人生とは山あり谷あり、晴天あり暴風雨ありと、良かったり
悪かったり、中々平坦な道が続くことはありませんが、逆を
言えばずっと悪い時ばかりではないとも言えます。
葬儀の仕事は、人が亡くならないと発生しない仕事ですから
不安定な業種ではトップクラスでしょう。
うちの場合で言えば、10年間の施行件数では右肩上がりでは
ありますが、月別に見れば死にそうなほど忙しい月もあるし、
やたら暇で数件の施行なんて月もあったりします。
ただ現実として考えれば、年間の対比も難しいはずです。
10年間ほどの施行数、売上をグラフにして判断するくらい
だろうと思いますが、10年は世の中が大きく変化している
はずですから、その辺りの判断が難しいと感じます。
今月は暇な月ですが、暇な時は配布用パンフレット、懸垂幕、
ホームページの変更、敷地内の雑草取り、不用品の整理など、
出来る事は全てしておきます。
施行数が少ない時は、経営は苦しいのが当然の理論ですから
人によっては胃が痛くなる人もいるでしょうが、僕の体験や
持論、時にはことわざを書いておきます。
全ての人の役には立てないでしょうが、少しでも参考にして
頂けたら幸いです。
まずいつでも根底に持ち続けておくべきは、僕の持論ですが
『人は執着さえ捨てれば楽に生きられる』であり、更にひとつ
『何をしても食っていける。 それで良いじゃないか』です。
『人は執着さえ捨てれば楽に生きられる』
今の仕事以外生きる術はない・・・なんて考えてると自分で
我が身を締め付ける事になり毎日が疲れます。
今の地位、今の売上、今の施行数を伸ばし会社を大きくした
いと奮闘する経営者は多いでしょうが、これが通用するのは
僕のような凡人経営者の場合、数年間が限度です。
というか皆さんの周囲にある会社や商店で、成長し続けてる
ほうが少ないはずです。 前職の美容室なら10年間繁盛を
し続けて地域一番店の美容室を僕は知りません。
稀にこれを達成する人達がいます。
群馬ならベイシア、ヤマダ電機などがそうです。
但し、これを可能にする経営者は極々わずかで、僕のような
凡人でなく非凡な経営者です。
その意味では前々職の役員をしていた会社の社長も、非凡な
経営者の一人だったように思えます。
しかし66才で人生の幕を閉じた訳で、社長にとってみれば
夢半ばにして人生の終焉を迎えたという事でしょう。
本人が幸せだったなら、それでいい事ですが、僕からみると
「本当に幸せな人生だったかい!?」と聞いてみたいです。
必ずしも長命が良いとは限りませんが、もう少し長生きでも
良いように思えてなりません。
まぁ、その意味ではいつ人生の幕が閉じても良いように今を
精一杯生きるんだ・・・という考え方も出来ますし、昔の僕
ならそう考えたかもしれません。
基本的に仕事が趣味のような奴ですからね。
ただ今の僕は少し違ってきています。
》仕事は食えるだけの稼ぎがあれば良い
・施行数、売上を気にするより、今月も食えたの感覚で良い
》仕事は超繁盛する事より少しでも長く存続するほうが大事
・諸行無常とは真理なり、我だけ例外などあり得ない
・存続できるか否か利用者次第、10年先の利用者を見て動く
・僕の中では25年間存続したら大成功だと思っている
》今の経営を世間が受入れない時は素直に閉鎖すれば良い
・これが理解できない経営者は以外に多いと思う
・利用者が少ないのは、今の会社が不要と言わてるのと一緒
》着いてきてくれた千明が食える仕事が残せれば良し
・あんしんサポートは千明がいてくれて存続できたもの
・だから相棒の将来くらいは考えてあげられる器は欲しい
》仕事に突っ走れたのは奥さんのお陰、奥さん孝行はしたい
・僕の場合、家族を色んな意味で犠牲にしてきたと思う
・特に奥さんが陰で支えてくれての僕なのは間違いない
・どちらかの終幕が訪れる前にできる事をしておきたい
最後に事業の存続について『前向きに、向上心を持って走る』
って書いたとすると、時々『暴走』や『猪突猛進』と勘違いする
人もいますが、前向きと暴走とは別物です。
次回、その辺りを書いてみます。
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