各葬儀の詳細を書いて『家族葬』『親族葬』『完全委託198』
3つの葬儀を残すところまできました。
並行して年末に公開するホームページの変更も行いながらの
作業ですから、確定してない部分があるとブログ記載もでき
ない状態になります。

そこで少しの間、話題を変更して書きたいと思います。
今回だけで終わらない可能性大ですが、シビアな話題であり
いよいよ来たか・・・という難題でもあります。

同じ難題で無いにしても経営者は色々な課題、難題、問題を
抱えながら日々過ごしておられるでしょう。

僕なりの考え方、歩んできた道、未来予測、そして現実との
狭間で試行錯誤しながら走り続けている真意、現実等を書き
記しますので、時に教師、時に反面教師として参考になった
り、皆さんのお役に立てれば幸いです。

本文に入る前に書いておきたいと思います。
ブログでも著書でも読んで頂ければ分りますが、葬儀屋さん
では書かないであろう細かい部分まで書く事が多いです。
以前、読んだ方から「真似されちゃいますよ」と言われまし
たが「真似してくれたら良いんじゃない」と答えました。

少し驚いた顔をしていましたが、僕の真意を書いておきます。
僕らの目的は葬儀支援ではありますが、過去の悪習慣の是正
でもあり、死後費用の低料金化でもあります。

NHK動画の最後で記者さんが伝えてくれた言葉・・・
「誰もが人生の終わりを心配することなく、生きられる世の
中になって欲しい」これが我々の全てです。

あんしんサポートを利用する人だけが、良ければ良いのでは
なく、日本に住む全ての人達に対してそう思うのです。

だから設立当初から、隠すことなく全てを公開してきました。
2030年代までの未来予測、そこから導き出した葬儀の設定、
何をどう考えての言動かなど、良くも悪くも書いてきました。

あれから10年、勿論、僕だけでなく同じように考える人達が
沢山いたり、時代背景もあったりで、直葬は市民権を得られ
決して珍しい葬儀形態でなくなり、葬儀や布施が高過ぎると
堂々と言える時代にもなりました。

全国全県どこに住んでいようが、同じような恩恵が受けられ
死後費用の心配せずに生きられる日本になれば良いのです。
その流れの中で僕の予測、考え方、企画などが活かせるなら
誰が何処で真似してくれても全く問題ありません。

過去、僕に直接質問されたり、来館された葬儀屋さんが数件
ありますが、聞いて貰えば分ります。
聞かれた事に対し躊躇なく本音で答えます。勿論無料です。
相手の方々の真意は分りませんが『僕と同じように考える人
なんだろう』と思うからです。

人は信じるほうが罪悪感もなく楽だからです。
設立前、葬儀の実態が分からず、県内の葬儀社回りをした時
圧倒的多数は「うちは喜ばれてますよぉ」と言いました。
寺も回りましたが「布施はお気持ちですからね」と言ってた。
当時の僕は、その言葉を鵜呑みにしました。
『やっぱ葬儀に関わる人達は人間ができてる。俺とは違うな』
なんて思いましたが、その後110名の葬儀経験者に話しを
聞くと、葬儀屋、宗教者の言葉が嘘であると分りました。

葬儀経験者のくちから出た言葉は「葬儀代が高額過ぎる」と
「布施が高過ぎる」が大多数なのです。
ちっとも喜ばれてないし、布施は気持ちでなく、寺から提示
された金額なのです。 こんな嘘の数々が僕の心に火をつけ
たのがきっかけで葬儀の仕事を始めたのです。

これで僕が葬儀の道に入ったきっかけと真意が分ります。
最初から家族目線、家族の土俵で業者、宗教者とは相対する
立場でのスタートをきったのです。

しかし僕は葬儀の『そ』の字も知らない、ど素人でしたから
現行葬儀のイロハを覚えるのに2年費やし、単独で葬儀施行、
だけでなく全てが自分達だけで行なえるだけの技量と道具類
とを備えたのです。 その間にも『5万円火葬の実現』やら
途中から『散骨場』『安置施設』『小式場』等の自社所有も
目指してきた訳ですが、目標には事欠きませんでした。

設立初年度は100名以上の一般葬のみ、2年目にして初めて
直葬を行いましたが、一般葬が主流、次が家族葬でした。
その間、入会相談に来られる家族と、膝を交えて話し続けた
ことで、入院入所費用で生活に支障の出ている家族も少なく
ないと知り年を追う毎に、より思いは強くなりました。

月に10件、15件と施行数が増えたのと、僕の年齢が60
才を超えた時、初めて最大の課題が現実味を帯びたのです。



最大の課題とは、以下5項目の兼ね合いの話しです。

『時代背景の先読み』
『なぜ葬儀支援か』
『葬儀支援の料金体系』
『葬儀内容と施行数と利益』
『加齢と気力と体力の現実』



にほんブログ村 その他生活ブログ 葬儀・法事(個人)へ
にほんブログ村
誰もが終幕後の費用を心配することなく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えていたか嘘のつけない自分日誌でもあります