先月の相談で寺墓地の話しが何度も出ました。
今日火葬された家族も寺墓地の話しをしましたが、皆さん
勘違いしている部分があります。

・嫁さんの実家の墓があるから、そこに入れれば・・・
・誰も面倒看てない親戚の墓があるから、そこに・・・

などなど、自分の家の墓で無かったり、誰も看てない墓が
あるから、それなら無料で埋葬できるでしょ?
こんな感覚を持っている人が、とにかく多いのに驚きます。

僕が素人時代でも、無料なんて思ったことはなかったです。
墓を持った事が無いから、墓さえ建てればあとは無料だと
思っているような感じの人は意外に多いです。

そこで、いくつか基本的な寺墓の事を書いてみます。

》基本は菩提寺の住職が葬儀をした遺骨を墓に入れる
 ・葬儀の布施は30万円(信士信女戒名)~が必要です
 ・普通は菩提寺以外の寺で葬儀をする事はできません

》直葬をした遺骨の納骨は群馬の場合10万円~50万円
 ・通常、戒名は授与されますが戒名によって異なります
 ・自分で葬儀をしてない遺骨は入れない住職もいます

》寺の墓は基本、次の墓守が居なければ入れません
 ・無縁墓になる可能性大ですから、収益もない訳です
 ・寺から墓終いをするよう言われるでしょう

》次の墓守が居なければ永代供養墓を勧める寺もあります
 ・一人分に付き33万円~100万円が群馬の相場です
 ・永代供養墓は数年から33回忌保管が多いです

と基本的な事を書きましたが、実際は寺により・・・って
言うより住職によって様々です。
またこれだけで終わると思ったら大間違いです。 

檀家として、寺の決めた費用を毎年支払うことになります。
『正月』『盆』『管理料』などに数千円~1万数千円って
ところが年間に必要な費用、あと大きいのが本堂の修繕や、
屋根を葺くとか、門を建てるなどの寄付金が大きいです。
数万円~数十万円が多く、戒名によって違う寺も多いです。

寺の墓に入るとは、これらを全て行い続けるという事です。
勿論その覚悟があるなら墓に入れるのも良いでしょう。
但し、先に書いたように墓守が続くのが条件です。

それと、話しをしていると良い住職だと言う家族もいます。
但し、先代の住職は・・・ってのも多いです。
問題は、この部分です。
どんなに立派な宗教者でも終幕は訪れます。 亡くなれば
多くの場合子供が後を継ぐか、本山が送った僧侶が住職に
なり、寺は住職が替われば別の寺になったも同然です。

ついでに書きますが、墓守が居ない人は墓終いをします。

※墓守不在が確定したら、次の順番で進めましょう
》墓の撤去と処分、墓にある遺骨供養の総額を見積もる
》費用的に無理なら、暫くはそのまま墓守をします
》支払い可なら菩提寺に墓守不在で墓終いの旨を伝えます
》魂抜きの読経日時を決め、石屋さんに伝えます
》魂抜きは1万円~3万円の布施が普通です
》予定通り、遺骨供養を終えれば墓終い完了です

※我々は経験はありませんが、離檀料を要求する寺がある
らしいですが、入檀時の契約書にその旨の記載がなければ
支払う必要はありません。 

墓は購入した訳でなく、使用料を支払っているものです。
返却する際は更地にして返すのが道理です。

今回はあくまで寺の墓についての事です。

民間墓地は、色んな規則があって、やたら金の掛る墓地も
あれば、水道もなし、草むしりは各自の責任と、全く干渉
しない墓まで様々です。

公営墓地は年間管理費(群馬なら3.000円~5.000円程度)
だけは徴収されますが、他は基本一切掛りません。

地域墓地についても年間管理費が数千円ほどでしょう。

自分の土地にある墓は当然費用は掛りません。

特に注意して欲しいのは、親戚の無縁墓に手を出すと全て
自分が面倒を看ることになる事です。



また親戚が簡単に墓に入れてくれたとしても、毎年の管理
費用や、寺の修繕で数十万の寄付を請求されたら、普通に
考えて「お宅も出して」って言われて当然です。
後々を、よく見据えて答えを出さないと、とんでもない事にも

成りかねないって事です。


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