今日は春分の日、朝と夜の長さが同じで、仏教でも日本独特の日が
彼岸であり、その中日が20日『暑さ寒さも彼岸まで・・・』その
通りだなぁ、春の日差しを感じ乍ら永代供養墓『あんしん一樹の陰』
まで納骨に行ってきました。
墓所に到着すると、何人かは墓参りの人達も見られました。
一樹の陰に到着すると写真のように花と飲み物がいっぱいです。
上の一対は花立てですが、他は全て焼酎のボトルを切ったものとか、
寺が見兼ねて挿してくれた花瓶でした。
さすがにいつもより花は多いけど、いつ行っても新しい花が飾って
あるのが、あんしん一樹の陰なのです・・・
「どうすっかなぁ、、花立て買ってきて並べるかなぁ」
「並べる?」
「うん、どうせなら1個、2個じゃくなてずらっとね」
そう言うと、以前に一度花立を安く買ったことのある石屋さんへと
向かいますが、石屋さんまでは順調に走れても40分以上はかかり、
ちょっと間違えば1時間は覚悟です。
ナビと野生の感を働かせ、渋滞を回避しながら走ること40分程で
目的の石屋さんに到着、ちょうど社長がいて、笑いながらの交渉を
した結果、15cm角で高さ20cmほどの黒御影花立8個、長さが
倍ほどの花立て石2個、ステンレスの花入れ(大)10個で最初の
言い値が5万円から始まり、最終的には税込2万円で買いました。
車に積んで貰い、来た道を戻って永代供養墓まで運び、水を入れて
花を挿しかえたのが下の写真です。 上に2か所、下に10か所の
花立てになったから、花を持ってくる家族は喜んでくれるでしょう。
さて、本日のテーマ、葬儀施行を増やし繁閑差を無くす為の施策の
前置きが長くなってしまいました。
書ききれなかったら短文に抑えるか、2回に分けて書くかですね。
葬儀社に限りませんが、商売によって繁閑差のある業種はいくつも
ありますが、何か対策はしていますか?
僕らが立ち上がった10年前、大手葬儀社のみが大金を掛けた広告
宣伝の数々をしていましたが、他業種で生きてきた僕は、傍で見て
いるだけでしたが、どう考えても費用対効果は低いだろうと思えた
から、当時大手葬儀社に勤務していた千明にも確認しました。
すると「人集めが大変なんで、お願いして来て貰うんです」との事
歌手や芸人を呼んで、高額な経費を掛け、無理矢理人を集めておき、
その費用は葬儀をした家族から回収する・・・
理解も出来なかったし、腹立たしくもあったし、どこか滑稽にさえ
思いましたが、小さな葬儀社は何もせず、大手の悪口を言い、利用
した家族の悪口まで言ってる始末・・・何もせずグズグズ言ってる
だけの人間は大嫌いですから、こりゃ駄目だと思ったし、こんな人
たちと付き合ってたら、いつか自分も染まっちゃうかもしれない。
葬儀屋の友人は要らないと思ったのも、この頃だったと思う。
当時客観的に葬儀屋の経営者と話したり見ていると、正直なところ
『変な人が多い業界』だと思った。 葬儀屋の社長でまともな人の
ほうが少ないとさえ感じたほどです。
また体質的にも変だと感じた。
返礼品屋さん、花屋さん、とにかく業者さんには何でもさせるのが
葬儀屋の常識?と思えるほどでした。
返礼品屋さんが駐車場の整理をするのは当然、何屋さんでも手伝う
のは当たり前、社長は来て文句は言うけど仕事はせず・・・
一般社会では非常識が、葬儀業界の常識のように感じた。
だけど、それは間違っているとも思ってたから、当初葬儀の施行を
依頼してた葬儀社の人は、何から何までくちを出そうとしたので、
花は花屋さん、返礼品は贈答屋さん、各々任せてあるんから自分の
仕事だけをしっかりやってくれたら良いと抑えたこともあります。
例えば、予想より会葬者が多いかもしれないと思った時、全責任が
無ければ追加するにも確認をとることになる。
それが5分遅れたら、一般焼香を終わって帰る時に、引換券と交換
する香典返しが間に合わない事もあり得る・・・だから責任もって
自分で判断して追加する、しないを決めて行動して貰う。
間に合って当然、間に合わなければ僕に怒られる事になる。
会葬礼状だけは印刷するから、判断ミスで大量に余る事があるかも
しれませんが、そんな時があれば損失割合を決めて対処すれば良い
だけの事だと話しておきました。 でも一度も大量余りは無かった。
『葬儀施行を増やし繁閑差を無くす為の施策』の第一として、まず
一緒に仕事をする互いを仲間であると思えること。
普段は各自、各持ち場の責任を持って行い、例外的に忙しいときは、
互いに助け合える関係を作り、各現場判断に迷った時は僕の指示を
仰ぐという流れを作ることでした。
以前ホテルの婚礼美粧の仕事をしてた当時、一日に9件、10件もの
結婚式をしていると、婚礼パートさんが違う人のブーケを渡したり
成人式に違う人の帯を締めたりと、色々ありましたが、そのお陰で
判断の速さには定評があります。
仕事をする内部がしっかりすれば、施行時のミスは激減します。
この辺りは依頼数の少ない頃から始めたから、施行時に一緒に動く
人達は抵抗なく始まりましたが、棺を卸す業者さんなどは、滅多に
注文しない葬儀屋が何か言っても初めは強気でした。
施行数に比例して腰が低くなっていきました。
内部固めの方向性が決まれば、いよいよ本題を考える事になります。
前回ブログ同様、キーワードを羅列、単独、複合など考えられる事、
改善策、解決策、目標などを明確にし、ひとつひとつ地道に続けて
いくしかないと考え実践し続けました。
この先は改めて考えた訳ではありませんが、文字にするとしたら、
『いつ』『誰が』『誰に』『何をすれば』『どんな効果』が出ると
考えられ、期待できるか・・・は神のみぞ知るでした。
次回『いつ』『誰が』『誰に』『何をすれば』『どんな効果』です。
誰もが終幕後の費用を心配することなく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えていたか嘘のつけない自分日誌でもあります