年明けから数回に渡り書いているのは、全て自分自身に
向けての再確認が主な目的です。
迷いの無い時は必要ありませんが、少しでも引っ掛かる
事がある時は、過去数年から10年程を冷静に客観的に
振り返って全体の流れを見たり、近未来の指針を決める
・・・みたいな感覚があるようです。
その意味では、あんしんサポート設立後は初めてです。
10年間悩むこともなく、迷うこともなく、突き進んで
これた事が奇跡にも近いと改めて感じます。
余り迷ったり、悩んだりする事の無い人間ですが、いい
機会ですから、自分や後を受け継ぐ人達、更には読んで
くれている方々に向けて綴ってみます。
但し初めに書いておきますが、迷ったり、悩んだりする
のは、全て前向きの悩みや迷いであることです。
後ろ向きやネガティブ思考で良くなる事はありません。
んと・・・僕の嫌いなタイプで余り話しをしたくない人、ですが、
皆さんの周囲にも必ずいるはずです。
・出来ない理由ばかりをくちにする人
・「なら辞めれば」としか言いようが無い人
・間違いなく自営する人ではありません。
といったところで、現実の把握から始めてみます。
昨年2月3月と過去最高に忙しい時期を過ごしましたが
その時点で『これが続いたら死ぬな、、これ無理』だと
我々の限界を見せられたように思います。
ところが春以降の変化が気になっていました。
それは直葬系の依頼が明らかに増えた事です。
この流れ自体は当然の流れであり誰でも分かることです。
ただ予想より流れが早い事が気になっていました。
僕の中の計算では、一般葬主体 → 家族葬主体 → その後
直葬系が一気に増える想定、それは2020年頃が境界
線になると予測していました。
具体的に書くと、2017年は走る方向の明示をする年、
2018年、2019年辺りが狭間となり2020年頃
から直葬系が一気に右肩上がりするかなって感じです。
利益の薄い直葬系中心には絶対数が必要です。
少し前に書いたように最低でも月に20施行は必要です。
家族葬系と直葬系の施行数バランスが、数年間で上手く
逆転してくれたら問題ありません。
しかし直葬系の絶対数が増えない段階で直葬系が主流に
なると厳しい現実が生じるとの不安です。
葬儀屋は一般葬主流の葬儀屋、家族葬主流、直葬主流と
偏るのが普通です。 全ての葬儀パターンが得意だって
言うのは得意は無いとも言えます。
ようは類は友を呼ぶ・・・って事かな。
似たような生活環境の人達が集まり易いってことです。
具体的には仮に家族葬系の施行5件で食えるとします。
あんしんサポートの直葬系は極薄利ですから、施行数が
2倍では利益が減少し経営は成り立ちません。
但し、いずれ直葬系への移行は10年前から想定内では
ありましたから、その手立ては打ってきました。
》その第一が火葬+散骨+永代供養墓の『ぱっく60』
》散骨場の取得で自社散骨
》その後、33回忌まで無料納骨の特典も加味させた
》墓閉じによる散骨(永代供養墓納骨付)も増やした
》式場祭壇前での湯かん納棺を行う湯かん葬の設定
考えてみれば2016年には、これらの全てが打ち出し
終えてたのですから、僕の動きが早かったとも言えるの
ですが、昨年の2月3月までは、今まで通りの流れだし、
限界を教えられたくらいだから・・・とも思う。
これはあくまで僕の経営感覚ですが・・・
時代の一歩先を行ければ成功する。
時代の二歩先なら、何とか踏ん張れる。
時代の三歩先を行くと失敗する。
この話しを昨日、永代供養墓への往復車中千明に話すと、
「でも、最初はもっと先の事をしてませんでした?」と言われ
たが、その通り2030年に向け、まずは10年先を見て走って
きた訳ですから、10年も20年も先を見てきた人が1年2年の
違いで何か違うの?って事だと思います。
鋭い質問でもあり、素朴な疑問ですね。
改めて言われて初めて気付きましたが、その辺りの違いに
ついては次回書いてみます。
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