9月は数年前に戻ったようで、昨年の9月は18件でし
たが、今年は数件の施行しかなく久しぶりに、暇だなぁ
って思う月になっています。
いつ電話が入っても不思議でない人だけで100数十名
以上の会員さんがいても、暇なときは暇なんですね。
うちはまだ会員さんがいるし、今月の入会は16名だと
聞かされていますから心配はしていませんが、会員制で
ない経営者なら胃が痛くなるかもね。
この部分はサラリーマンには絶対に分らない事です。
例え役員であっても、経営者と同じリスクを抱えてない
限り絶対に分りません。 僕の経験則から言ってます。
でね、僕は自分を神経質な奴だと思っていました。
24才で一度に胃潰瘍4つできた時、激やせしましたが
担当医に根が神経質な人だから・・・って言われたのが
ずっと頭に残っていたようです。
医師からは「100%再発するよ」って断言されました
が、いまだに再発はしていません。
でも今年の検査で、僕も千明も慢性的な胃炎ですねって
言われてるから、不規則な生活もあるだろうし、葬儀の
神経は使っているようです。
当時は、細胞検査の結果を医師が言い忘れ一カ月近くも
経ってから聞くと「あれ、言わなかった?」って良性で
あると初めて知らされました。
言わないのは胃癌だからかなぁ・・とも思ったったけど、
慌てる事も、うろたえる事も無い自分に少し驚きました。
前職の経営者時代、お金の問題、人の問題はいつも抱え
ていたし、億の借金をした30代後半は資金繰りが大変
だったはず・・・でも、なぜか良く覚えていません。
結婚で辞めたスタッフが、手紙を置いていきました。
その中には「返済が大変な時は何度もあったはずですが、
いつも笑顔でいてくれ、私達は助けられました。 その
教えを家庭の中で活かそうと思います」と書いてあった。
改めて自覚はなく『へぇ、そうなんだぁ』と思いました。
こうして過去を振り返ると、土壇場になると冷静になる
タイプか、その緊迫感の無い奴かどちらかのようです。
いずれにせよ、苦境の時にこそ、自分本来の本質みたい
な部分が、浮彫りにされるようです。
問題は、その自分に最適な対応策を講じることだと思う。
これを商売、事業に置き換えると、最終的には『消費者
が利用したくなる事』はどんな事業も同じですが、その
対象者や提供方法は、自分の本質に適した手法が最善の
結果を得られる近道のように感じます。
仮に僕を例にするなら・・・
・坊ちゃん育ちの為か、根が軟弱だから背水の陣感覚
・流れには逆らわず乗って流れながら考える
・ブルジョアの感覚は分りませんから庶民が対象
・お金の無い経験が強烈だから、その人達の感覚は分る
・車、家など物欲は余り無いから、その点は二の次
・人が喜んでくれる事が好き
・お金への執着は思っていたほど無い
・僕自身は無信仰ですが、どんな信仰でも否定はしない
・毎日を笑顔で過ごせる事が最高の幸せだと思っている
これらを形にしたのが、あんしんサポートです。
自分の本質に近いスタイルだから楽なのだと思う。
まずは自分の本質を知ることが先、時々話しをしてると
理想の自分と、本当の自分が交錯している人もいますが、
本音でなく、虚栄、虚勢、張りぼての鎧というか・・・
例えば僕だとしたら、どんなに口先だけで、いい格好を
してみた所で、うちの家族とか、千明とかは普段の僕を
知っているのですから、虚勢を張れば張るだけ僕自身の
器が小さい事を証明するようなものです。
それとね、よほどのお馬鹿さんで無い限り、ある程度の
年令になれば、それほどの人間でない事くらい、自分が
一番分かってるんじゃないかな。
自分の力量が分ったら・・・
多くの人は力量をあげようと本を読んだり、講演会とか
勉強会とかスキルアップを図る人が多いのが分りません。
そんな事が簡単にできるなら、すでに出来てるでしょ?
スキルは簡単に上がるものでなく、積み重ねです。
まず、大したこと無い自分で出来る事を考えることです。
これ凄く大事な部分だと思う。
あんしんサポートの場合、自分達だけで葬儀をする為に
・初めは施行は全て依頼し見て学べる方法をとった。
・しかし打合せは、最初から全て自分でしてきた
・見ながら自分ならどうするかを考えてきた
・結果、全て我々だけで行えるようになった
・我々の意思が100%実現できるようになった
『大したこと無い自分で出来る事を考える』
これが最初の到達点であり、スタートラインだと思う。
僕の知ってる失敗した人の多くは、ここまで辿り着けず
理想と現実と実力が、妄想の中で一人歩きしてる。
子供が思い描くヒーローになった自分に良く似ている。
起業する人達に良くあるパターンはこんな感じです。
1事業開始前は何の根拠もなく繁盛すると思っている。
2開業すると繁盛どころか食う事が精一杯か食えない。
3すると広告宣伝不足だと思い込む。
3の部分を『自分の実力、能力、性格を正確に知る』に
変換できたら、半分成功したようなもんじゃないかな。
僕の経営者人生は、この感覚で何とかなってきた。
多分、ブログの何処かに書いてあると思う。
ラーメン店だとか飲食店に多い『どうだ旨いだろ』的な
自信はないし、そんな実力もない。
特殊な能力の無い凡人でも成功できる方法を考える。
だから利用者に『どうすればいい?』って聞いちゃう。
これが僕の経営理念、だから家族目線なのです。
誰でもできる・・・やる、やらない、で結果が違うだけ、
僕同様の凡人なら、僕と同じ方法が最善策は間違いない。
できない理由を述べる人は、何をしても一生できないと、
断言できるほど明確で致命的な欠陥のある人です。
苦境では駄目な自分を素直に受け入れることです。
少なくも前職の社長時代からは、そうしてきました。
経営者ってさ、格好つける事や、自慢話する事が仕事で
なくて事業を存続させる事が第一の目的でしょ。
だから出る時はでるけど、引くときは引ける心の強さは
持ってないとじゃないかなぁって思う。
ん? 読み直しいると『背水の陣』が目に留まりました。
背水の陣て書くと、特攻隊のようなイメージを持つ人も
いますが、僕の言う背水の陣は全く違います。
時々使う言葉『これが僕の背水の陣』は次回です。
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