだけです。
葬儀費用を抑えたい家族に対し、最大の敵となり得
るのは『故人の兄弟姉妹』であり前回の葬儀で僕が
家族を守る側に回るのは分っていますし、相談すれ
ば費用を抑えてくれるのも分かっています。
だから本心を話してくれるのだと思う。
改めて書かなくても、普通の感覚を持つ人なら分る
ことですが、前回の父母の葬儀で行った葬儀と同じ
ようにしたいのが、普通の家族の本音です。
問題が無ければそうするはずです。
5分の1の家族は「前回と同じ内容でお願いします」
と言われ全く同じ事をしたのですが、これが家族の
望むことでしょう。
それでも抑えたいと相談する理由は多くありません。
》前回より残る家族の生活が厳しくなっている
》前回の葬儀で思ったより費用が掛かった
どちらかじゃないかなぁ・・・
いよいよ建前や世間体で過去の高額葬儀ができない
人達の増加時代に突入してるって事なんだと思う。
現状の薄利を変更せず、あんしんサポートの経営が
成立する施行数確保の問題はありますが、葬儀する
家族が向かっている道は、僕の予測に近いと思う。
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