先日掲載した孤独死の腐乱遺体ですが、警察冷蔵庫から引き渡し
されるのは5月26日との知らせがきました。 担当刑事の都合
なのでしょうか・・・検案書は先に依頼家族が持ってきました。
そこで火葬予約まで全て手配完了し、26日は警察署冷蔵庫から
火葬場へ直行する旨を火葬場にも伝えておきました。
そこで色々話しを聞きましたが、孤独死は何一つ良い事はないな
という感じが非常に強くします。
費用一覧
》ぱっく60非会員料金 145.800円
》検案書(死亡診断書) 35.000円
》自宅マンション整理 80.0000円(だそうです)
》分譲マンションは事故物件だから安く引き取るそうです
》ぱっく60非会員料金 145.800円
お迎えから火葬、収骨、粉骨、散骨、永代供養墓33回忌まで全て
お任せ料金と、非会員の加算2万円と腐乱遺体用の専用遺体袋、
更に消費税も含みます
》検案書(死亡診断書) 35.000円
警察署から依頼された医者が検視、死亡診断書を書いて貰う料金
今回は35.000円でしたが、高い時は10万円に近い事もあります。
医者の指定はできません。 基本的には小さな医院が多いです。
》自宅マンション整理 800.000円
今回は専門的に作業している業者以外は難しいはずです。
一番問題なのは臭いの除去、遺体のあった場所は、遺体の形通り
体液が染み出ていますから、その洗浄と脱臭作業から始まります。
あとは生活用品全ての運び出し掃除、そして廃棄料金まで含めた
総額ですが、マンションの広さと家財道具の量が分からないから
金額については何とも言えません。
》分譲マンションは事故物件だから安く引き取るそうです
今回依頼したのは、この手の仕事に慣れてる業者さんで、不動産
処理もしてくれるのですが、事故物件は安くなるらしい・・・
これだけで100万円が飛んでいくってことです。
うちだから遺骨供養まで含めた料金ですが、これが一般葬儀社に
依頼なら倍以上にはなりますから100万円では収まりません。
100万円という金額は、あんしんサポートの葬儀例で例えるなら
今年の葬儀では280名の会葬者、食事41名、宗教者紹介までの
葬儀料金が99万円なのです。 うちでは大きな葬儀の総額です。
もし病院や施設、自宅だとしても普通に会える状態で亡くなった
としたら全ての費用は各段に下がるし、分譲マンションも普通に
売れたはずですから・・・その差は最低でも数百万です。
以前のブログでも自分の為にすれば良いと書きましたが・・・
もし自分が孤独死の尻拭いをする立場にあるなら、事が起きる前
から対応策を講じておくことです。
事前相談に来る人でも独居老人の親を抱えている人は、とにかく
多いのが現実ですから、きっと読まれてる皆さんの中にも同様の
人は沢山いるはずです。 そんな人達は勿論、そんな人を知って
いたら話してあげてください。
いつか、そんな時が来るかもしれないと逃げていたら、その時に
なって慌てるだけでなく、余分な散財をする事だってある・・・
費用面だけでなく、あちこち飛び回り肉体的、精神的にもかなり
疲れる事になるのです。 近隣住民からは異臭苦情を言われるし、
冷たい視線の集中砲火を浴びることにもなります。
どう考えても、なにひとつとして良いことはありません。
夫婦であれば、健在なら両親4名ですが、一人亡くなれば一人の
独居老人が生まれます。 本当は同居するのが最善かもしれませ
んが、今まで別居だった人との同居は人間関係ばかりの問題では
なく、部屋の問題、台所の問題等々簡単ではないでしょう。
参考にはならんでしょうが、うちの例を書いておきます。
うちの奥さんの母親が亡くなったあと、暫くは父親一人で生活を
していましたが、その間に奥さんの弟2人と話し合ったのは、、
『誰が面倒を看るかでなく、父親が行きたい子供の処へ行くのが
親にとって最善だろう』と提案しておきました。
一周忌が済んだ頃、子供達3人と父親で話し合いをさせました。
その結果、義父はうちで同居、痴呆で施設入居するまで15年間
一階の一部屋を寝室として、座敷犬の世話をしながら生活をして
いましたが、息子でなく娘の家ですから気が引ける部分もあると
考え、僕自身は出来るだけ放っておき、義父の生活に干渉しない
ようにしていました。
食事は娘であるうちの奥さんが作るし、孫達は気兼ねなく接して
いましたから、普段は顔を合わせないくらいで丁度良いかなぁ、
そんなふうに考えてきました。
ただ同居された方に一言アドバイスをしておきます。
爺ちゃんは、俗に言うマダラボケ状態になりました。 極普通に
会話してる事もあれば犬を連れて警察に保護されたり、タクシー
会社から請求が来たり、獣医から連絡があったりもしました。
問題なのは実の娘である奥さんとは、お互い遠慮は無いですから
言いたい事を言うようになるのと、普通なのか、ボケた状態かが
面倒を看ている奥さんのほうが分からなくなるようです。
そのせいか、奥さんのほうが精神的に疲れ、このままで置いたら
奥さんの精神が崩壊すると、すぐ施設を探して入所させました。
正月はおせちを持って家族兄弟全員で施設に行き、お爺ちゃんと
一緒に正月を祝う。 そんな生活を数年過ごして他界しました。
僕自身の経験からも、同居は簡単でないのは分かります。
だから親と一緒に住めないなら、せめて孤独死は避けられなくも、
凄惨な遺体になる事だけは避けられる対応をしておくことです。
当然もしもの時の対処も全て考え手配しておくことです。
それも今すぐに・・・です。
そんな急に!? そう、その日は明日かもしれないからです。
そして今回の最後に一言・・・
毎日、毎日、一人で生活する自分を想像してみてください。
気が楽な面もありますが、それだけではないでしょ!?
あなたの親も同じような思いの日々を過ごしているのです。
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