6日は朝一の火葬が済むと、粉骨作業をし、先日葬儀をして
粉骨にしてあった遺骨の二人分を持ち、12時出発で散骨と
永代供養墓納骨に行ってきました。

12月の散骨場は降雪の可能性もあるから、できるだけ貯め
ずに行ける時に行くのが基本のスタンスです。
一度雪が降ると暫く溶けない事もあり得るし、そのまま次の
雪が降ったら春先まで雪がある・・・なんて事があるかもし
れませんし、下旬になると交通量も増えるし、日が落ちると
道路の凍結とか、一年の中でも気を遣う月のひとつです。

前橋は11℃でしたが、散骨場の近くは6℃でした。
散骨して生花を供え、線香を灯し合唱すると、線香を消して
散骨終了、そのまま赤城山の北側を国道122号線まで走り
大間々という場所まで来ると、朝から何も食べてないことに
気付いて、コンビニでアメリカンドックとコーヒーを買って
食べようという事になった。

アメリカンドックが欠品らしく、肉まんと串刺しフランクフ
ルトとホットコーヒーを買ってきました。
食べながら永代供養墓に向かって走り出すと、以前激安バナナを
買った店が近くにあるのを思い出し寄ってみた。

掘っ立て小屋?みたいなお店ですが、色々売ってて見てると
買いたくなってくるけど、安いか高いか分からない・・・

結局、買ったのは写真の三品と焼き芋2本でした。
バナナは25cmくらいある大きな物で6本158円と安い、
干し柿は1袋500円、焼き立てのさつま芋は1本100円
レジを打って貰っていると、買い物客のおばさんが発泡スチ
ロールの中で、ビニール袋に入ってる生マグロの切り出しを
買ってるのが見えた。 



店主の小父さん曰く、生マグロだから溶けても水はでないし
うちのマグロは旨いよって言ってたから、1袋1500円で
買ってみた。(発泡スチロールに氷を入れてくれました)

肉まん、焼き芋を食べながら永代供養墓まで数十キロ走り、
納骨が済んで前橋まで戻って、ご飯を炊いてマグロで食べて
みましたが、見た目より旨かったです。
いつも外食ばかりですから、普通のご飯が旨いです。



葬儀が続くと疲れてきますが、散骨場まで走ると気分転換に
なるし、こんな小さな楽しみもあって良いです。

今月は直葬と、ぱっく60の依頼が多いですが、今日の家族も
明日の家族も、いつもの通り祭壇前の棺にご安置をしてから、
待合所で待機している家族を式場内にお呼びします。

今日の家族は式場に一歩踏み入れた途端に足を止め、驚いた
顔をし、明日火葬する家族は、式場に入ると僕の近くに来て
「あの、、直葬なんですけど・・」と言ってました。

どちらの家族にも「うちの直葬は式場が空いてれば祭壇前で
納棺するし、追加料金なんて無いから大丈夫ですよ」

すると2件とも驚きの顔、末後の水をとり、線香を供え手を
あわせると、涙を流しながら、安堵の気持ちと、嬉しさとで
泣き笑いの顔と感謝の言葉をくちにしてくれました。



こんな家族を見ると、我々も嬉しくなるし、この仕事をして
良かったと思える瞬間です。



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