8月3日、ようやく身体が空いて隣接市の葬家に自宅置き分の
引き上げと、盆前の永代供養墓掃除と納骨に行ってきました。

喪主をした同級生に暫く連絡が来ないから、相当忙しいんだろ

うと思ってたと言われ、さらに『会員制度』について聞かれた。
そう言えば前日の葬儀でも家族に聞かれたのを思い出す。

互助会は会員制ですが、一般的な葬儀社は逝去後に連絡すれば
引き受けるのが普通だし、会員システムがあっても、実際には
名ばかりの会員制なのに対し、あんしんサポートは非会員さん
からの依頼を受けないのは何故? 受ければ売上げも上がるし、
経営も楽になるし、わざわざ断るのは何で??と思うらしい。

理由を説明すると『なるほどぉ』と言われるし、パンフレット
類を見れば、その手の内容は書いてあるのですが、細かく説明
されないと分かり難いようです。



ブログを見ている会員さんも多いみたいですから、会員制では
ありませんが、会員優先制の目的を簡単に書いてみます。
ちゃんと書くと、相当長い文章になるし、そこそこ厳密な言葉
使いになる為、より長文になるから簡単に書きます。

1. お互いを知る為の面談(基本は事前相談後の入会です)

・あんしんサポートの理念と実際を知り納得の可否を確認
・依頼者を見て我々が受けるべき家族か否かの確認
・受けるべきで無い家族は、この時点で入会して貰えません
・葬儀はパックと費用も含め確認(葬儀が近ければ完全確認)

この部分は非常に重要で、会員システムの8割を占めています。

》我々が受けるべきで無い家族は、事前相談時に受け入れない
のですから、会員さんとはある程度の意思疎通はできている

》冷静な時点で葬儀内容を考えられるのが大きい

》逝去後はどうしても感情が先走るが、冷静な時点での判断を
我々が理解している為、無理の無い葬儀を推し進められる

》家族が我々の人間性を理解している為、安心して任せられる

》口は出すけど金は出さずの親戚から家族を守れる

》逝去後のバタバタは殆どなく、ゆっくりできる

》そして、絶対に引き受けて貰える安心感はあるでしょう
ついでに料金が明確ですから費用も計算できて安心できる

あとの2割は、あんしんサポート内の管理と経費節減です。

》会員と非会員の料金差は2万円だけです
しかし会員は絶対受けますが、非会員は受けるほうが少ない、
この点の差は、安心感という意味では大きな違いです

》会員は全て管理しており、いつ電話が来ても不思議でない人
医師から最終宣告を受けた人なども管理されています

》最終宣告を受けた家族、夜中に呼び出された家族は、何時の
段階でも電話して良い事になっていますから安心できます。

》毎年配布する『新パンフ』『盆法要パンフ』は会員のみ配布
する事で無駄な経費は削減できます。

》事前に来館し、本音を語り相談をし、我々の考え方や姿勢も
全て本音で話した上で入会された会員です。 我々を頼っての
入会ですから、我々が守らず誰が守る・・・だから非会員さん
からの依頼は断っても会員依頼は受けるのです。

》それが明確に表れているのが、新パンフレットを見て貰えば
分かりますが一般葬儀バックがありません。 うちの行う葬儀
では一番利益のあるパックですが、あえて外してあります。
その理由は、一般葬儀の場合、通常4日間拘束されるからです。
その間、会員さんからの依頼まともに受けられるとは限らない。
依頼は6.9万円の直葬で利益は少ないかもしれません。 しかし
直葬パックを利用される家族こそ、最も我々が支援すべき家族
である可能性が高いからなのです。

こんな話をすると『受入れない人って?』と聞かれる事が多い
ので、この辺りも簡単に書いてみます。

□お客様になりたい人(横柄な人・傲慢な人・我がまま含む)
料金を見て分かるように、一般葬儀社と料金体系が異なります。
ハッキリ言うと儲かりません。 中には実質赤字になるパック
さえも存在しています。 あんしんサポートが葬儀支援と謳う
のは一般葬儀社とは違う土俵に立っているからです。 
本音が言える会員ではありますが、お客様ではありません。
お客様になりたい人は、一般葬儀社に行けば丁寧に敬語で対応
してくれることでしょう。

□我々と波長の合わない人
これは生理的に駄目な人でもあるし、根本的に価値観の違う人
なんだろうと思います。 根っからの商売とは思っていません
から、売上の為に受けることはありません。 
正直な事を言うと、我々2人ともが『この家族の為に頑張る』と
思えない家族は駄目なんです。 施行する我々がやる気がない
のですから、家族にも良い葬儀になるはずがありません。
他社で葬儀したほうが良い人達だと思います。

でも・・・
◇お金が無い人だからと断ることはありません。
◇余裕がなければ尚更、早い時点での入会をお勧めします
これから葬儀までをどうすべきか相談できるからです。

話しを戻すと、僕には事前相談もしてない家族が本心で満足の
できる葬儀を提供する自信はありません。
人とは十人十色であり、百人百色ですから、同じような葬儀を
しても、家族関係、親族、住んでる地域、付き合う人達などの
細かい部分では個々に全てが違うからですが、事前相談をした
人でも葬儀までの期間には、大きく財布事情が違ってくる人も
いるのです。 それでも事前相談の時に本音で語れ、その時に
なって、その時の財布事情で無理の無い葬儀をしろと言われて
いる家族は本音を語ってくれるのです。

当然、今の財布事情でできる葬儀をします。
極端な話をすれば、菩提寺があったとしても財布事情が高額な
布施を賄えないなら、直葬だけを済ませておき納骨時になって
初めて寺に言う現実もあるのです。 その理由は・・・

逝去時寺に言えば、半強制的に葬儀をさせられると会員さんが

言えば、我々は会員さんの生活を守る事を最優先します。

寺の布施、葬儀社への支払いで家族の持ち出しは増えるのです。
香典が入るから費用が減る事もあるし、黒字になる事さえあると
反論する宗教者や葬儀社もいるでしょう。

しかし、もし、そう成らなかったら、布施を減らしてくれますか?
葬儀社はその分の値引きをしてくれますか?
間違いなくNOなのです。 
家族の生活を掛けてまで冒険する必要はありません。 
6.9万円+税の負担だけで済むのです。
国保加入なら群馬県の場合5万円戻ってきます。

家族の生活が守れる葬儀なら、間違いなく最善策です。

自分達の事なら、背水の陣を敷く事も、時に問いませんが、
会員家族の事では、石橋を叩いて渡る慎重さも必要です。

葬儀をせずとも、後で余裕ができれば、どんな豪華な法要でも
できるし自分達の心を満たす事も可能ですが、家族の生活まで
脅かされたら、一歩間違えば家族関係にも支障がでるのです。

目を瞑って我慢できる事もあれば、無理をしてはいけない事も
あるのです。 それは霊感商法のような考え方でなく、今現在
生きている家族が、間違いなく最優先事項だと思って欲しい。

これが、会員優先としている理由であり、事前相談をしている
理由でもあるのです。 だから事前相談は最低でも1時間以上
掛るのは当然のことと言え、それが会員を守る為の予備知識を
吸収する場でもあるのです。


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