昨日は徹夜で戻って、葬儀打ち合わせが済み、所用を
済ませたら昼飯を食いに行くつもりでしたが、必要な
手続きをしていると突然の相談でした。
今は殆ど入会相談に顔を出さない為、千明が相談して
ある間にとブログを書いたのですが、入会の手続きが
終わって飯を食いに行こうと思い、1階を閉めに降り
ると入会相談・・・
寝てねぇし・・腹も減ってるけど、顔を合せちゃった
からどうにもならず相談と入会手続きを済ませる。
徹夜明けで、飯を食いに出られたのは午後4時30分
余り食に関心の無い僕は、何を食べても良いのですが、
血糖値が高く、肝機能(脂肪肝)もあるから、まずは
サラダバーのある店が選択肢の中心です。
今日は前橋でなく、隣接市のサラダバーのあるレスト
ランに行く予定でしたから、午後5時までのランチを
目指して若干飛ばしぎみで向かいました。
入店が4時56分・・・セーフ!
外食が基本なだけに、健康的な食生活は難しい・・・
野菜から始まり、しっかり食べて前橋まで戻る車中で
千明はほぼ寝ている状態・・・僕も信号待ちで停車を
すると寝ちゃいそうな中で、何とか戻ってきました。
眠気防止に話しをしながら走ってきましたが、1月の
入会はいつもと何となく違います。
何が違うのか前橋までの30分話しをして分りました。
うちは90%以上の入会が紹介なのです。
一番多いのは葬儀に来た親戚、知り合いの入会ですが、
次は葬儀をした人からの紹介パターンです。
・自分がして良かったからと紹介するパターン
・葬儀した家族から相談してみろと来るパターン
殆どがこの流れで、あとの1割がいつも前を通ってて
懸垂幕を見て気になっていたとか、昔の新聞記事とか、
パンフレットずっと持っていたとか、NHKの放送を
見てからいつか行こうと思ってた人達です。
通常1割しかいない人達が、1月は多いからでした。
前者の紹介された人達は、かなりの部分を紹介者から
聞いての来館ですから、前段の話しは不要です。
ところが後者の入会相談は、あんしんサポートの理念
から始まり、葬儀社でなく葬儀支援である理由などの
全てを話さなければならず、倍の時間が掛かります。
まぁ普段が楽しているとも言えますが・・・
この部分を軽く流すと、後々問題になる事も考えられ
ますから、入会相談の手抜きはできません。
それは、こんな理由です。
一般葬儀社は葬儀を行う事が目的で当然です。
しかし、うちは葬儀をする家族を守る事が第一です。
この文字の意味なら、何となく理解できるでしょうが、
現実を知りませんから、葬儀に入ると自分の知ってる
葬儀や葬儀社とは全く別ものとなるのです。
言う事、する事の全てが違うと言っても過言ではない。
うちの場合に多いのが、葬儀前『何処の葬儀屋も言う
事は同じ結局は金儲けさ』と思っているのがアリアリ
分る人は結構いますし、人によっては口に出します。
この時点で何を言っても意味は無いと黙っています。
ところが葬儀の期間中ずっと言動は変わりません。
最期の集金でも態度は変わらず、請求額も予想と違い
安いまま終わって初めて本当なんだと分る人が多い。
この人達のほうが宣伝カーのように紹介します。
思い起こせば、今は取得しましたが、当初使ってくだ
さいと散骨場を提供してくれた人も、話しの段階では
うさん臭いと全く信用せず、葬儀になったら疑ってた
自分が恥ずかしくなり、相談の時に早い段階で専用
散骨場を取得したいと言ってたのを思い出してくれて
無償貸与してくれたのが始まりでした。
昨日最後に来館された女性は最初にこう言いました。
「自分は知ってる葬儀屋に登録してありますけど」
「父母は近い所が良いかと思ってきました」
「ほぉ、父母はどちらの方?」
聞くと隣接市に近い場所で、うちは近くありません。
「で、お宅はどちらの方?」
聞くと同じ市内なのです。
「それなら自分の知ってる葬儀屋が行ってくれるよ」
「わざわざ、うちに入会する必要ないですよ」
と帰って貰おとすると、
「あの、お話しだけでも聞かせて貰えませんか?」
「構いませんが、うちは誰でも入会させていません」
「うちの考え方が理解できない方と、嫌な人はお断り」
「しますが、それで良いなら話をしますよ」
「あっ、はい、誰でも入会できないんですか?」
「そうです。 うちは普通の葬儀屋さんと全く考え方」
「そのものが違いますから、嫌な人は嫌なはずです」
それから、うちのスタンス、理念をしっかり話した。
・・・・・約1時間30分後
何度も何度も涙を流した女性はこう言いました。
「お話しを聞かせて頂いて、一般葬儀社と違うという」
「言葉が身に染みて納得しました」
「私は義父母、旦那と3回喪主をしましたが、話しの」
「ような葬儀屋さんを知りません」
「父母用にと最初言いましたが、私自身も是非とも」
「お世話に成りたいのですが入会させて頂けますか?」
「うちの理念に納得し、うちで良いなら入会手続きを」
「されたら良いですよ」 と千明と交代しました。
この女性との話の中のひとつだけ紹介します。
「今日も父母の所へ行ってきましたが、ちょっと贅沢」
「してたから、そんな物食べずに少しでも葬儀費用を」
「貯金してって言ってきたんですよ」
「そりゃ駄目だ、言ってる事が逆だよ」
「食いたい物があったら食べて、行きたい所があれば」
「連れてってあげて、したい事をさせてあげるべきだ」
「今している事自体が葬儀なんだからね」
「葬儀とは家族が家族との別れを受入れる為の時間で」
「できる事はしたと思える事が大事、ハッキリ言えば」
「葬儀は本来宗教儀式ではないんですよ」
「したい事は可能な限りしてあげる。それが葬儀だよ」
「ただ葬儀は豪華にしてあげられないよって、正直に」
「言えば良いはずだけどな」
「はぃ、両親は焼いてくれたら良いって言うんです」
「ほらな、両親は無理は言ってないんだよ」
「あなたの中にあるつまらん概念が邪魔してるだけで」
「その感覚なら、うちへの入会は、お断りしますけどね」
実際は1時間30ほどの中で色々話しました。
毎回のように話しをする我々は結構大変が本音です。
その意味ではうちで葬儀した経験者が、自分の感じた
事を伝えてくれるのは好評でも、悪評でも有難い。
とはいえ初めて話しを聞く人達に、我々の本音を全て
話さない訳にいきません。
それもあっても最近は千明任せなんです。(^-^;
もうひとつ、僕にもしもの事があったとしても千明が
事前相談をした人達は、さして驚きませんし、不安に
なることもありません。 それも目的のひとつです。
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