利益の多い少くないは別として事業には必ず相手が存在します。
その意味では、金や物が動けば官庁も含め全てが商売と言えるでしょう。
経営者は大きく2種類に分かれるんじゃないかと思う。
『とにかく儲けたい派』
好き嫌いでなく、儲かる、儲からないが基準ですから極端な話、儲かる
なら何でも良いが基本だと思う。 団塊の世代が終幕を迎える2030
年代を狙って、これから葬儀業界に増えるでしょう。
『自己満足派』
旨いもんを食わせたい、旨いと言わせたい、人に感謝されたい、人の命
を救いたい等々・・・・いくらでもある
厳密に言えば、配分は色々だろうけど両方ってのもある。
若い頃、学校のペーパーテストを事業としてた社長に言われた事がある。
「武井君、儲けるってのはうちみたいな事を言うんだよ」
聞いた僕には意味が分らず、その意味を聞いてみた。
「ペーパーテストの原価って、せいぜい1円それが100円で売れる」
なるほど・・・原価の100倍なら儲かる。 1枚では99円の利益だ
としても1万人×100頁×99円=9900万円って事です。
対象者の小学生、中学生が10万人なら10億ってことです。
なるほど、これが儲けるという商売なのかと知りましたが、僕には余り
魅力的には感じられませんでした。 多分持ってる性分と合わないって
事なのでしょう。
僕は完璧に『自己満足』タイプであり、人が喜んでくれたり、感謝して
くれる事が僕の喜びに直結するタイプの人間です。 自分で思っていた
以上に、この感覚は強くなってきたし、思っていたより金銭欲が少ない
のには自分でも驚きでした。
とは言っても、その感覚が僕なんかより遥かに強い人達はいる。
儲かりもしないのに、何でこんな事してるんだろ?って思える人達です。
うちの理事さんにもいます。 自分の身体を動かし身銭を切って風船で
色々な物を造って遊園地で200円、300円で販売したり、駅で募金
したりして、その収益をユニセフに寄付しています。
昨日は久しぶりに時間が空いた事もあって、午後2時の入会相談をした
千明を待って3人で昼食に行きました。
この人が僕に「武井さん60才過ぎると一気に身体が変化するよ」って
教えてくれた方で、最近は「65才過ぎると更にガタッってくるよ」と
言ってましたが、昨日は「70才超えるともっとなんだってさ、どうも
5才間隔でガクッ、ガクッって老いるみたいだよ」と言ってました。
当の本人は現在68才、初めて会った時は58才でした。
時々会って飯を食べたり、パソコンの調子が悪いと僕の所へ持ってきて
直したりしてますが、生き方が非常に参考にもなるし、勉強になります。
68才の男性ですが、パラグライダーをし、アイゼンと呼ぶ、靴の下に
ギザギザの金属をつけて登る登山をし、バトミントンもしています。
凄くないですか? 68才・・・間違いなく完璧な爺さんです。
年金が生活の基本ですから、特別お金を持っている訳ではありません。
趣味は健康維持も兼ねているのが分るし、いつでも予定がある日々だろ
う事は予測できます。 そして趣味だけでなく、社会貢献している事が
胸を張って生きられる事に繋がり、精神的なゆとりも生まれている。
武井語録の中に『人生最大の目的は己が人生を精一杯楽しむ事』という
のがありますが、まさにそんな人生を送っている人です。
先ほど『凄くないですか?』と書きました。
きっと多くの人が同じように感じた事でしょう。 しかし僕と同感の人
達は、この言葉の前に『こんな年寄りなのに』の前文が付くはずです。
でも当の本人は自分を年寄りだと思っていません。
とは言え体力的な衰えは間違いなくありますから、対処法を実践してい
るのが分ります。
・2時間運転すると尻の骨が痛くなるから、10分くらい休憩する
・食事すると眠くなるから15分くらい車の中で寝る・・・等々
こうすると、こうなるから、こうしてる。 自分流方程式があるのです。
僕もそうですが、これから50代、60代を迎える人達が学ぶべき方法
というか、考えるべき部分だと思います。
1. 自分のしたい事、趣味などは若いうちに探しておく
・この人を見れば分ります。全て若い頃からの趣味です
・年老いて制限のある中で決めても本当に好きになれません
2. したい事はすべてする
・やりたい事はすべてやり、費用が掛かるならそれを稼げば良い
3. 色々な趣味をしても胸を張っていられ、人も認める社会貢献をする
・社会貢献は堂々と生きられるひとつの手段かもしれません
・但し地域の役職のような『名誉職感覚』ではありません
4. 精神的に老いない
・この人、自分の年齢を世間の一般論と重ねていません。
・自分の気力、体力に合った事をしているだけのようです
5. しかし体力の衰えを補う対処方法を身につける
・食後に15分の睡眠など、全て我流の対処方法を自分で探し出す
ちなみに僕の場合は・・・
年齢と体力において、頭と身体のバランスがとれていません。
なまじ若く見えるのも、この点に於いてはマイナス要素が強いです。
初めての五十肩が真っ最中ですが、体力の衰えは否めません。
しかし頭の中は40代、50代と同じままですから、結果無理する確率
が高くなっているはず。 もし今の年齢で無理が表面化したら倒れる
とか、半身効かなくなるとか、仕事にも生活に支障が出るばかりでなく
復帰さえ難しくなるでしょう。
そこで極力、自分に言い聞かせるよう『若くは無いんだ』とくちに出す
ように意識しています。
見た目、歩き方、動き、話し方、人はこれらで感覚的に老人であるとか、
若いとかの判断をしていますが、何故かこれが老人ぽく無いんです。
歩くのも早いし、食べるのも早いし、食べる量も多いからかなぁ・・・
イキイキとした日々を過ごすには、考え方や生き方もありますが、まず
健康な心身であるのが大前提です。 全てはそこから・・・ですね。
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創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えていたか嘘のつけない自分日誌でもあります