昨日は冷たい雨の中での納骨でしたが、家族も大変だけど雨の中で
傘もささずにいると身体が冷えてきます。 ってことは今日は晴れ
ですから花粉が非常に多いって事だから、室内での仕事中心です。

花粉と言えば雨の翌日は花粉が多い理由を知ってますか?
花粉は濡れて乾くと散弾銃のように小さく破裂するからです。
雨上がりは上からだけでなく、下からも花粉攻撃があるんですね。
群馬のように車の移動が普通なら問題ありませんが、歩いて通勤や
学生は歩道の真ん中を歩いたほうが、花粉を舞い上げずに良いかも。

前回ブログでは序章とも言える『施行組織の在り方』について書き
始めたところで終了しました。
でも葬儀施行を増やし繁閑差を無くす為の施策と何処がどう繋がる
のかまで書いていませんから、その辺りから始めます。

端的に言うと、施行携わる全員が責任ある仕事をする事で、家族を
始めとした親族、会葬者の方々から好感を得られ易いって事です。
本日のテーマにあてはめると・・・

『いつ』葬儀の時
『誰が』施行に携わ個々の全員が
『誰に』家族親族、会葬者に対し
『何をすれば』責任と権限をもち、ハツラツと仕事をする
『どんな効果』好感をもたれる・・・ といった感じです。
個々の持ち場を責任もって行える体制を組む、その理由が『葬儀施
行を増やし繁閑差を無くす為の施策』のひとつです。

ただ今回の話題に関しては流れの中で自然にというか、全て計算が
成されていた訳でなく、結果的に・・・という部分が出てくる可能
性があるような気がするから、一部分ですが後だしジャンケン的な
ブログになる可能性もあると思ってください。

書き始めてみると、今回だけじゃ書ききれない気がしてきた・・・
けど、考えるより書き始めたほうが早いから、書きまーす。

まずは業界の、あるある良し悪しを明確にします。

『問題点・課題点』
①人の死は神のみぞ知り、いつ葬儀依頼が入るか全く予想できない
②死を扱う仕事だけに、広告宣伝がし難い
③職業への偏見も多く、僕自身も忌み嫌ってきた仕事
④遺体相手の仕事で、生理的に視覚、嗅覚、触覚的に辛い事もある
⑤安置室を備えた時点で地域住民から出店を拒まれやすい

『最高の利点』
1 利用者の知識が乏しく、やりたい放題と思えるほど利益を出せる

生理的な問題、家族等の反対など、人によっては色々あるかもしれ
ませんが、大枠ではこんなところでしょうか。

最大の課題は『①』であり、最高の利点は『1』なのです。

最高の利点を優先するか、最大の課題克服を優先するかで葬儀社の
体質は真逆になるはずです。

利点優先なら『利益は最大限取って暇に備える葬儀社です』
課題克服なら『施行数を増やした利益で暇を乗り切る葬儀社です』

圧倒的多数は利点優先の簡単な商売をする葬儀社、時代の流れさえ
良ければ誰がやっても儲かる商売ではありますが、永続的な繁盛は
難しく真綿で自分の首を絞め続ける商売です。

多分こんな風に言っても理解できない経営者のほうが多いはずです。
自分のことは分からない人のほうが多いからで、だからいつも例え
話しを書くようにしているのですが、一面では自分への戒めで書い
ている部分もあります。 

・・・で、今回の例え話しは『石屋』さんです。
葬儀社とは近しい部分にあるから分かり易いと思います。
石屋さんは1回きりの商売が基本です。 それは子沢山時代だから
通用した商売であり、以前書いたマズローの欲求では3番目にある
みんなと同じが良いと思う、仲間意識の強い時代には通用します。
しかし現在のように個々が自己実現の欲求をする時代に入ると墓の
在り方、考え方も多様化するから、過去の墓の需要は減ります。

更に少子化が続いた段階で、墓守不在の時代が来るのが分かってた
にも係わらず、デザインがどうの、石の輸入国を変更し原価下げを
行う等だけに固守し、根本的な部分の改善はしませんでした。

もっと言えば寺に依存してきた石屋さんのほうが大変でしょう。
檀家が減り寺自身の経営さえ危ぶまれる時代なのですから・・・

1回の施工で多くの利益を得るのでなく、同じ家族で何度も利益が
生み出せる商法を考えれば良いだけのことです。
こうして書きながらでも、いくつかの方法は思いつくほどあります。
決して難しい事ではないように思える。 
難しいのは事業形態の変更でなく、自分の心を変える事でしょう。

如何でしょうか、別の業種なら理解できませんか?
そうそう、こんな風に言うと中には「昔ながらの方法で今でも繁盛
している石屋がある」なんて言う人は必ずいますが、こっちが例外
なのと、きつい言い方ですが「なら貴方の商売は順調にいってるん
ですか? それができる能力もってたら繁盛しているはずです」と
答えるしかありません。 潰れるのは自分の勝手ですからね。

こんな例えを毎回のようにするから話しが進まない。(-_-;)
だけどなぁ、後を引き継ぐ人達に対し、正確に伝わらなきゃ書いた
意味ねぇし・・・とボヤいても始まりませんから続けます。
だから今回は本論に進む前の段階を、もう少し詳しく書きます。



商売の基本は『客数絶対主義』だと思っています。
時代の流れで流行りすたりはありますし、流行れば真似されたりも
するから継続させるのは、色んな意味で至難の業なんだと思います。
コカコーラ、セブンイレブン、ヤマダ電機、等々は客数絶対主義を
基調としてるのは誰でも分かるとおりです。

でも、ヴィトン、シャネル、帝国ホテルは違うよ、なんて言う人は
いるでしょうが、ブランドとして認めて貰えるのは極々少数です。
それと販売店でなく、メーカー的存在でなければ成立しません。
葬儀社はヤマダ電機とヴィトン、どちらに近いですか?
僕のように凡人でなく、自分の中に天才的な能力がある方は別です。

さて次回は『葬儀施行を増やし繁閑差を無くす』ことを目的として、
我が商売は『客数絶対主義』と考える僕がとった手法です。


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