昨夜は珍しく自宅安置をしてきました。
あんしん館安置と聞いてたから、普通に病院に迎えに
行くと寝台車に載せてから自宅に安置したいと言う。

自宅安置にはそれなりの準備が必要です。
一度あんしん館に戻って自宅用ドライアイスを取りに
行ったり、枕飾り一式、布団掛け、清め塩など全ての
準備をしてから自宅に向かいました。

自宅は畳が多く正座とあぐらを交互に繰り返しますが、
子供の頃から畳の生活に慣れてないから苦手です。
ずっと座っていると膝の裏側が擦れて皮が剥けて痛い。

現在時刻3時過ぎ、先ほど散骨から戻ってきましたが、
帰りに今年初めてのイチゴ狩りをしてきました。
ポイントカードで100円割引、一人1.400円です。
この時期のイチゴは大きいです。
お腹いっぱい食べて20分ほどで戻ると長ネギ3本が
入った袋をお土産にくれました。
近々、奥さんと息子を連れていちご狩りしてきます。

さて本題に入ります。
何回か前にブログを書く目的を箇条書きにしましたが、
10年間ずっと胸につかえてたものが、徹夜明け入会
相談でスッキリしました。

設立当初からずっと引きずっているのは
『葬儀屋』と『葬儀支援』の明確な違いについてです。

父親逝去からの流れで、嫌々葬儀を施行する側になる
わけですが、葬儀屋がしたいと思った事は一度もない。
正直なところ、この感覚は10年経った今も同じです。

10年前、千明の食い扶持確保から始まった事ですが、
葬儀の実態、葬儀屋の実態、寺の実態が分ってくると
霊感商法としか思えない言葉で、弱き人、優しき人を
食い物にする事に腹が立ち、闘争本能に火がついた。

行政がすべきと思い調べてみると、今までの慣例から
家族親族が行うものと定義しているようでした。

なら『俺が弱者中心の葬儀支援をする』と、ど素人の
僕が立ちあがり10年活動してきたのが、あんしんサ
ポートという組織なのです。

『葬儀屋ではなく、葬儀支援を行っている』
この考え方、実践してきた事も含めその通りなのです。
しかし最終的に出来上がった葬儀パックを見た時・・・

『葬儀支援って言ってるけど、やってる事は少し安い』
『葬儀屋でしかないって思われてるだろうなぁ』

この感覚はずっと引きずってきました。
やってる事は間違いなく葬儀屋とは一線を画している
のですが、その違いを明確に伝えられないのです。

ところが先日、午前1時の電話で横浜までのお迎えで
徹夜したまま、食事に行こうと思って施錠をしようと
した時、入会相談に来館した女性と更に1時間30分
話しをしたと書きました。

すでに32時間以上寝ておらず、思考力は低下してて、
考える事なく、思いつくままを言葉にした時間でした。
それが功を奏したのでしょう。

商売としての葬儀屋は、、
「葬儀社は売れる葬儀を企画、施行するのが仕事」

葬儀支援を行うあんしんサポートは、、
「葬儀をする家族の生活を守る事が第一の仕事です」

こう言ってたのです。 更にこんな風に続きました。

葬儀屋は、どんな葬儀を企画したら、もっと儲かるか
もっと利用者が増えるかが経営の最大関心事です。
働く人は少しでも高額にしたり、追加させる事が自分
自身の給与に跳ね返ってくるわけです。
葬儀屋にとって葬儀をする家族はお客様なんですよ。

あんしんサポートは、残る家族の生活を守る事が第一
目的ですから、葬儀パックを企画する趣旨が違います。

》少しでも低料金化するには、どうすれば可能か
》葬儀屋で20万円の内容なら、うちは10万で、、
》祭壇飾りは葬儀後不要、なら最初から飾っておく
》うちはお客様ではなく、葬儀会員なのです

出来上がった葬儀パックだけを見れば、葬儀社よりも
確かに安い・・・くらいしか分らないでしょう。
でも、実際は設定段階から全く違うのです。

葬儀屋はどうであれ、うちは家族の生活が守れる葬儀
支援を行うのが主目的ですから、とにかく最低料金の
葬儀を創り出す必要があります。

》69.000円+税の直葬は、最低限必要な内容で企画
》納棺後も会えるなら、79.000円+税
》布団の安置を望む家族には、89.000円+税
安置方法ひとつでも、こうすれば家族の財布事情とか
家族の思いにも合わせられる訳です。

・・・とこんな話しをして、入会され、食事を済ませ
戻って初めて気がつきました。

もう一度書きますが・・・

商売としての葬儀屋は、、
「葬儀屋は売れる葬儀を企画、施行するのが仕事」

葬儀支援を行うあんしんサポートは、、
「葬儀をする家族の生活を守る事が第一の仕事です」

 似て非なるもの




うちの葬儀企画は全て家族の生活を守りつつ、家族の
希望を取り入れた内容ですから、内容と料金とを比較
してみれば、あり得ない料金設定だと分るでしょう。

いやぁー、ボーッとした頭での言葉だったから分った
『葬儀屋』と『葬儀支援』の違いですし、10年間も
明確に言い表せなかった事でしたからスッキリです。
時には無意識のような状態も良いのかもしれません。


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