昨日4月30日は9期目の決算日でした。
年度は10年目に突入、法人申請したのも4月でした。

法人組織なら各々決算月があるでしょうし、個人経営なら12月
31日が決算だろうと思いますが、24才から35才くらいまで
美容室の経営指導をしていた当時、、経営はしているけど経理は
チンプンカンプン・・という経営者ばかりでした。

美容業界に入った24才当時の美容室は、経済成長真っ只中だし
儲かってた美容室が多かったからか、税務署が狙い撃ちしていた
業界だった事もあり、美容は素人でしたが若干税務に明るかった
のが幸いして、行く店、行く店、聞かれるのは税務の事ばかりで
したが、そのお陰で一気にトップセールスになれました。

そこで初めて、セールスとは物でなく人をを売る事なんだと知る。
物にもよりますが、何を買うかより、誰から買うかを重視する物
って結構あるんじゃないかと思う。 特に高額品はそうだろう。
これからは葬儀数も増え、今までより葬儀が身近になってくると、
決して安くないから同じ傾向になっていくことでしょう。

いつでも評判の良い葬儀を続ければ、いつの間にか依頼数が増え、
依頼が増えれば、否応なく日々の経理が必要になってきます。

普段は何もせず、領収書を箱に入れておき、年が明けると慌てて
帳面をしたり、税理士に依頼してる経営者はとにかく多い・・・
面倒なのは分かるけど、経営者としては間違いなく失格です。

事業を正常に運営し続けたいと思うなら、決算実務ができる経理
担当者をおくか、会計ソフトの導入、いずれかをすべきです。

個人的な感覚では1億円程度の事業なら経理は不要です。
経営者にとってお金の流れ、収支は常に把握している必要があり
ますから、自分や奥さん、信頼に足る身内がベストでしょう。
月々の記帳だけでもパートさんにして貰えば楽になる・・・
こんな感覚自体が大きな間違いです。
記帳が大事なのでなく、キャッシュフローと呼ぶ事が多い現金の
収支を把握しなくては意味がありません。

財布にいくら入っているか分からず、スーパーに行って買い物を
しているようなものです。 あり得ないでしょ!?
その、あり得ない事を平然としている経営者はいくらでもいる。
これを丼勘定と言いますが、まぁ経営者の技量はありませんって

自分で言ってるようなものだし、危なっかしいにもほどがある。

初めは分からなくても、少し学ぶだけで大きなメリットが出るし、
デメリットは激減するのです。 その点は後半に書いてみます。

かといって小事業に税理士は不要であると思っています。
税理士最大の難点は、数字が出るのが早くて一か月後だという事、
間違いなくリアルタイムでの数字が分らないからです。

また税理士さんの仕訳を見ても、完全把握はできないでしょう。
多分、雑費計上されている金額が結構あるんじゃないかな。
雑費とはどの勘定科目にも属さないって事ですから、そんな項目
沢山あるはずが無い、普通は殆ど無いのが本来の姿です。
ようするに、税理士が業務の中身を知らないだけのことです。

トイレットペーパーが雑費計上されているのを見た事があるけど
僕なら『衛生費』の科目を設て計上します。
科目を見ればおおよそ分かるようにしておく事が大切です。

さらに月々の顧問報酬、決算費用、年に2回の源泉費用ですから、
年商2千万程度でも年間50万円程度は掛かるはずです。

毎年50万円浮いたら、小さな設備投資、広告宣伝だってできる。
小さな事業は、こうした考え方が大事なんです。
個人的には会計ソフトを使うのが小事業は最善策だと思います。

『メリットあれこれ』
》仕訳は独自の項目を作れば、いつでも明確に説明できる

例えば、コーヒーやお茶を買って来客者に出せば『接客費』での
計上になるし、社員で飲めば『福利厚生費』となります。
問題はコーヒーは、この経費という事でなく、どう使用したかで
勘定科目が変わるってことです。

大別すれば消耗品が圧倒的に多いはずですが、それを細分化する
ことで、無駄を省いたり、節約できる経費もあるでしょう。

》いつでも今現在の数字がリアルタイムで分かっている

・この部分は、とにかく最大メリットです
・利益が出ていれば必要な物を年度内に経費購入できる
・赤字状態なら事前に経費を抑えられる

経営者の中には、決算が終わって数字が出てから、慌てて利益を
減らそうと売上げを誤魔化したり、不正な領収書を作成したりと
頑張る人もいるようですが、リアルタイムで数字が分かっている
なら、こんな面倒なことをする必要はありません。

まぁ、売上を誤魔化したい人は別ですが、売上を誤魔化して得た
利益だとしたら、まともに使えないって事です。
また仕入れの無い売上げなら誤魔化せるかもしれませんが、もし
税務署が自分の会社と取引先の両面調査に入ったら、仕入れ数と
施行数が合わない・・・となればアウトでしょ。

そんな事をするより、売上は堂々と出し、経費で使えば脱税では
なく節税できるのです。 決算で利益が出て経費で購入する物が
無ければ決算賞与を社員の人達に出してあげても良いでしょう。
誤魔化す心配より、売上を上げることに頭を使ったほうが良い。



今の会計ソフトは非常に良くできています。
必要な項目に数字を入力さえすれば、決算必要書類が出来上がる。
それを持って管轄税務署に行って相談すれば良いんです。
もし決算賞与などに問題があればそこで教えてくれますし、それ
らを見直せば済むことです。 

税務署と聞くと尻込みする人もいますが、やましい事が無いなら
堂々と教えを請えば良いのです。 親切に教えてくれます。
但し、領収書だけを箱に入れた状態で「どうすれば良いですか?」
なんて言われても、何もしてない事には税務署だって、どうにも
ならんでしょうけど・・・

会計ソフトはアフターケアのある物を利用したほうが無難です。
あんしんサポートはNPO専用会計ソフト、4万円くらいかな、、
サポートは年間2万円だそうです。

いかがですか?
法人の方は自社決算後、個人の方は来年1月からに向けて今から
導入を検討されてはいかがでしょう。



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