いつもは緊急を要する家族以外は、千明が事前相談をして、僕は
顔を出さない事が多くなっていると書いた事があります。
あんしんサポート=武井のイメージが強過ぎる為、僕に万が一の
事があったら会員さんが動揺することに成り兼ねません。

そこで経理を千明に引き渡し、事前相談、集金、葬儀後の対応は
基本的に千明が全て行う事で、会員さんと話す機会が増えるため
距離感も無くなり、信頼もして貰えるからです。

ところが本日は2軒が同じ時間帯の相談になってしまいました。
事務所のモニターで2軒になったのを確認すると、僕も顔を出し
相談に入りました。 1軒は信仰のある方で葬儀内容も決まって
いるからすぐに入会申込書を書いて貰う事になり、千明と交代を
すると、もう一軒の方の話しを聞きます。

》90代の母親がいて、痴呆の初期段階程度だから話はできる
》費用を掛けず散骨のできる葬儀社を探して辿り着いたらしい
》90代の母親が自宅で亡くなった場合、掛り付けの医者が死亡
 診断してくれるか確認しようと言うと、母親が私は絶対病院で
 死ぬから医者にそんな事を言うなと止められたらしい
》預金通帳はあり、カードもあるが暗証番号は知らない
》母親の通帳から毎月引き落としはある
》預貯金はそれなりにはあるらしい
》自宅は自分の名義に変更してくれた
》結婚してる姉はいるが、疎遠で母親に逢いに来ることもない
》姉はお金への執着のある人らしい
》姉家族とは決して仲が良いとは言えない
》生保もあるが受け取りは自分になっている

大枠で聞いたのは、こんな内容でしたが同じような人は結構いる
んじゃないかなぁ・・・と思える内容です。

同じような状況にある人は、どんなアドバイスが欲しいですか?
葬儀社の皆さんなら、どんなアドバイスをしますか?
きっと葬儀社の人達が普通は介在しない内容が殆どでは?
今回は2時間ほど話しをしましたが、葬儀の話しはせいぜい5分、
あとは全て上に書いた内容のアドバイスでした。

・マダラでボケたら施設に入れたほうが良い話
・できれば特養だが、その辺りの裏の話
・自宅逝去に備え警察の介入を防ぐ方法
・預貯金対策
・姉ともめないようにする対処方法
・カード暗証番号を知る方法

などなどの具体的な話をしたので、本人はもっと聞きたそうでし
たが、きりがないので「後は何かあったら相談してください」で
終わりにしました。 当然入会はして帰りました。

話しの途中で、今話しているような内容の本があったらどうかと
訪ねると、ぜひ書いて欲しい、その本を参考書にしながら色々な
手続きや、手を打っておけたら安心だし、楽になりますよね。
と利用方法は分かっているようでした。



その方に言いましたが、今まで2冊執筆しているが、今回の本は
今までと違って非常に難しいと説明しました。

僕が本を書く際に注意しているのは、読んだ場面、場面が自然に
頭の中に映像として浮かんでくる本なら、飽きずに読めると思う
のと、間違っても睡眠薬のような本だけは避けたい。

次に出来るだけ分かり易い言葉で書くこと、良く英単語を頻繁に
使いたがる人もいますし、政治家が好んで使う難しい熟語が好き
な人もいますが、僕は優しい日本語で書きたいと思っていますし、

方言も含めて、僕が普段話している話し方で書くほうが『です』『ます』

調で統一するのが基本・・・みたいな決まり事のある書き方よりずっと

読みやすいと思って書いています。


実際がどうか分かりませんが、読み始めたら最後まですんなりと
読み終わってくれたり、あっさり読めれば合格点です。

しかし今回の内容は、箇条書きにしたり、図表にしたりするのが
最も書き易い内容なだけに、習慣性の無い睡眠薬になる可能性が
非常に高いのです。 何回か前のブログで執筆するかなぁ、でも
面倒くせぇ・・・と書いた理由はこの部分です。

半分社交辞令だとしても、1冊目は泣いたり笑ったりして読んだ
と言う人が多く、2冊目は泣き笑いはしないけど、そうだよねぇ、
なるほどぉ、と目からウロコで納得して読んだと言う人が多い。
2冊とも睡眠薬にはなってないようです。

されど今回の内容は、面白く読める内容になるだろうか・・・
更に各々の持つ条件毎に違ってくるから非常に広範囲になる?
また書いてみないと分かりませんが、2冊とも僕の頭に浮かんだ
言葉をそのままキーボードで打ち込めましたから、最初は5日間、
2冊目は仕事が忙しくなってたので2週間ほどで書き上げました。
だけど今回そうはいかねぇだろうなぁ・・・が本音です。

読んでも睡眠薬にならないよう書き上げられたら・・・
これから家族の葬儀を迎える人達、自分自身の葬儀を考える人達、
いずれも本を教科書にして学び、知識を得て各々がある程度まと
めた内容を、後に個別相談すれば喜ばれるんじゃないかなぁ。

そこで話した内容に沿った葬儀、遺骨、等々の施行も全て出来る
としたら、これ以上無いほどの差別化になるかもしれません。
僕がいなくなった後のほうが、威力を発揮してくれるだろう。
そう考えると、後を引き継ぐ千明を始めとした人達に利用価値は
あるし、ひの効果も大きいかもしれない。

僕の場合は差別化が目的ではなく、家族や自分に万が一の状況が
起きても準備万端と、会員さん達が日々安心して過ごせれば良い
だけのことだし、あんしんサポートとしては、各家庭毎に葬儀の
内容が事前に分かっているメリットは非常に大きい。

今回の著書は書けば間違いなく使える内容ではあるけど、サラッ
と読める本になるかなぁ・・・成らんよな・・・って感じです。

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