仕事は一生懸命やれば、いつか成功すると思ってる人が多い。
寝食を惜しんで働けば成功できたのは遠い昔の話です。
今は18才の人でも年間数億円稼げる時代へと変わりました。
ただ我々のようなアナログ仕事で、自らが現場で動いている
うちは、あり得ないレベルの話しだと感じます。
仕事の話をしていると、たまに我武者羅というか、猪突猛進
というか・・・自分はポジティブだからという人がいます。
確かに根明なのかもしれませんが、頑張れば何とかなるの?
ところで何をどう頑張るの?って聞きたくなる。
何となく日本には、頑張る事が良いことみたいな考え方とか
美談のような印象もありますが、それも過去の遺産です。
例えば、最近何年もしていませんが、ゴルフをする人達の内
18ホール回って、100を切れない人が60%と言われてました。
パー5が4ホール・パー4が10ホール・パー3が4ホール
全18ホールの一般的なコースで、100を切るにはどんな
打ち方をしたら100が切れるでしょう?
1打目はドライバーで飛ばし、できるだけ距離を稼いで後は
その都度、ウッド、アイアンを使って少しでもグリーン近く
まで飛ばそうとするのが、100を切れない人達です。
勿論、シングルの人も同じ事をしますが、実力が違います。
それができる力量を持つ人と、力量も無いのに無謀な挑戦を
する人の差が、大叩きして100を切れない人の特徴です。
なら、どんな考え方をすれば100が切れるか考えてみます。
・まず18ホール全てボギーでも90で回れるのです
・更に18ホールのうち半分はダブルボーギーで99です
・ドライバーが真っすぐ飛距離の出る人は100は切れます
・真っすぐ飛ばないドライバーを持つ事が間違いだと思う
・ティーグランドからでなく、グリーンから逆算すれば良い
・同じアイアンを使い続けたほうがナイスショットは出易い
そこで大抵の人なら、ミス無く打てる7番アイアン1本だけ
持って歩き、バンカーとグリーン以外は全て7番で打ちます。
バンカーはサンドウェッジ、グリーン上はパターです。
グリーンサイドバンカーでアゴが無ければパターもありです。
グリーン周りのラフからはドライバーでコツンもありです。
まず、この考え方が出来るか否かです。
何処で、どんなクラブを使うかは自由です。 素人がスコア
メイクをしようと思ったら、上のような使い方もあります。
さて、仮に7番アイアンの飛距離が130ヤードだとします。
例えば380ヤード、パー4なら2打で、残り120ヤード
ですから、3打目は気楽に打て3オンの可能性が上がります。
何処にピンが立っていようが全てグリーン中央を狙います。
グリーンは2打でホールアウト出来ればボーギーです。
仮に3打でもダブルボギーですから半分は、これで良しです。
結果として100切りゴルフが成立し易くなるはずです。
この文章、ゴルフしない人には、チンプンカンプンでしょう。
しかしゴルフ経験のある人なら理解できるはずです。
この方法も僕の個人的な感覚ですが100は簡単でした。
要点としては以下の通りです。
》自分の実力を正確に把握していること
》最も得意なクラブを普通に打った飛距離も知っている事
》ゴールから逆算すること
簡単に書きましたが、いかがですか?
猪突猛進でもなく、我武者羅でもありません。
目標に向かい、今の自分にできる最善策を冷静に実行する事、
そこに見栄や突っ張りは要らない、目標への到達のみ考える。
これが我々にも可能な前向きな考え方なんだと思う。
ドライバーを持たずにラウンドするのは、抵抗ある人もいる
でしょうが、今のあなたの目標は100を切ることであって
思いきり叩く事ではありません。
ようは目的達成の為に、普段の実力を出せば出来る事をする。
これが目的達成への最速で最善策だと思います。
あとは18ホールを回っている途中で起る様々な事態に対し、
都度冷静な判断をし続けられるか、一緒に回っている人達が
ドライバーで打っても、目的達成の為に自分を抑えられるか
というのが最大の難関であり、もしミスが出たら取り返そう
とせず、1打のミスを受入れる事ができるかです。
それと道具の違いでスコアに変化が出るのは、シングルプレ
ーヤーであって100前後の人には無縁です。
正直なところ道具なんて、ゴルフクラブであれば良しです。
この話しを葬儀の仕事に置き換えてみたいと思います。
100切りは下手ではありませんが、上手いレベルでもない。
葬儀屋で言うなら、これからも食える経営内容って事かな。
》総論として数年~10年程度の未来予測は最低限必要です
・一般人の生活を推測します(世の中の景気含む)
・どんな人達を対象者とするかを明確にします
・思い描く未来予想図に必要な葬儀屋を目指すことです
・その対象者が求めるであろう葬儀を創り出せば良いのです
》安置施設
・間違いなく絶対に必要な施設です
・施設が無いから安くできるなど屁理屈でしかありません。
・そんな葬儀社があったら、うちの料金と比べればすぐ分る
・自宅に連れて帰れない人は増えますから絶対に必要です
》式場
・式場の有無は、さほど問題ではないように思えます。
・ただ小さな式場はあったほうが小さな葬儀の家族には良い
・問題は法要のできる場所が無いのは、後々家族が困ります
・宗教者紹介するなら絶対に必要な施設です
》きりがないので主要項目だけ羅列します
・葬儀内容、含まれる項目、単価など全てを明確にします
・それを印刷して誰にでも分かるようにします
・通りすがりの人達にも分るよう掲示します
・いつか明確な料金が当たり前の時代になります
・うちは対象者を絞る為、会員制を敷きました
問題は葬儀施行の現実です。
葬儀に対する考え方は個々の家族で違います。
全ての家族に対応できる事は絶対にありません。
ゆえに自社の明確なポリシーは必要だと思っています。
葬儀社のポリシーに共鳴できる人達だけが、依頼をするのが
お互いにとって良い結果に繋がり易いはずです。
搬送、安置、内容、料金、湯かん、宗教者等々の内容料金が
パンフレットやチラシと合致している事、事前相談や見積り
段階と異なる事なく実行されブレない事です。
ところで昔、チラシの効果は0.01%と言われていました。
葬儀のチラシは更に費用対効果は10分の1以下に下がります。
近々に葬儀予定が無ければゴミ箱直行も当然ですからね。
但し一般チラシの効果はせいぜい1ヶ月ですが、葬儀チラシ
なら何年でも保管しておく人もいるはずです。
ただ『真心込めて』『家族の立場で』みたいな言葉だけでの
広告など全く無意味だと思って間違いありません。
そう言えば、最近新聞折り込み大手葬儀社のチラシを見ると
公営斎場葬儀45万円税別でした。
更に『お葬式に必要な基本内容が含まれて安心です」と記載、
ところが『安置』『霊柩車』『施主花』はありません。
祭壇飾りは果物だけがあるようですが『人件費』は不明です。
追加必須のパックが葬儀業界の定番ですが、これからの時代
個人レベルの葬儀社は絶対してはいけない見本です。
大手は利用者が高いと思っていたり、知名度の点で言うなら
ブランド化されてもいます。 或いは値段は高いけど間違い
ないという安心感もあるでしょう。
結果、ある程度加算されたとしても、仕方ないと思ってくれ
るかもしれません。 但し次回は利用しない人も多いはず。
というより、本来利用すべきでない水準の人達が利用したと
考えるほうが自然かもしれません。
葬儀社は枠外のターゲットが確保できたのですから、次回は
無くても普通だし、今回はラッキーって考えられます。
しかし個人レベルの葬儀社では、直で信用問題に成り得ます。
現在ホームページに掲載しているパンフレットの項目欄でも
来年以降のパンフレットでも良いから確認をしてみると良い
ですよ。 全ての料金が明確に書いてあります。
来年以降の単価は現在より下がります。
問題は利用者や一般消費者が計算しても、我々が計算しても
全く同じになることです。 意味不明な追加や項目の無い事
これが紹介に繋がる最高の広告宣伝だろうと思います。
もっとハッキリ言うと、広告宣伝に100万円掛けるならば、
その分を葬儀費用から差し引いても大差ないって事です。
分かり易く言うと、自分で制作して利用した家族に配布送付
するのに50万円掛るとすれば、あとの50万円は利用者に
還元できるってことです。
あくまでも僕なりのですが、こんな考え方をし続けるのが、
『前向きな思考』だと思っています。
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