今日の前橋は冬に戻って空っ風?って感じ他県の人なら驚くほどの
強い風ですし、昨日は冷たい雨・・・それでも桜は頑張ってます。
今週末が今年の桜は最後です。 

入院している家族で外出できる人や、余命わずかな家族がいる人は、
担当医に無理を言っても、花見に連れて行くと良いかもしれない。
桜が咲いてから春の陽気と呼べる日は極端に少ない今年です。

昨日は火葬が済むと、一旦事務所に戻り納骨の準備と雨具を持って
高崎市の霊園に向かいました。 約1時間の道のりの途中でコーヒ
ーを買って飲みながらの移動、雨がやんでくれる事を願いましたが、
願い届かず・・・どしゃぶり・・・

家族はタクシーで管理事務所に来る事になっているから、まず墓を
確認し、傘を差して墓誌をタオルで拭き、感熱ロール紙と色鉛筆で
拓本を採ってから、カロートのフタを開けると、カロート内に雨が
入らないよう傘を差して事務所前の駐車場で待機・・・
雨で身体が濡れて寒い・・・暖房効かせて暫し待つとタクシー到着、
骨壺だけ預かり、家族は納骨申請に、我々は納骨に向かう。

納骨しフタを閉じると、事務所前の駐車場に戻って家族を待ちます。
10分ほど待ち家族を乗せ墓所に行き、家族は花と線香を供えます。
すぐに車に戻り自宅のある高崎市内まで送って本日の予定完了。

雨の日は事前相談に来る人もないし、逝去の一報が無ければ比較的
のんびりできるのが雨の日ですから、前橋に戻る途中昼食を済ませ
予定通りカラオケに行きました。
以前はシダックスでしたが、今はバンバンに替わっています。
フリータイムですから午後8時まで歌い放題です。

珍しく時間一杯まで歌いました。
途中いつものように『遠くへ行きたい』を歌います。
僕の父親の容貌がジェリー藤尾さんによく似ていたのです。

知らいない街を 歩いてみたい~♪ どこか遠くへ行きたい♪

歌っていると僕の脳裏には、蒸発する前38才の父親の顔が浮かんで
くる・・・パブロフの犬現象というか、、条件反射ですね。

前回、今なら満開の桜を見たら故人を思い出してと伝えると良いと
書きましたが、僕が父親を思い出すのは『歌』であるように個々に
色々なことがあるんじゃないかと思う。
家族を亡くした人には、そんな話をしてあげるのも良い・・・
故人に縛られるのは決して良い事じゃないけど、時々思い出しては
故人を偲べる心のゆとりくらいは持って欲しいと思う。

僕の場合は・・・
『遠くへ行きたい』を歌いながら父親の顔を思い出すと、そこから
芋づるのように『祖母』『祖父』『母』『姉』そして『叔父叔母』
までが次々と思い出されます。 不思議なのは全員が笑顔です。
そして僕の心は、ほんわかとして懐かしさと温かさのある哀愁って
感じの、何とも言えない気持ちになります。



両親、祖父母を思い出す度、我がままな僕を見守り、育ててくれた
人達への感謝と、自分も親として出来る限りの愛情を持って子供に
接していこうと意を新たにさせてくれます。

先日夜中、美空ひばりさんの映像を交えて、森昌子さんと司会者の
トークをしていましたが、美空ひばりさん、石原裕次郎さんともに
52才で人生を終えておられます。
だけど芸能の仕事をしておられた方々は、映像と音声が残っている
から30年の時が経っても、忘れられることなく見て貰えます。

しかし僕の父母、祖父母はあっても写真程度、きっと多くの家族は
同じようなものだろうと思う。 昔なら仕方ない・・・って思った
だろうけど、これだけ簡単に動画が残せる時代なのですから、これ
からでも父母、祖父母の動画と肉声を残しておくべきだと思う。

人生に迷った時、つまづいた時、岐路に立った時・・・
勿論、結婚や新たな人生を歩み始めた時も・・・
動画の中の家族に会うことで、意を新たにし易くなるかも・・・
それと、孫や、ひ孫にも祖父母、曾祖父母を見せてあげられるなぁ、
そんな事をフッと思ったカラオケ三昧の時間・・・
ゼロコーラ飲み過ぎて、お腹はタプタプでしたが、みなさんも両親や

祖父母、お世話になった方々を思い出してみてください。

何とも言えない温かい気持ちになれますよ。


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