7日の葬儀が終わり、8日水曜日の午後は時間が空いた。
午後3時前、昼飯を食べるとパチンコ屋さんに行ってみた。
スロットを数時間していると落ち着かない自分がいる。
落ち着かない自分に若干の驚きを感じる・・・

この現象は前職の社長時代にも感じた事があった。
休みの日も事務所に来て、椅子に座ってパソコンを開いて
コーヒーを入れ、YouTubeでクラシックを聴きながら飲む
のが、いつもしているルーティーンでした。

更に特別急ぎの仕事ではないのに、やり始めたり、今なら
来年用のパンフレットを見直したり、手直しをしていると、
不思議に落ち着く自分がいる。

パチンコ、パチスロの依存症は社会問題のひとつらしいで
すが、僕の場合は仕事依存症か!?と思ったりする。

あんしんサポート設立前から10年間、完全休日は数日間
しかありませんでしたから、頭の中は休みが欲しいはずで
すが、いざ休みになると、わずか半日でも落ち着かない。
そんな自分がいるのだから、驚くし我ながら呆れる・・・

完全というより、完璧なブラック企業ですが、理事だけが
働いているから労基では問題ありません。
というか・・・だから超低料金が可能になっているのです
から、利用者である会員にとってはメリットはあります。
但し、今の現状では一般職員は雇用できません。
労働基準監督署から指導が入ります。
その意味では個人経営者の方々と全く変わりません。

落ち着かない自分を感じ、事務所に戻る車中考えました。
俺みたいに特別趣味もなく、酒も飲まず、テレビも見ない
奴が定年で家にいたら、何をして過ごすのだろうか・・・

生きる張り合いもなく、痴呆にでもなるのかなぁ・・・
最初は退屈でも、何か始めて退屈じゃ無くなるのかなぁ・・
或いは何か仕事をするのかなぁ・・・

わずか半日の暇で少し自分が見えました。
僕という人間から仕事をとったら、抜け殻みたいになる?
もしかしたら・・・何も残らないのかもしれません。
仕事をしてない自分を知らないから何とも言えませんが、、

そう考えるとなんかさぁ・・・
もし僕に魅力があるとしたら、仕事という基盤の上だけで
仕事を取り去ったら、何の魅力も無い小父さんかもなぁと
思えてきました。

理想としたら・・・
『年令より遥かに若い心と身体と思考を持ち』
『若者でも異性でも、普通に違和感なく楽しい会話ができ』
『仕事は時間内で上手にこなし』
『時には一人でも遊びに行けて』
『家族や集団でも遊べる』
ついでに・・・『全てが見えないニヒルさを持っている』
なぁーんてのが、最高なんだろうけど現実とのギャップが
あり過ぎで、その片鱗さえ見えません・・・

だからって趣味や遊びは考えてするもんじゃないし・・・
仕事の水に浸かっているのが一番落ち着く・・・
考えようによっては、最近頭も薄くなってきたようだし、、
カッパみたいなもんかね・・・
そう考えると、いい仕事に就いてるのかもしれません。



でもね・・・
僕みたいに仕事漬けの生き方が良いとは思っていません。
毎日夜は家族団らんの時間が取れ、家族での会話があって
休みの日は家族と出掛けたり、レジャーを楽しんで過ごせ
るのが理想だと思います。

当然それだけの収入を得ている必要もあるし、すでにその
域に達している企業も出始めているのも感じています。

ただ日本に住む全ての人が、そんな企業で働いているわけ
ではありませんし、少額年金だけで生活している老人達が
増える時代が来るのも必然です。

また我々のような葬儀をする側の人間も、ゆとりある仕事
って事になれば、人件費は増大しますから、料金も高額に
なるわけです。 ところが生活だけで精一杯の人はいくら
でもいる・・・理想と現実の大きな格差があるわけです。

以前書きましたが、うちの体制を最低限で24時間対応を
させると最低人数8名となり、69.000円直葬パックの場合
169.000円となるわけです。

我々働く側の理屈なら当然の料金だし問題はありません。
ただ依頼する側の実情を考えると、厳しい料金となります。
たかが10万円ですが、されど10万円なのです。

そう考えると、僕みたいな仕事漬けの人間も今の時代には
実情として必要なのかもしれませんね。


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