『My way』我が道、俺流生き方とでも訳せば良いでしょうか。
歌は有名で日本では布施明がカバーしてたけど、オリジナルはフラ
ンクシナトラの世界的大ヒット曲です。
世界中で最もカバーされている曲のひとつだと思う。

確か中学3年か、高校1年で聞いた曲だと思う・・・
稼業の倒産後だったからか、曲の良さだけでなく、曲名にも惹かれ
ポールアンカの書いた英語版に共感したのを思い出します。

気が向いたら日本語のマイウェイでなく、オリジナルのフランス語
でもなく、英語版の文面を見られると良いですよ。
フランス語版、日本語版と比較すると、面白いほど違ってます。

坊ちゃんで育ち、突然の倒産で家族は離散、そして何も無くなった
我が人生に対し、子供ながらに我が道を歩むと考えたのでしょう。

あれから50年近くの時が流れ、ようやくMy wayの歌詞が理解も
納得もできる年齢に近づいたようです。

その時、その時、自分なりに精一杯生きてきたけど、小さな後悔は
あるし、厚い壁に跳ね返された事もあるし、挫折も経験してきた。
それでも前を向いて歩き続けて今がある・・・
そして今、人生最後の道を開拓しながら歩き続けている気がします。



『それは商売ですか?と聞かれたら』
いいえ、商売と呼ぶには薄利過ぎるし、肉体的リスクも大きい

『では奉仕ですか?と問われたら』
いいえ、生業としているのは事実だから、単に奉仕ではない

『なら一体何をしているのですか?と尋ねられたら』
365日、24時間、活動する為に必要な利益は得ながら行う支援活動

今は同級生も僕の仕事を知ってる人が増えたけど、学生時代の僕し
か知らない人が聞いたら「はぁ?」って聞き直すんじゃないかな。
自分でも自分の本質を悟ったのは最近のことだもんね。

我が本質とは・・・
『してあげた事を喜んでくれる姿を見ると嬉しくなる』
こうして書いてみると、どう考えてもお利口じゃねぇな、とは思う
けど損だと思った事は無いから良いんじねぇ・・・って感じです。

問題はここからです。
自分の中にある本質を知り、それを表に出して初めて天職と思える
仕事に出会えるのかも・・って事です。

著書やブログを読んでくれた方は分かるでしょうが、今の仕事には
偶然が重なって・・・みたいな書き方をしてきました。
あながち間違ってもいませんが、ただの偶然だと思っている訳では
なく、必然があっての偶然というのが本音です。

その一例をいくつか書き出してみます。
・父親逝去の一報後、看取ってくれた女性に会いにいきました。
・千明に言いたい事を言い、千明が仕事が出来なくなったと分れば
 食えるだけの仕事を生み出してあげたいと動く
・葬儀無縁の世界で生きてきたから葬儀社、寺に話しを聞きに伺う
・葬儀経験者に会って本音を聞きまくる(110名)
書き出せば、まだまだいくらでも書けるほどあります。
この迅速な言動の全てが必然へと繋がり、偶然へと繋がったと思う。

これが中にあるものを表に出した例です。

すると、称賛もあれば、中傷もあるし、妨害さえあります。
また現状の中では。理想とかけ離れた現実が浮き彫りになります。
霊感商法としか思えない発言、業者の利益主導葬儀の実態、時には
行政への苦言も必要となる。 ようするに敵を作る結果となりますが、

我が向かう道、My wayを目指すには避けられません。


それでも我が想いに間違いはないと確信するなら、訴え続けるしか
方法はありません。 また理念にそぐわない依頼は拒否することも
辞さない覚悟があって、初めて明確な道筋が見えてくるものです。

商売として考えれば、決して利口ではありません。
わざわざ敵を作り、悪評を恐れず、ひたすら弱者目線で走り続ける。

でもこれが『My way』なのです。
薄利とは量販しなければ成立しない商法です。しかし我々の仕事は
量販できる仕事ではありませんし、雑な仕事もできません。
結局、自分の身体を泣かし、無理をして成立させている現実です。
いつか身体が壊れて終わるかもしれない・・・
そんな時が来たとしても、我が人生を精一杯謳歌しながら、楽しみ
ながら、生きられたと思える今を過ごしたい・・・

例え1人でも『あんしんサポートがあって、武井という人間がいて
良かった、有難いと記憶に残ってくれたらそれで良い。 できれば
その人が、たった1人で良いから、他人から有難いと思われる事を
引き継いでくれたら尚良し・・・です』

人生50年を過ぎてから『My way』に目覚めて9年間、いまでは
永続を願う人達も沢山でき、我々の身体を心配してくれる会員さん
達も増え、入会は相変わらず増え続けている。

だから今は、長く続けられる方法を最優先するよう、頭の中を切り
替えている真っ最中です。 身体はジジイになっても頭の中を切り
替えるのは大変です。 僕みたいに癖のある人間は尚更かも・・・

・日本で一番安いと言われる料金体系を変える事なく
・少しでも長く続けられる事、少しでも長く現場にいられる事
・出来れば最後の時まで現役でいられたら・・・とも思う

そう考えると、僕は実に幸せな奴だって思うし、一点の曇りもない
なんて言えれば恰好良いんだけど、残念ながらずっと引っ掛かって
いることがあります。 それは奥さんのこと・・・

仕事、仕事で生きてきた人生に付き合わされた彼女は、私の人生は
なんだったの? って言われても二の句が出ません。 反論もでき
ません。 申し訳ない・・・と、ありがとう・・・だけです。

この部分だけは我が命あるうちに、なにかひとつでもしてあげたい。
ゆっくり海外旅行にでも連れてってあげたいと思うのが本音です。

さぁ、あなたは悔いの無い『My way』を過ごしていますか?
20代でも、60代でも、80代でも・・年齢は関係ありません。
『これぞ我が人生』『My way』と思える日々を過ごしませんか!?

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