少し前にも口内炎のことを書きましたが、相変わらず口内炎には
悩まされ続けています。 頬の内側、歯茎、舌と、くちの中なら
何処でもできるし、一旦口内炎になると早くて数日から一週間は
痛い思いをしながら食べる・・・ ようやく治って数日もすると
また違う部分にできる・・・こんな事を暫く続けています。
先月歯医者さんに行った時に聞いたら「疲れてるでしょ。 くち
の中を見ると色々分かるよ」と言われました。
ビタミンBの錠剤を毎日飲んでいますが、寝不足、疲れ、ストレ
スが原因のような事も言われました。
何年も同じような生活をしているんだし、突然ストレスとか寝不
足が始まったわけではないですから、これが老いなんだろうなと
思っています。 いよいよ老いを自覚できる年齢にまで達したと
いうことなのでしょう。
くちの中の色んな部位に出来ましたが、今回は初めて舌先にでき
た、これが痛い、痛い・・・今までで一番痛いです。
それにくちが回らなくなる・・・問題は納棺師のときです。
そこで一昨日、第2類医薬品でステロイド系の口内軟膏を買って
一日に何度も塗って2日経ち、ようやく痛みが引き始めています。
明日の朝は30名参加の湯かんがあり、いつものように納棺師とし
て1時間以上話し続けるのですが、何とか間に合いそうです。
納棺師と言えば、僕のブログにも時々出てきますが納棺師だけは
自分も含め社内の人間ですべき、流れ作業の葬儀をしたくないと
思うなら絶対条件のひとつです。 理由を少し詳しく書きます。
1. 火葬中以外では、葬儀の中で最も長い時間なのです。
・短時間の湯かん納棺など論外・・・
2. 列席した全員が黙って話しを聞いてくれる時間なのです。
・おしゃべりするから義理の参加者はいないほうが良い
3. 納棺師 : 故人 : 列席者のという構図で座ります。
・膝の悪い人が多く故人は棺台、他は椅子に座わります
4. あんしん館式場で、僕の後ろが祭壇となります。
・照明は少し落としオルゴールのBGMを掛けます
5. 初めに合唱し十三仏の名前と決まった文言を唱えます
・浄土真宗以外はいまだ十三仏信仰があるからです
6. 今から葬儀が終わるまでのお約束をお願いします
・途中なにがあっても最後まで温かく送る事だけは守って貰う
7. 湯かんとはなんぞやの説明
・この時、うちが業者湯かんを行わない理由も伝えます
・ついでに業者の誘導商法例も伝えておきます
8. 湯かんで手足を拭きながら一緒に拭い去って欲しい三つの事
を伝え、その理由も伝えます
9. そして『真の供養とは』をしっかり伝える
・葬儀の内容を決める基準は他人や業者に聞かなくて良いこと
・何をするか、何が不要かなどを決める基準も話します
10. いよいよ手足を拭いて貰いますが、少人数と大人数では拭き
方も少し変えます。
11.十三仏とは、なぜ十三仏かなど話す( 以下拭いて貰いながら)
12. 四十九日は納骨をする日ではない事、本来の納骨日も話す
13.永代供養とはの話し、骨壺が沢山になったら納骨の仕方等
14.仏壇と神棚は閉めて白紙を貼る事とその理由
15.不祝儀袋に二種類ある話(大体この辺りで湯かん終了します)
16.これより納棺の儀に移行する事をつたえます
17.経帷子の着け方と、ひとつ、ひとつを説明します。
・旅支度は僕が先導して縛って貰います
・時に家族や親戚をネタに笑いを入れることも良くあります
・温かいと和むは非常に近しい関係にあるからです
18.基本は全員に何かをして貰います
19.湯かんが済むと家族親族で納棺
20.六文銭は全員が自分で頭陀袋に入れます
20.衣類、布団等を全員で掛けます
21.守り刀、末後の水、白木膳、六道、49日の旅とは等の説明
・時間に余裕があれば通夜の始まり、塔婆の話しなどします
・守り刀の話しをする為、あんしんサポートの対応策も話す
22.全員で棺のフタを閉じ、合唱して湯かん納棺の儀終了です
以上を1時間から1時間30分を掛けて行います。
この後トイレ休憩をとり宗教者による読経と繋がります。
時間内は、ほぼずっと話をし続けていますから話術は大事です。
始めは後ろに反って座ってた人達が、いつの間にか身を乗り出し
大きく頷きながら聞き入ってくれる事が多いです。
湯かん後は面白いくらい親族の態度が変化します。
中には先生と呼ぶ方もいますが、湯かんが終わればいつもの僕に
戻っているから、気さくなおっさんです。
ひとつひとつの項目詳細までは面倒だから書きませんが、これを
納棺師を仕事にしている人が出来るとは思えません。
馬鹿っ丁寧な言葉で退屈な話、さして上手ではない死化粧、更に
自慢なの?としか思えない綿衣裳、僕はそんな単純な流れ作業の
そっけない納棺師しか見たことがありません。
とても費用を払ってお願いするレベルではありません。
それでも依頼する経営者に、あえて本音で苦言を言わせて貰えば、
エヴァンゲリオン、アスカのセリフ「あんた馬鹿ぁ!?」という
言葉しか浮かんできません。
大手葬儀社やブローカー葬儀と競合して、勝てる部分、差別化が
できる部分を自ら放棄すれば、、、そりゃ勝てんでしょ・・・
湯かん納棺の時間は、単に葬儀の一場面でなく・・我々にとって、
》自社の葬儀理念を家族以外にも直接伝えられる絶好の機会です
》他の葬儀社との違いも伝えられる
》家族目線の葬儀とはの実態も見せられる
これ以上に宣伝できる場を僕は知りません。
あんしんサポートにとって湯かん納棺の儀は大舞台です。
そこで列席者の心に響けば、黙っていても紹介したくなると言う
のですから、これ以上の事はないでしょう!?
事実あんしんサポートは9割以上が紹介からの入会なのです。
まぁ、口内炎から一気に飛躍した話になりましたが、葬儀を依頼
する家族側の方が読んでくれてるなら伺います。
一般的な葬儀社に依頼したいと思いますか?
あんしんサポートに依頼したいと思いますか?
この回答比率を知れば、僕のしている1時間30分の大切さが良く
分かって貰えるでしょう・・・・ってね。^^
書き始めた時タイトルは『口内炎に悩まされる日々』でした・・・
書き終わってみるとタイトルと合致してないと若干訂正しました。
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