布団の中で温まって、あと10分ほどで日付が替わろうと
していた時、いじっていたスマホが鳴った。
相手は千明・・・搬送確定・・・

1年半まえに葬儀をした親戚の方が、自宅で亡くなったと
いう電話らしく、医師の死亡診断等で90分後行くと伝え
ましたとの事でした。

ちょうどウトウトし始めた頃だし、寒いし、布団から出る
のが辛いなぁと思いながら着替え、途中でドライアイスを
調達してからあんしん館に向かう。

先に来ていた千明の報告では、葬儀内容も決まってないし
安置も自宅か、あんしん館が決まってないとの事。

とりあえず自宅安置の準備をして、指定時間に自宅に到着
したが、車を停める場所がない・・・

集まったのは1年半前に会っている人達でしたから、初め
から和やかな空気の中での相談となった。

相談を始める前に、いつものように伝える。
「初めに言っておきますが、絶対に無理をしてはいけない。
これからもお母さんの生活はあるのだから、その点も考慮
して、今の状態で無理せずできる事をすれば良いですよ」

この提案で気が楽になる家族は多く、余裕が無い家族でも
安堵の表情になれる瞬間でもあります。

聞くと癌だった事もあり、ある程度覚悟も準備もしてきた
ようで、1年半前と同じようにしたいとの事でした。

30名ほどの親族葬儀+宗教者紹介+永代供養散骨ですが、
1年半前の葬儀費用で今回の見積もりを出してみた。

清め料理、香典返礼品、宗教者、永代供養散骨まで全ての
支払額49万円台でしたから、大体50万円くらいと分り
安堵の表情をする家族でした。
周囲で聞いていた故人の兄弟姉妹達も、我々の行う葬儀を
知っているからでしょう。 
何も言わず聞いていましたが時々、自分も入会しておかな
ければと脱線はしますが、最初から最後まで和やかなまま
打合せが進みました。

ただ日曜日の葬儀は寺が法事で忙しいのと、火葬場の空い
てる時間帯が合わないとなので、この場で決めません。
朝、寺に確認し火葬場の予約状況と合せてから、連絡する
旨を伝えて帰りました。

事務所に戻ると、すぐに帰宅・・・
寒さは余り感じませんでしたが、自宅のカーポートに駐車
してから自宅に入る前、時間を見ると午前3時でした。

空を見上げるとオリオン座がハッキリ見えます。
そっかぁ、、もう冬の夜空なんだなぁ、、
メガネを掛けても視力は1.0無いのですが綺麗な星空です。



たまに見える真っ赤な夕焼け・・・とか、
子供の頃より星の数は見えませんが、星座は昔のままです。

僕が子供の頃に見た星空・・・
あれから50年以上の時が流れ、家族、親族、友人などが
沢山他界して今はいませんし、僕自身の生活も波乱万象な
時期があったり、穏やかな時期があったりした半世紀です。

でも宇宙や自然は何事もなく、ほんの一瞬のように変わる
ことの無い景観・・・スケールの違いを感じます。

結局、午前4時過ぎに寝て、午前7時起床でした。
この辺が葬儀仕事の辛いところですが、我々の姿を見ると
安心する家族が多いだけに、いつも変わらぬ姿を見せ続け
られるよう体調管理は大切ですね。

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