葬儀って一生で一度も経験しなくても良いものですが、現実には
中々そうはいきません。 既婚者で両親健在なら、最低でも4回
葬儀を経験しますが、自分達が喪主をつとめる葬儀が何度か続き、
全て同じ葬儀社を利用された場合、かなり親しくなるでしょう。
あんしんサポート設立から9年間、最も多く葬儀をされた家族は
4回が最高で数軒、次いで3回はもう少し増え、2回は結構あり、
葬儀回数と親しくなる度合いは比例しているように感じます。
料金面で言うと直葬以外は、葬儀の度に下がっていると感じてる
だろうし、内容も充実してきたと感じてくれてる事でしょう。
でもそれ以上に大きいのが、我々の人間性が分っている事であり、
我々も家族個々の性格や、個々の生活などがある程度分かってい
ることなんだろうと思う。 お迎えの病院で顔を合わせると共通
しているのはホッとしたような顔をされることです。
また3回目くらいになると、殆ど打合せは必要ありません。
直葬、家族葬、親族葬、一般葬のいずれかが決まれば、後は殆ど
お任せ状態で事は進み、列席、会葬、料理、返礼品など暫定数が
でれば見積書を渡すし、家族によっては挨拶文などは、全て僕が
考える家族もあったりしますが、いずれにしてもスムースです。
設立当初は当然全ての家族が、あんしんサポートで初めて葬儀を
したわけですが、営業年数と比例して複数回の葬儀が増えるのは
当然だろうと思います。 うちの場合再入会率が9割以上と高い
ですから、必然的に2度目、3度目となっているわけです。
複数回の家族には我々の意向がすでに浸透しています。
・温かく送ることが第一という考え方は浸透しています
・必要以上に余分な費用は掛けないのも浸透しています
・料理は足らなければ家族が食べなきゃ良いも浸透しています
殆どの流れに於いて家族が理解してるのは、とにかく我々だけで
なく家族にとっても気が楽だし、費用面でもある程度検討がつく
のは家族にとっても大きなメリットでしょう。
ただし・・・
あんしんサポートの葬儀では、目玉のひとつである湯かん納棺に
ついては、毎回同じ話しって訳にもいかず結構苦労します。
決まった流れで1時間~1時間半の湯かん納棺を別の流れて同じ
時間にするのは至難の業・・・と言えるほど難しくなります。
そこで何回も同じ規模の葬儀をされる家族に限って、執筆本内に
書いた内容や、普段ブログに書いてる内容を話すこともあります。
特に40代くらいまでの人達が何人かいる時は、親が段階の世代
ですから、施設費、入院費、老後に掛かる費用の話しをしてから
今の葬儀費用や宗教者への布施など話すと、言いたい事が伝わり
易いように思えます。
また似たような話しを何度も何度も聞いていると、頭の中に残る
量も増えるでしょうから、家族の意識により濃く刷り込まれてく
れたら、今すぐでなくても将来役に立つこともあるでしょう。
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