前回のブログを書いて掲載してから気づいた・・・
『それにうちの祭壇は何も供えなくも豪華だからね』って
見せてもないのに、豪華もへったくれもないと・・・

こりゃあかん・・・
って事で20日の葬儀が済んで、片付終わって何も追加して
無い、会員は誰でも使える祭壇の写真を撮りました。



・最上段には十三仏のA2サイズ電照板
・祭壇下に高さ150cmの回転灯篭1対
・青い灯りの回転灯篭が祭壇横に2対
・白色灯篭が1対
・祭壇最上段にキラキラ回転灯1対
・祭壇中段にはバブル灯篭が1対
・金銀の四華花1対
・釈迦仏像1体
・祭壇下段に菓子盛1対
・祭壇下段中央に白木膳
・祭壇下段に果物皿1対
・造花スタンド3対

何ひとつ購入せずとも、最初からこれだけの供え物が飾って
あるから、湯かん葬、家族葬、親族葬は勿論、直葬の時でも
式場が空いていれば、納棺して末後の水をとり線香を供える
のは祭壇前ですから、家族は豪華な感じがするようです。

これなら家族は見た目でも満足できて、さらに費用の心配を
せずに済むのは、同じ直葬でも大きな付加価値だと思う。

灯篭の供物を最初に無料で飾ったきっかけの葬儀は、以前に
ブログにも書きました通り、当時の我々は自分で葬儀はでき
ない時代でしたから、依頼した葬儀社の人達が自宅安置した
ご遺体の横に後飾り祭壇を組んでくれるのですが、祭壇には
何も飾ってない状態でした。

それを見た家族の小さな声での独り言・・・
「しょがないよねぇ、お金無いし・・・」こんな言葉を偶然
耳にし、我々の事務所にある飾りを持ってこさせ、祭壇上に
飾ったのが最初でした。

家族は申し訳なさそうに「あの、、頼んでないんですけど」
と言いましたが「あ、それなら心配ないよ。 うちの事務所
から持ってきた物で、事務所にあっても、この祭壇に飾って
あっても置いておくのは一緒だからさ当然無料ですよ」

それまでは灯篭類や盛り菓子など、供物類は販売するものと
思っていましたが、この出来事があってから何の為の供物か、
供物であれ、生花であれ、本当に必要なのかと考えた。

灯篭類を購入して葬儀で飾ったところで1時間のことです。
葬儀後は自宅に戻って灯篭を出して飾りたいですか?
この質問をすると90%以上は「自宅は要らない」と言う。

なら葬儀の時は必要なのか・・・
なぜレンタルは無いのか・・・

僕の前職は美容室を数件と、県内2件のホテルで婚礼美粧を
行う会社の社長ですが、自分の仕事ながら当時から全く納得
してない仕事でした。

披露宴で皆さんの前にいるのは15分ほどなのに、色打掛の
レンタルが数十万円、更にレンタルかつら、花かんざし、と
花嫁化粧、着付けで20万円にもなる。

また皆さんが出席した結婚式を思い出してみてください。
新郎新婦の座る高砂の席に、生花が飾ってあったはずですが、
花の種類や飾ってある形を覚えていますか?

まぁ殆どの人は、花があった事すら分らない・・・
花があったのは記憶してても花の種類など分らない・・・
この両方で90%を超えるはずです。

しかし両家は、この生花に最低でも5万円、普通10万円か、
15万円を支払っているのです。
当時から、こんな結婚式が必要か!? が本音だったのです。

当時の結婚式が簡素化するのは明白だったし、結婚式に呼ぶ
人数が減るのも必然だし、結婚式は間違いなく大きな変化を
すると言いきってましたが、今はどうなっているのでしょう。
正直なところ、この2 0年近くの結婚式は全く知りません。

勿論、昔ながらの結婚式、椿山荘のような格式のある場所の
結婚式も行ってはいるでしょうが、結婚式全体で見れば相当
変化をしたはず、、

当時の僕が勧めていたのは、新婚旅行わ兼ねて海外に行って
教会で式を挙げれば最低2人だけで済むし、言い訳もし易い
ですからね。 同じ金を使うなら自分達で楽しむ事に使えば
良いし、結婚で大事なのは式でなく、その後の生活だと言う
のが僕の持論だったからです。

この経験が葬儀の不可思議な現実とシンクロしたのでしょう。
残る家族の生活のほうが大事だと言い切るのと同じ感性です。
更に葬儀は霊感商法がまかり通っているだけに、もっと問題
だと感じました。

料金を下げる為の第一段階は、不要な物は除外する事です。
本音で言えば祭壇の飾りなど一切要りません。
がしかし今までの慣習があって、僕みたいにハッキリ不要と
言い切れる人のほうが少ないですから、一般の人達が納得し
費用を軽減する方法はひとつです。

結論を言うと『レンタル』です
うちの祭壇には最初からそれなりに飾っておけば良い・・・
事前相談と入会に来られた人達に祭壇を見せて、一切追加を
しない祭壇を見せればいい。
但し自宅には持って帰れない事はしっかり伝える。

あとは1年なり、2年で飾った物償却すれば良いし、償却が
済んだら新しい飾りにすれば良いと考えました。
大抵の家族は充分だと言いますし、この制度を歓迎します。

この部分の感覚は凄く大事だと思っています。
内容は質素や粗末で本当に焼くだけの葬儀・・・
その結果として料金は下げる。
そんな葬儀社感覚が普通のようだし、うちの低料金もそんな
程度だと思ってる人も多いようですが、この祭壇前で納棺を
するだけでも結構な違いがあるはずです。
一般葬儀社の低料金は『当たり前の金額』だと思う。
本音はちーっとも安くはないじゃん・・・が本音だな。

依頼した家族と、その葬儀に来る親族や近しい人達が見ても
違和感の無い、ちょっと豪華に感じる内容を備え、さらには
集まった人達に、温かい葬儀の現実を見せられるだけの力を
備えた担当者であり、尚且つ低料金である事が大事です。

あんしんサポート最大の武器は、低料金でなく、葬儀内容と
担当者レベルであると自負しています。
こう言い切る根拠こそが『家族目線』なのです。

家族が本音で望む事をひとつひとつ可能にしていく・・・
特別な能力は無用だが、家族目線になり、それを実現できる
だけの行動力と創造力さえあれば誰でもできることです。
 
但し低料金にするには家族にもリスクは背負って貰う・・・

20日の葬儀後、自宅に後飾り祭壇を飾って線香を供えると
・国保からの葬祭費の話
・故人の年金の手続きと遺族年金の話
・法務局での手続きの話
などしてから、自宅置き分の香典返礼品について話した。

「人が来るのは土日2回程だから、来月4日(月)くらいに
返礼品を持ってきてください。 
その時は使用分のみ精算で25%の割引をしますね。

これで分かるように25%値引きするけど、返礼品は自分で
持ってくるのと、追加も自分で取りにきて貰うのです。

集金は葬儀当日か翌日の精算、本日21日午前中に支払いに
来てくれました。



我々はできる限りの事をし、家族にもできる事はしてもらう。
最近増えてるバッフェスタイルの食事のようなものです。
自分で料理を取りにいき、食べ終わった食器は自分達で片づ
けることで人件費を減らし、低料金で豪華な食事を提供する。

この感覚を設立した10年前からやってきたってことです。


にほんブログ村 その他生活ブログ 葬儀・法事(個人)へ
にほんブログ村
誰もが終幕後の費用を心配することなく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えていたか嘘のつけない自分日誌でもあります