前回は『凄惨な遺体にさせない孤独死対策』の話しをしましたが、
対象者が疎遠だったり、仲の良くない家族だったりすると、何で
自分がしなきゃならない・・・って思う人が多いようです。

気持ちとしては分かるけど、そこから逃避した代償は思っている
より大きい事もあり得ると覚悟するなら良いでしょう。

例えば仲違いしている家族の誰かが孤独死をしたと仮定します。
全国どこに住んでいようが住所不定で無い限り、行政からすぐに
連絡がきます。 普段から疎遠だったと主張しても基本は駄目で
今の日本は、家族親族が葬儀費用を出す事になっているからです。
家族だけでなく親族にも連絡がいきます。

まぁ、頑なに拒否すれば、生身の遺体をいつまでも放置はできま
せんから、行政執行って事になるのでしょうが、突然電話が来て
自分が葬儀をすることになったという人がいます。
それこそ会った事もない親族・・・なんて事だってあります。

問題は自分が葬儀をしなければならない親族がいる人です。
家族なら尚更なのは改めて書かなくても分かるでしょう。
何も対象者と直接相談しなくて良いですから、前回書いたように
社会福祉協議会、包括支援センターなどに行って事情説明をして
みれば何らかの対策を講じてくれるかもしれません。

更にもしもの時の流れや、費用等も確認してみることです。
持ち家だったり資産がある対象者なら、遺産相続の権利が自分に
あるか無いか確認をし、あれば死後は対処する事になるだろうし、
権利が無ければ権利のある人にして貰えば良いだけです。

一般的に考えられるのは『葬儀と遺骨』『土地家屋の固定資産』
『有価証券等』そして『現金』、もうひとつ忘れてならないのが、
『借金等』で負債を差し引いてプラスなら相続すれば良いですし、
マイナスで自分が法定相続人なら『相続放棄』を故人の居住地の
家庭裁判所に届け出をすれば良い。

最後は自分がしなきゃならない葬儀なら、逃げずにその際は、、、
と考えて対策を立てておくことです。

》遺体に関しては『火葬』と『遺骨処理』ができれば良しです。
 事前に、葬儀社等を調べ、直接話しをして確約をとるなどして、
 全ての料金を正確に見積もっておく事(遺骨も同様です)

》自宅整理、遺品整理も同様です

人が亡くなると様々な手続きが必要になりますが、場合によって
『棚ぼた』もあったりするって事です。



得する事もあれば、損するかもしれませんが、それも我が人生と
思えば後々悔やむこともありません。

こんな事を言うと不謹慎・・・なんていう人っていますが、僕は
それで良いと思う。 変な例えですが、親族の死は宝くじみたい
だと思えば良いのです。 当たる事もあれば、投資だけで終わる
かもしれない・・・でもさ、あんしんサポートを例にすると火葬
して遺骨供養まで全てしても10万円です。

その10万円は損をするかもしれないけど、数十倍になることも
ある・・・自分の生活に支障なければ、それも有りだと思う。

すると、人からは良い人だって言われるでしょう。
その称賛代だと思えば良いんじゃない。
だから他人の為でなく、自分の為にすれば良い・・・

何事もそうだけど、本当に愛する誰かの為にするのは別・・・
唯一これだけは『無償の愛』だからです。
次回は『無償の愛』について少し話してみたいと思う



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