2月に入って山間部は雪が降った為、暫く散骨できませんでした。
もっとも、この間は雪が無くても行ける余裕も無かったけど・・・

数日前、現地から雪が解けたと知らせが入っていたのと、昨日午後
新しい粉骨機が届き、夜になって千明が粉骨していました。

毎回違う機械ですが散骨機は3台目になり、今回の機械は20数万
とか言ってましたが、今までで一番早くて、細かくなるそうです。
サラッサラの粉になるのにわずか10秒なんだって。
関東は全骨拾骨の7寸骨壺ですから、一人の焼骨を粉骨するのには
3回~5回に分けて行い1回が10秒で済むと言ってました。 

昨夜7名分を粉骨してましたが、今までなら4時間ほど掛かってた
のが1時間半で済んだと喜んでいました。
粉骨時間は超短縮できたようですが、棺の留め具、虫歯埋め金属、
インプラント等を取り除くのが大変です。

火葬直後ならそのまま粉骨できますが、暫く手元保管したり、墓に
埋葬してあった焼骨は完全乾燥させるのに時間が掛かります。

散骨機を床に置いて作業する為、腰が痛くなったからと、昨夜は日
帰り温泉に行き、マッサージもしてきたようです。

今朝は出勤渋滞を避け、12体の粉骨を持ち午前10時出発・・・
出発から1時間ほどすると、周囲に雪が残っています。
おぃおぃ、、大丈夫かな・・・ さらに進むと・・・
途中の道路わきにある田んぼ? 畑?は一面真っ白・・・あらら

ところが散骨場近くまで行くと雪が少ない・・・ あれ??
散骨場下に車を停め10体入ったリュックを背負う・・重たい・・
あとの2体は千明が手提げ袋に入れて持ちます。

毛糸の帽子、マスク2枚で完全防備の花粉対策をし狭い山道を歩く
マスクを2枚しているせいか、息が苦しい・・・ 年のせいか!?
それでも何とか頑張って登り散骨場近くまで行くと、一面雪か!?
と思いながらも散骨場まで歩を進めると、散骨場の左側は雪が無い
ホッ・・・良かった。 これなら全員の散骨ができる。

散骨場の一番下から、一人、又一人と散骨、花と線香を供えながら
12名の散骨が済むと一番上のほうまで登っていました。
そこから線香を一本、一本外して火を消しながら下まで戻る・・・

先月から来られなかった散骨も、ようやく済ませられました。
永代供養墓に納骨される方は、数日前の合間に行ってきました。

葬儀の合間を縫って、どんな事があっても彼岸までには散骨をして
永代供養墓への納骨も済ませなければと思っていましたが、いつも
より残雪が多く、気温が上がらないと雪が解けず、散骨場まで行け
ません。 それだけに・・・ホッです。

今月は毎週土日は法要が入っている月です。
温かくなれば葬儀も減ってくれるでしょうから、少し休めれば僕の
体調も戻ってくれる・・・そんな弥生月になって欲しいものです。

明日は息子が休日を利用し墓誌彫りしてくれる予定ですが、墓誌を
動かすのを手伝わないとです。

葬儀だけじゃなく、散骨、納骨、墓誌彫り、法要などなど毎月毎月
休むことなく、よく働くもんだと我ながら感心します。
昔から仕事だけはキッチリやる奴ではありましたが、普通に考えて
60才超えたら仕事量は減らすだろ!? ってゆーかさ体力的にも
減らさなきゃ身体がもたないっすよね。
だけど仕事量だけは増え続けてるのが少々気がかりです。

体力と気力がいつまでもつか・・・ですかね。
その前に『カリスマ納棺師のしゃべり』を伝授しておかねば。
けど、誰でもが出来る訳でもなく・・・ なんて事を考えてたら、
そうだ動画にして保存しておけば良いかもと思いました。

1時間以上録画できる機材が無いけど、動画と録音がされていれば
いつか使える時がきそうですね。

皆さんも面倒がらずに、写真や動画と録音は可能な限りしておいた
ほうが良いですよ。 納棺師のように後で使う目的ばかりではなく
その時、その時の自分や家族を残しておく事で、今は亡きタレント
さんが元気な姿で映るYOUTubeのようになります。

後に残った家族達が、逢いたいと思えばいつでも逢える。
映っている人は、いつまでも家族の心に鮮明に残る。

後に残る家族が必要なら映すでしょうし、不要なら映さないけど、
映像でも良いから逢いたいと思った時、いつでも逢える準備だけは
家族の一人、一人を映像で毎年残しておく・・・
そんな我が家の習慣・・・あっても良いかなって思う。


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